3月1日(月曜日)午後、アフリカ開発会議(TICAD)共催者(国連、UNDP、世銀)が西村智奈美外務大臣政務官を表敬したところ、概要は以下のとおりです。
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西村政務官より、各共催者のTICADプロセスへの協力に謝意を表明した後、日本政府は、鳩山政権発足以降、特にMDGs達成に力を入れている、5月のタンザニアにおける第2回TICAD閣僚級フォローアップ会合の成功に向け、しっかりと取り組んでいきたい旨述べました。
また、世界的な不況に回復のきざしが見える中、日本政府としても、アフリカ経済がこの流れに乗って本格的な回復に向かい、「希望のアフリカ」となるよう、国際社会と協調しつつ取り組んでいきたい旨述べました。 - これに対して、共催者からは、アフリカ開発におけるTICADプロセスの重要性が強調されるとともに、日本の対アフリカ支援を高く評価する発言がありました。
- さらに、西村政務官より、アフリカ支援におけるNGOの役割の重要性につき言及したところ、共催者からも同様の認識が示されるとともに、NGOとの協力強化は、TICADプロセスの最も重要な貢献の一つとの発言がありました。
(注)TICAD共催者
TICADは、日本政府が主導し、国連、UNDP、世銀と共催で開催している。3月1日、外務省は、共催者運営委員会を東京にて開催し、5月のタンザニアにおける第2回閣僚級フォローアップ会合に向けたTICAD IVフォローアップの取り進め方等を議論した(議長はアフリカ審議官)。共催者側からは、ヘイフォード国連アフリカ担当特別顧問室部長、カクーUNDPタンザニア常駐代表、ブルース世銀アフリカ局戦略・業務担当局長他が出席した。