安倍総理大臣

平成26年7月1日

 本1日午後3時15分から約15分間,安倍晋三内閣総理大臣は,来日中のレオ・メラメド・シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループ名誉会長の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです(先方同席者:ベティ・メラメド夫人,サラ・ブルームフィールド・アメリカ合衆国ホロコースト記念博物館館長,数原泉CMEグループ駐日代表,日本側同席者:世耕官房副長官,高木国土交通省副大臣,片上外務省経済局長ほか)。

1 冒頭,安倍総理から,メラメド名誉会長の訪日を歓迎するとともに,メラメド名誉会長は「金融先物市場の父」として知られ,米国シカゴにおいて金融先物市場を打ち立てられたと承知している旨述べました。また,安倍総理は,日本の外交官杉原千畝氏による「命のビザ」の発給により,尊い命が救われたことを改めて感じている旨述べました。

2 これに対し,メラメド名誉会長から,自分が成し遂げた全てのことは,杉原氏の行動なくしては不可能であった,杉原氏によって自分を含む6,000人の避難民の命が救われたのであり,それは歴史上最も重要な正義の表れであった旨述べました。

3 続いて,安倍総理から,メラメド名誉会長は敦賀港から日本に上陸されたと聞いている旨述べたところ,メラメド名誉会長から,敦賀港は人道の港であり,敦賀市民による暖かい歓迎に感動した,当時のことはいつまでも忘れない旨述べました。

4 表敬では,このほか,日本の経済政策や先物取引における日米間の協力などについて意見交換が行われました。


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