平成20年11月21日
11月17日(月曜日)及び18日(火曜日)、御法川外務大臣政務官は第11回アフリカ・パートナーシップ・フォーラム(APF)に出席するためエチオピアを訪問し、同会議の出席に加え、メレス・エチオピア首相との会談、ムウェンチャAU副委員長との会談、プランピー・ナッツ工場の視察等を行った。その概要は以下のとおり。
17日、午後2時からエチオピアの首都アディスアベバに所在するアフリカ連合(AU)内会議場で第11回APFが開催され、我が国政府を代表して御法川外務大臣政務官が出席した。会合にはG8、OECDの主要ドナー国、アフリカ約20カ国、地域機関、国際機関等から総勢150名を越える出席者が参加した。ムウェンチャAU副委員長による基調講演のあと、御法川外務大臣政務官より開会の挨拶を行った。挨拶の中で、本年、アフリカが国際社会において大きな注目を集めたことに触れながら、TICADⅣをはじめとする我が国の取組を紹介した。また金融危機がアフリカ開発に与える影響が懸念される中、ドナー諸国が約束した支援を着実に実施することの重要性を訴えかけた。さらに18日午後に行われた第3セッション(議題:「アフリカにおける炭素市場」)においては議長を務めた。
第11回アフリカ・パートナーシップ・フォーラム
(於:アディスアベバ)
御法川政務官はアディスアベバ訪問の機会を利用して18日午前、メレス・エチオピア首相との会談を行った。会談では良好な日エチオピア関係を改めて確認すると共に、ソマリア情勢、ソマリア沖海賊問題等、周辺国情勢について率直な意見交換を行った。
18日午後、御法川政務官はアディスアベバに所在するAU本部を訪問し、ムウェンチャAU副委員長と会談を行った。同会談においてはソマリア情勢、ソマリア沖海賊問題、コンゴ民主共和国東部情勢、スーダン情勢等につき率直な意見交換が行われた。
メレス・エチオピア首相との会談(18日)
ムウェンチャAU副委員長との会談(18日)
17日午後、御法川政務官はUNICEFが推進しているプランピー・ナッツ(栄養失調予防食品)工場を視察した他、18日昼には現地で活躍する邦人(国際機関職員、日本企業職員、JICA現地事務所職員及び青年海外協力隊等)との意見交換を行い、今後の一層の活躍を願って関係者を激励した。
UNICEFが推進しているプランピー・ナッツ
(栄養失調予防食品)製造工場視察(17日)