報道発表
薗浦外務大臣政務官のバスラ訪問

平成27年2月10日

  1. 1 本10日,薗浦健太郎外務大臣政務官は,イラク共和国のバスラを訪問し,ズベイディー運輸大臣の立ち会いの下,我が国円借款による「ウンム・カスル港改修計画」の完工式に出席しました。同改修計画は,2003年のサッダーム政権崩壊後,対イラク支援の一環として実施されてきた円借款案件の第1号案件となります。

    2 「ウンム・カスル港改修計画」完工式において,薗浦政務官はスピーチ(日本語(PDF)PDF英語(PDF)PDF)を行い,本件改修計画の完工への祝意表明に続き,「イラクはもちろんのこと,広く中東地域の安定に向けて,また,国際社会の責任ある一員として,これまでと変わりなく日本ならではの協力を継続する」旨述べました。更に,薗浦政務官からは,「中東地域の皆様は安定と繁栄に向けてご尽力されています。そこで日本は,戦後の経験を生かす形で,長年平和の道を歩んできた国だからこそ果たせる役割があると信じております」,「我々日本人が非軍事分野で貢献してきた強みを活かして,この地域の国づくりと人づくりを今後も力強く後押ししていく」旨述べました。

    3 このほか,薗浦政務官は,ナスラーウィー・バスラ県知事(Dr.Majid Mahdi Abdul-Abbas Al-Nasrawy, Governor of Basra)と会談を行い,引き続きナスラーウィー知事と梨田和也駐イラク大使との間で、バスラ県における地雷除去のための機材整備にかかる草の根・人間の安全保障無償資金協力の贈与契約書への署名が行われました。また,薗浦政務官は,「ウンム・カスル港改修計画」完工式に先立ち,ズベイディー運輸大臣(Mr. Baqer Jabr Al-Zubaidi, Minister of Transportation)との間で会談を行いました。

    4 薗浦政務官のバスラ訪問に際して,イラク側からは,今回完工式を迎えた「ウンム・カスル港改修計画」を始め,日本の継続的なイラクへの支援に謝意が表明されました。また,円借款を活用した、大規模なインフラ整備にかかる案件のみならず,地雷除去にかかる機材整備等の草の根・人間の安全保障無償資金を活用したきめ細かい援助に対しても合わせて謝意表明がありました。更に,イラク側より,こうしたプロジェクトを契機として,日本企業が,更に多くのイラク国内の各種プロジェクトに参加することについての期待が表明されました。

    (参考)ウンム・カスル港改修計画の完工式(円借款「港湾整備計画」)

    1 同計画は,我が国の対イラク支援の一環として実施されている円借款の第1号案件。

    2 ウンム・カスル港は,イラク国内で最も重要な物流拠点のひとつ。しかし,イラン・イラク戦争及び湾岸戦争により,河川からの土砂が堆積し,また,長年の経済制裁により不十分な港湾管理及び沈船が放置された状態が続いたため,港湾機能が著しく低下。ペルシャ湾へ抜ける航路の浚渫,沈船除去及び港湾整備により,港湾機能の回復と効率化を図り,イラクの経済及び社会復興に寄与するもの。(2007年1月E/N締結,供与限度額 約302億円

    (参考)バスラ県における地雷・不発弾除去機供与計画(供与限度額9,894万円)

     イラクで地雷・不発弾処理活動を行う「イラク地雷・不発弾除去機構」(IMCO)に対し,安全かつ効率的に地雷・UXO除去活動を進めることができるよう,地雷・UXO除去機を整備する。対人地雷不発弾除去機の使用・維持管理に係る研修の実施を,本邦企業(株式会社日建)が行う草の根・人間の安全保障無償資金協力。官民連携案件。


このページのトップへ戻る
報道発表へ戻る