平成21年3月
1.柴山昌彦外務大臣政務官は、3月10日(火曜日)から3月12日(木曜日)まで、クウェートを訪問しました。
2.11日午前は、「イスラム世界との文明間対話セミナー」第7回クウェート会合に出席し、開会式で日本側代表としてスピーチを行ったほか、来場のワクフ(寄進財産)・イスラム省の大臣や次官等と立ち話を行いました。特に、文明間対話開会セッションにおいては、柴山政務官から、環境問題における日本とイスラム世界の相互理解及び協力の重要性につき強調しました。
3.開会式終了後、セミナー会場にて、シェイカ・アムサール・クウェート・ボランティア協会創設者兼会長(首長妹)と会談を行い、青年や女性交流等の具体的な協力関係の重要性等について認識が一致しました。
4.このほか、ワクフ・イスラム省主催の昼食会及び武藤正敏駐クウェート日本国大使主催夕食レセプションの場では、ワクフ・イスラム省次官他との間で日・クウェート及び日・イスラム間の様々な分野における対話促進に向け幅広い意見交換を行いました。
(参考)「イスラム世界との文明間対話セミナー」について
2001年1月、河野外務大臣(当時)が湾岸諸国を訪問した際に提唱した「湾岸諸国との重層的関係に向けた新構想」の柱のひとつとして、イスラムとの対話の促進が盛り込まれている。本セミナーは、右のフォローアップとして開始したものであり、我が国の有識者とイスラム世界の有識者が自由な個人の立場から意見交換を行うもの。2002年から2008年までに日本及び中東イスラム諸国において計6回の会合が開催され、今回は7回目となる。