外務本省

浅野外務副大臣の東アジア・サミット参加国外相ワーキングランチ出席について

平成19年1月12日
  1. 1月12日(金曜日)、ASEAN関連等外相会議出席のためフィリピンのセブを訪問中の浅野勝人外務副大臣は、12時15分から13時45分まで、東アジア・サミット(EAS)参加国外相ワーキングランチに出席した。
  2. 同ワーキングランチでは、EASの将来の方向性及び主要な地域・国際情勢について、各国外相が意見交換を行った。
  3. 同ワーキングランチにおいて、浅野副大臣は、概要以下の点を表明した。

    (1)日本としては、今回のEASでエネルギー安全保障に焦点を当てることは有益と考えており、安倍総理が具体的協力案件を表明する用意があることを述べた。

    (2)また、エネルギー安全保障以外にも、平和構築や青少年交流といった分野で安倍総理が協力案件を表明する用意があることを述べるとともに、EASにおいて各国首脳が示したイニシアティブを、地域の共通課題に対して具体的成果をあげるためのフォローアップ活動につなげていくことが重要である旨述べた。

    (3)北朝鮮問題に関し、安保理決議の履行等を通じ、北朝鮮に国際的圧力をかけていく必要があること、また、各国と協力して拉致問題を一日も早く解決したいということをあらためて強く訴えた。

  4. これに対し、参加各国の間で、EASにおけるフォローアップ活動の重要性について認識が共有された。また、北朝鮮問題に関して、この問題は東アジア共通の課題であるとの認識が示されるとともに、日本の立場に対する理解と支持が示された。
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