本27日（火曜日）午後3時10分頃から約30分間，中野譲外務大臣政務官は，訪日中のポラメティ・タイ国家経済社会開発庁（NESDB）副長官の表敬を受けました。概要は以下のとおりです。
1.中野政務官からは，東日本大震災に対するタイからの支援に対し謝意を表明すると同時に，着実に復興している日本の現状を一人でも多くのタイ人に伝えて欲しい旨要請しました。これに対し，ポラメティ副長官からは，今回日本で見聞したことを，帰国後多くのタイ人と共有したい，10月はタイの学校が休みとなるところ，多くのタイ人観光客が訪日するだろうとの応答がありました。
2.中野政務官から，タイにおける新政権誕生に対し祝意を表明しつつ，新政権の政策について照会したところ，ポラメティ副長官からは，新政権は外交面では近隣諸国との関係強化を重視し，カンボジアとの関係も改善が図られている旨述べるとともに，ASEAN共同体誕生に向けたタイ国内の委員会（委員長:インラック首相）の事務局機能をNESDBが担うことになった旨，また，ASEANの連結性向上も重要な課題である旨説明がありました。
3.また，中野政務官からの質問に答える形でポラメティ副長官からは，最低賃金300バーツへの引き上げやインフレ対策等タイ新政権の経済政策について説明がありました。