平成21年12月
12月20日(日曜日)から23日(水曜日)にかけて、西村智奈美外務大臣政務官がラオスを訪問しました。成果と概要は以下のとおりです。
(1)日本、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ及びベトナムより、合計40名を超える議員、議会関係者及び有識者等が参加。
(2)女性の権利・利益の保護のために女性議員が果たすべき役割、女性への暴力及び人身取引の防止や被害者保護のための日本のODAの活用等について討議。
(3)西村政務官は、冒頭に日メコン交流年の成功を祝う旨の挨拶を行い、また、会議の中で我が国のメコン地域に対するODA政策について発言。
(4)会議終了後、議長国ラオスは、日本・メコン地域諸国女性の権利・利益の保護に向けた各国議員間の協力の強化に関する勧告を発出。
(1)ブアソーン首相表敬
(イ)明年の日ラオス外交関係樹立55周年及び3月上旬のチュンマリー国家主席兼党書記長の訪日の成功に向けて緊密に協力していくことで一致。
(ロ)ブアソーン首相は、日本のODAへの謝意を表明するとともに今後の日本の支援に期待を表明。
(ハ)両国関係を一層増進するため、青少年交流を含む人的交流を拡大していくことで一致。また、ラオスのWTO早期加盟に向けた交渉加速化や森林保全を含む環境保護分野の協力等につき話し合った。
(2)トンルン副首相兼外相との会談
(イ)トンルン副首相は、これまでの日本のODAによる各種支援に謝意を表明。
(ロ)西村政務官は、今回の日メコン女性議員会議を成功に導いたトンルン副首相に敬意を表明。また、双方は明年の日ラオス外交関係樹立55周年及び3月上旬のチュンマリー国家主席兼党書記長の訪日の成功に向けて緊密に協力していくことで一致。
(ハ)この他、北朝鮮や淡水イルカの保護といった課題について話し合うとともに、ラオスにおける投資環境整備に向けた取組の必要性やラオスのWTO早期加盟に向けた交渉加速化等について話し合った。
(3)シタヘン農林大臣との会談
(イ)シタヘン大臣は、日本からのこれまでの漁業分野における支援に謝意を表するとともに、ラオス・カンボジア国境地帯における淡水イルカの保護をめぐる現状やラオス政府の対策につき説明し、日本からの支援を要請。
(ロ)西村政務官は、淡水イルカの保護につき協力の可能性を検討したい旨発言。
(1)日メコン首脳会議での合意を受けて、23日、CLV諸国にある日本センターをTV会議システムでつなぎ、企業家育成に関する共通研修プログラムのキックオフ・ミーティングを実施。
(2)西村政務官は、ラオス日本人材開発センターで行われたキックオフ・ミーティングに出席し、CLV諸国の日本センター長に激励のメッセージを送った。同研修プログラムは、明年初めから正式に開始される予定。