(イ)出席者
岡村正東芝会長(BDRT日本側議長)
ジャコブズUCB代表(BDRT EU側議長)
トゥーマン・ドイツ産業連盟(BDI)会長
松島みどり外務大臣政務官
ボームガールデン独外務省副大臣
他約100名。
(ロ)松島政務官スピーチ概要
- 本会合が、安倍総理、メルケル首相、バローゾ欧州委員長が参加する日・EU定期首脳協議に向けて、日・EUのビジネス界が一致して提言書を採択することは、大変意味のあること。
- 日EU間において重要な課題について三点申し上げたい。まず一点目は、気候変動問題。気候変動については、5月下旬、安倍総理は、「美しい星へのいざない」というタイトルで、スピーチを行い、2050年に世界の温室効果ガスの排出量を半減させるという目標を掲げた。米、中、印をはじめ、幅広い国を巻き込んで排出量の削減を行っていくことが必要。
- 二点目は、知的財産権保護。日本では厳しい罰則規定を持つ新しい法律ができた。知的財産権保護については、日EUの協力を強化すべき。その際に産業界の協力が必要。また、特許については、米国が先願主義に移行しつつあるこのときを捉え、日EUが歩みより、米国が枠組みに参加できるように日EUで協力していきたい。
- 三点目は、貿易・投資。EUの原加盟国との間では、しっかりした枠組みがあるが、投資を促進するために新規加盟国との間でもルールが同じでなくてはならない。安全・公平な投資ルールを日EUで作ることが必要。特に滞在労働許可の問題が重要。この点に関し、企業内移転に関する新EU指令が策定されつつあることを評価。