クウェート国

日・クウェート首脳会談

平成28年5月13日

英語版 (English)

 5月12日,午後6時時15分から約65分間,安倍総理は総理官邸において,公式実務訪問賓客として訪日中のジャービル・クウェート国首相(H.H. Sheikh Jaber Al-Mubarak Al-Hamad Al-Sabah, Prime Minister of the State of Kuwait)との間で日クウェート首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

 ジャービル首相が訪日を終えた13日,日・クウェート共同声明骨子(PDF)別ウィンドウで開く仮訳(PDF)別ウィンドウで開く英文(PDF)別ウィンドウで開く )が発出されました。

  • 握手を交わす両首脳
    (写真提供:内閣広報室)
  • 日・クウェート首脳会談
    (写真提供:内閣広報室)

1  日・クウェート関係

(1)冒頭

 冒頭,安倍総理から,以下を述べました。
 クウェート建国55周年と解放25周年に当たる本年の訪日を歓迎する。先月の熊本地震に際し,お見舞いの言葉に感謝する。東日本大震災に際していただいた原油500万バレルという寛大かつ心温まる支援も日本国民の記憶に深く刻まれている。本日は二国間関係を飛躍的に発展させる有意義な意見交換を行いたい。特に経済分野における日本企業のビジネス環境の一層の整備で一致したい。また安全保障,人的交流など幅広い分野にわたる共同声明を発出し,今後の両国の協力の羅針盤としたい。

 これに対し,ジャービル首相は,以下を述べました。
 心からの友人である安倍総理に歓待していただき御礼申し上げる。今次訪問を通じて両国を繁栄に導きたい。熊本地震で被害に遭われた方にお見舞いをお伝えする。一刻も早い復興を願っている。両国関係を戦略的に発展させたい。湾岸危機に際しての日本の支援をクウェート政府・国民は心に刻んでいる。世界経済が停滞する中でも日本経済は強く,かかる中でG7の議長国となっていることを歓迎し,リーダーシップを期待する。

(2)二国間関係

 安倍総理から,日本は,国際協調主義に基づく「積極的平和主義」及びその具体的実践のための「平和安全法制」(PDF)別ウィンドウで開くの下,中東地域を含む国際社会の平和と安定に一層貢献していく,クウェートからも支持を得ており,感謝したい旨述べました。

 安倍総理から,今後もクウェートからの原油の安定供給に期待する旨述べたのに対し,ジャービル首相は,クウェートは日本への石油の安定供給に努力している旨述べました。

 安倍総理から,日本企業のクウェートへの関心は引き続き高く,是非,電力,運輸分野等のインフラ整備に日本の高い技術力を活用いただきたい旨述べました。これに対し,ジャービル首相は,日本には,インフラ,石油,再生可能エネルギー,下水,廃棄物といった分野で投資を含め参加してほしい旨述べました。

 安倍総理は,今次の廃棄物分野の協力覚書の署名を歓迎する旨述べたところ,ジャービル首相は,国民の生活向上に貢献するため,環境分野での協力を進めたいとの発言がありました。

 両首脳は,保健,教育,文化交流の各分野で関係を強化していくことを確認し合いました。

 ジャービル首相は,クウェートによる日本産食品の輸入規制が撤廃されたと述べたのに対し,安倍総理は,これを歓迎し,安全で健康にも良い日本食の更なる普及に期待する旨述べました。

  • 署名式に立ち会う両首脳
    (写真提供:内閣広報室)

2 地域情勢

(1)安倍総理大臣とジャービル首相は,アジア地域及び中東地域等の情勢に関しても意見交換を行いました。安倍総理からは,中東情勢について,日本は人道支援を始め,日本の強みを活かした中東支援を行っていく旨述べました。また,安倍総理は,イエメン和平協議等におけるクウェートの取組を高く評価する旨述べました。

(2)安倍総理大臣とジャービル首相は,シリア,イラン核合意の履行,イエメン,中東和平についても議論を行いました。また,ジャービル首相は,テロはクウェートの安全を脅かす問題であり,如何なる理由があろうとも認めることはできない,日本の役割に期待したい旨述べました。


このページのトップへ戻る
クウェート国へ戻る