報道発表

原子力科学技術に関する研究,開発及び訓練のための地域協力協定(RCA):
アジア・大洋州地域におけるがんの放射線治療技術向上にかかる専門家会合の開催

平成30年8月6日

1 8月7日から9日まで,国際原子力機関(IAEA)は,がん・感染症センター都立駒込病院の協力のもと,原子力科学技術に関する研究,開発及び訓練のための地域協力協定(RCA)の活動の一環として,アジア・大洋州地域におけるがんの体幹部定位照射適用強化プロジェクトの専門家会合を同病院において開催します。

2 この会合には,同プロジェクトの日本での統括者である唐澤克之がん・感染症センター都立駒込病院放射線科専門参事(部長)をはじめとする日本人専門家のほか,アジア・大洋州地域の6カ国から8名の専門家が参加予定です。

3 同プロジェクトは,体幹部定位照射技術の向上を通じた各国のがんの治療技術の強化・発展を目標としており,今回開催される会合ではこれまでの研修の成果や今後の活動方針について議論が行われる予定です。

[参考1]原子力科学技術に関する研究,開発及び訓練のための地域協力協定(RCA)

名称Regional Co-operative Agreement for Research, Development and Training Related to Nuclear Science and Technology
概要アジア・大洋州地域における原子力の平和的利用分野における政府間またはIAEAの協力を促進・調整する枠組みであり,本枠組みの下,医療,食糧・農業,環境,工業等の分野における原子力科学・技術を用いた技術協力プロジェクトを実施。我が国の政府代表者は,当省軍縮不拡散・科学部国際原子力協力室長。
参加国アジア・大洋州地域のIAEA加盟国のうち22か国(2018年8月現在)

[参考2]がんの体幹部定位照射技術向上プロジェクト

プロジェクト名(正式名称)Enhancing Stereotactic Body Radiation Therapy for Frequent Cancers in the RCA Region(RCA地域における頻度の高いがんへの体幹部定位照射の技術向上をはかるプロジェクト)
期間2016-2019年

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