外務本省

御法川外務大臣政務官とジェイソン・クレア豪日友好議連会長との意見交換(概要)

平成20年10月

(写真)


 9月30日(火曜日)18時30分より2時間半強にわたり、御法川外務大臣政務官は、外務省の招待により来日中のジェイソン・クレア豪日友好議連会長(豪州連邦下院議員)と夕食を共にしつつ意見交換を行った。主要点以下のとおり。

1.全般

(1)クレア会長より、今次招待に対する謝意を示すとともに、日本は豪州にとってアジア大洋州地域における重要なパートナーであり、豪日友好議連の会長として、今後、日豪関係の強化のため尽力したい旨述べた。また、今次訪日で広島を訪問し、広島県知事・広島市長との懇談及び広島平和記念資料館等視察を通じて、核不拡散の取組における日本の役割に感銘を受けた旨述べた。

(2)御法川政務官より、来日を歓迎し、アジア大洋州地域における日豪の連携が重要であることを強調しつつ、クレア会長の求めに応じ、最近の中国との関係を含む我が国のアジア外交や、政務官のアフリカ訪問を通じた我が国のアフリカ外交等について適宜説明した。

(3)これに対し、クレア会長より、御法川政務官からの照会に応える形で、豪州にとっての近隣諸国との関係、とりわけ、東ティモールやニュージーランドとの関係についての見方を示した。

2.異文化理解

 クレア会長より、京都訪問の印象を含め、初めて訪れた日本社会全般に対する印象、豪州との違いにつき述べた上で、自分の出身地であるシドニー近郊は、アジア系移民を中心とした多民族社会であり、そういった背景が異なる文化の理解に役立った旨述べた。御法川政務官より、自身の留学経験や日本社会における外国人との共生につき適宜説明の上、両者は、多民族の共生のためには多文化理解が重要であるとの点で一致した。

3.その他

 両者は、日豪両国の政党政治や選挙制度についても活発な意見交換を行った。

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