菊田真紀子外務大臣政務官は,10月27日(水曜日)から30日(土曜日),約700名の日本青年上海万博訪問団の団長として,上海を訪問しました。
1.主な会談・日程等
- 10月27日(水曜日)
- ニューヨーク発香港経由上海着
- 10月28日(木曜日)
- 上海万博視察
盧雍政(ろようせい)・中華全国青年連合会副主席との会談
中華全国青年連合会主催歓迎レセプション - 10月29日(金曜日)
- 上海発東京羽田着
2.経緯
本件訪中団は,本年5月の温家宝総理来日の際に同総理からなされた日本青年の招待を受けて派遣されたもの。両首脳間の合意に基づき,10月27日~30日まで,大学生,地方公共団体,日中友好団体からなる青年677名が参加しました。
3.成果
(1)日中の青年同士の交流
日中関係が難しい局面に直面している中での訪問でしたが,日本青年約700名は上海万博に非常に感銘を受けた様子であり,また熱心に中国の青年と交流していました。将来の日中関係を担う日中の青年同士が直接交流することは,中・長期的に安定した日中関係を構築する上で極めて重要です。
(2)菊田政務官と盧雍政(ろようせい)・中華全国青年連合会副主席との会談
50分にわたり和やかな雰囲気の中で行われました。菊田政務官より,全青連のこれまでの日中両国の友好・親善への貢献に感謝するとともに,若い世代が両国の交流のために知恵をしぼり,汗を流していくことが重要である旨の発言がありました。盧主席より,両国の4000人規模の交流は2011年度で終了するが,日中関係を将来にわたって良好に発展させていく上でも,両国間における青少年交流の事業化・定期化につき,その方法を探る必要があるとの前向きなコメントがありました。双方は,日中関係は難しい局面を迎えているが,互いに大局に立って日中関係を前向きに進めていく必要があることについて意見が一致しました。