報道発表

政府開発援助(ODA)事業に関連した不正腐敗の防止に向けた日・ウズベキスタン両国の取組

平成26年8月6日

1 日本交通技術(JTC)株式会社によるODA事業に関連した不正事案(以下,「JTC不正事案」)に関し,本年3月の本件事案の発覚以降,日本政府はウズベキスタン政府との間で日ウズベキスタンODA不正腐敗防止協議会を立ち上げ,ODA事業に関連する不正腐敗の再発防止に向けた取組の強化につき検討を進めてきたところ,この度,日ウズベキスタン双方で措置を講ずることで合意しました。

2 今般の強化措置(PDF)PDFには,不正情報受付窓口の強化や不正に関与した企業への措置の強化等の日本側の措置のほか,ウズベキスタン側の措置として,刑法の改正(贈賄罪の罰則強化。実施済み)や案件モニタリングの強化等が含まれています。

3 なお,対ウズベキスタンODAについては,JTC不正事案の発生以降,新規ODA案件の採択を一時停止してきましたが,ウズベキスタン政府が今回の事案の事実解明に取り組むとともに,上記のとおり,再発防止策の更なる強化に真摯に取り組んでいる状況を踏まえ,今後,不正が指摘されている実施機関(ウズベキスタン鉄道公社)が関係する新規案件については採択を引き続き停止する一方,その他の案件については,新規採択の検討を開始する予定です。


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