報道発表
木原外務大臣政務官とソールハイム経済協力開発機構(OECD)開発援助委員会(DAC)議長の会談

本17日午前10時30分から約30分間,木原誠二外務大臣政務官は,来日中のエーリック・ソールハイム経済協力開発機構(OECD)開発援助委員会(DAC)議長(Mr.Erik Solheim, Chairman, Development Assistance Committee,OECD)と会談したところ,概要は以下のとおりです。
1 木原大臣政務官から,ソールハイム議長の来日を歓迎した上で,来年は我が国のOECD加盟50周年に当たり,我が国は5月のOECD閣僚理事会の議長国を務める予定であると同時に,年初にはDACによる対日援助本国審査,4月には「効果的開発協力に関するグローバル・パートナーシップ(GP)」の第1回ハイレベル会合が予定されるなど重要な年であり,DACとより緊密に協力していきたいと述べました。 これに対しソールハイム議長より,DACは現在,ODAの定義の見直しなど開発協力のあり方について包括的な検討を行っているところであり,DACにおける日本の主要な役割に期待したいと述べました。
2 さらに,木原大臣政務官とソールハイム議長は,現在の開発協力を巡る国際的な議論において,持続的成長を通じた貧困削減の重要性,開発のための投資や貿易を含めた幅広い民間資金活用の必要性,及び,非DAC諸国との関係強化の重要性につき認識を共有し,今後も我が国とDACが開発分野における種々の課題に協力して取り組んでいくことを確認しました。
(参考)グローバル・パートナーシップ(GP)
先進国のみならず,民間セクターや市民社会,新興援助国,途上国を含め,効果的な開発協力を実施するための枠組。2011年11月に韓国釜山で開催された第4回援助効果向上に関するハイレベルフォーラムで創設が決定された。明年4月にはメキシコで第1回ハイレベル会合が開催予定。