外務本省

浅野外務副大臣の日ASEAN外相会議出席について

平成19年1月11日
  1. 1月11日(木曜日)ASEAN関連等外相会議出席のためフィリピンのセブを訪問中の浅野勝人外務副大臣は、14時から15時30分まで、日ASEAN外相会議に出席した。
  2. 同会議では、浅野外務副大臣とトンルン・ラオス副首相が共同議長を務め、今後の日ASEAN関係強化の方向性及び主要な地域・国際情勢について、各国外相が意見交換を行った。
  3. 同会議において、浅野副大臣は、概要以下の点を表明した。

    (1)日本がASEAN統合を支援していく姿勢を改めて強調するとともに、ASEAN統合支援の一環として、5,200万ドルの新たな協力を実施することを表明した。さらに、「繁栄し安定した東アジアのための戦略的パートナー」として日ASEAN関係を強化するために、今後とも各国外相と積極的に協力していく意向を表明した。

    (2)北朝鮮問題に関し、(i)ASEANを含む各国が、安保理決議の履行等を通じ、北朝鮮に国際的圧力をかけていく必要があること、(ii)また、拉致問題は、国内の人権問題ではなく、他国の主権を侵した国際的な犯罪であり、国際的連携により拉致問題を一日も早く解決したいということを強く訴えた。

  4. これに対し、ASEAN側からは、ASEAN統合支援をはじめとする日本のこれまでの協力に感謝の念が示されるとともに、北朝鮮問題に関しては、日本の立場に対する理解と支持がなされた。
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