2月27日午後4時から約30分間，鈴木俊一外務副大臣は，訪日中のマリア・ファン・デル・フーフェン国際エネルギー機関（IEA）事務局長と会談を行いました。概要は以下のとおりです。
- ファン・デル・フーフェン事務局長から，鈴木外務副大臣に，IEAが2月26日に東京で発表した「アジアにおける天然ガスの取引ハブの発展」に関するレポートが贈呈されました。鈴木副大臣から，このレポートが天然ガス価格の地域間格差の是正に役立つことを期待する旨述べました。
- 鈴木副大臣から，エネルギー問題へのIEAの国際的な貢献を高く評価しており，我が国としてもIEAの活動に引き続き協力していきたい旨述べました。これに対し，ファン・デル・フーフェン事務局長からは，日本の貢献に対する謝意が表明されました。
- 鈴木副大臣から，IEAが非加盟国との協力を強化していることは重要であると述べたところ，ファン・デル・フーフェン事務局長からは，エネルギー安全保障を確保していくためにも非加盟国である新興国をIEAの活動に取り込んでいくことが重要である旨の発言がありました。
- ファン・デル・フーフェン事務局長から，本年秋にパリで開催されるIEA閣僚理事会への協力要請があったところ，鈴木副大臣からは，我が国としてもその成功のために出来る限り協力していきたい旨応答しました。