報道発表
日・ウクライナ外相会談

平成27年3月2日

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  • 日・ウクライナ外相会談
  1.  本2日午後7時から約1時間20分,岸田文雄大臣は,外務省賓客として訪日中のパウロ・クリムキン・ウクライナ外務大臣(H.E. Mr. Pavlo KLIMKIN, Minister for Foreign Affairs of Ukraine)と,ワーキングディナー形式で外相会談を行いました。会談の概要は以下のとおりです。

    1 冒頭
     冒頭,岸田大臣から,クリムキン大臣との再会及び初の訪日を歓迎するとともに,日本は一貫してウクライナの主権,領土一体性を尊重する形でウクライナ情勢の解決に向け貢献している,ウクライナの改革努力の後押しのために国別最大規模の支援を表明し,着実に実施している旨述べました。これに対し,クリムキン大臣から,日本はウクライナにとってアジアで最も重要な戦略的なパートナーであり,アジアで最初の訪問先が日本であることは偶然ではない,来日できてうれしい旨述べ,これまでの日本からの支援に対して深甚なる謝意表明がありました。

    2 ウクライナ情勢及び対ウクライナ支援
     岸田大臣から,2月12日のミンスクでの合意を評価する一方,停戦合意後もウクライナ東部の一部地域で戦闘が継続していることへの憂慮を表明するとともに,日本はG7の連携を重視しつつ,情勢の平和的・外交的解決に向けて積極的に取り組んでいる旨述べました。 これに対し,クリムキン大臣から,日本の積極的な関与に対して謝意の表明がありました。また,クリムキン大臣から改革の進捗状況や,ウクライナ情勢についての詳細な説明がありました。

    3 投資協定
    両外相は,本年2月の日・ウクライナ投資協定の署名を歓迎し,投資協定の締結により,両国の経済関係が一層発展することへの期待が表明されました。

    4 原発事故後協力
     両外相は,福島とチェルノブイリの経験を両国で共有し,協力していくことは有意義であるとの認識で一致しました。また,岸田大臣からは第3回原発事故後協力合同委員会の年内の実施を提案し,クリムキン外相から賛意が示されました。

    5 地域・国際情勢
     岸田大臣から,厳しさを増す我が国を取り巻く安全保障環境についても説明を行い,ウクライナの理解を求めました。これを受けてクリムキン外相から,日本の安全はウクライナにとっても重要である旨述べました。
     両外相はまた,「GUAM+日本」の枠組での協力を行っていくことで一致しました。

    【参考】
     GUAM別ウィンドウで開くとは,民主化の促進と市場経済による経済発展を共通の目標とする4か国(グルジア,ウクライナ,アゼルバイジャン,モルドバ)によって1997年に設立された対話と協力のための地域フォーラム。2006年に地域機構となり,事務局はウクライナの首都キエフに所在。


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