報道発表

リベリア及びシエラレオネに対する国連世界食糧計画を通じた無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換

平成29年12月7日

  1. 1 12月6日(現地時間同日),イタリア共和国のローマにおいて,我が方片上慶一駐イタリア大使と先方デイビッド・M・ビーズリー国連世界食糧計画(WFP)事務局長(Mr. David M. Beasley,Executive Director, the United Nations World Food Programme)との間で,リベリア及びシエラレオネに対するWFPを通じた食糧援助として,総額5億円の無償資金協力に関する書簡の交換が行われました。

    食糧援助の供与対象国 (カッコ内は供与額)

    (1)リベリア(3億5,000万円)
    (2)シエラレオネ(1億5,000万円)

    2 各国事情

    (1)リベリアは,2014から2015年にかけて流行したエボラ出血熱により,多大な人的・物理的被害に見舞われ,経済成長率は0%(2015年,世界銀行),人間開発指数は188か国中177位(2016年,国連開発計画(UNDP))と未だに厳しい経済・社会状況にあります。また,主食のコメは需要の大半を輸入に頼っており,同国財政を圧迫しています。

    (2)シエラレオネは,2014から2015年にかけて流行したエボラ出血熱の影響による近隣諸国との貿易の停滞等から,食料不足及び食料価格の高騰が発生し,未だに慢性的な食料不足の状況にあります。人間開発指数は188か国中179位(2016年,国連開発計画(UNDP))であり,栄養不良により成長を阻害されている5歳未満児童は全体の約38%を占め,5歳未満児童死亡率は193か国中第5位(2015年,国連児童基金(UNICEF))に位置する等,深刻な食料事情が続いています。

    西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行に対する日本の支援

    3 今回の協力は,リベリア及びシエラレオネ政府の要請を踏まえ,WFP別ウィンドウで開くを通じ,食料(我が国政府米等)を供与することにより,両国の食料安全保障を改善し,開発課題の解決に寄与すること等を目的として実施するものです。
     これにより,リベリアの北部及び中部の全10郡における約6千人の住民とシエラレオネの北部州,南部州及び東部州の合計8地区の約2万人の住民へ食料が提供されます。

    4 我が国は,2016年8月に開催した第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)において,アフリカにおける食料安全保障の促進を表明(PDF)別ウィンドウで開くしており,この協力は同表明を具体化するものです。

    国連世界食糧計画(WFP)概要(PDF)別ウィンドウで開く

    [参考]

    リベリア共和国基礎データ
     リベリア共和国は,面積約111,370平方キロメートル(日本の約3分の1),人口461万人(2016年,世界銀行),人口一人当たり国民総所得(GNI)は370米ドル(2016年,世界銀行)。

    シエラレオネ共和国基礎データ
     シエラレオネ共和国は,面積約71,740平方キロメートル(日本の約5分の1),人口740万人(2016年,世界銀行),人口一人当たり国民総所得(GNI)は490米ドル(2016年,世界銀行)。


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