報道発表
イラク共和国に対する円借款「ハルサ火力発電所改修計画」に関する書簡の交換

平成27年2月10日

  1. 1 2月9日(現地時間同日),イラク共和国の首都バグダッドにおいて,薗浦健太郎外務大臣政務官臨席の下,我が方梨田和也駐イラク大使と先方ズィーバーリー財務大臣(Mr. Hoshyar Mahmoud ZEBARI, Minister of Finance of the Republic of Iraq)との間で,総額202億2,400万円を限度とする円借款に関する書簡の交換が行われました。

    2 イラクでは,1980年代以降,3度にわたる戦争と長年の経済制裁の影響により,発電所や送配電施設等の電力インフラの破壊と老朽化が進行しております。2003年のイラク戦争終結以降,電力インフラの復旧は徐々に進捗しているものの,現在でもイラクでは電力需要の伸びに供給力が追いつかないため,1日に10時間以上の停電も珍しくありません。不十分かつ不安定な電力供給は,暴動等の社会不安を惹起する一因となっているのみならず,医療や上下水道等の社会セクター開発及び産業の発展に対する重大な阻害要因ともなっているため,その改善が急務となっています。

    3 今般の協力は,イラク南部のバスラ県にある同県最大級のハルサ火力発電所を改修(案件位置図(PDF)PDF)するものであり,これにより,特にバスラ県における電力供給能力の回復及び安定化が図られることで,同国の経済・社会復興に寄与することが期待されます。

    4 供与条件

    (1) 金利 年0.80% (ただし,コンサルティング・サービス部分については年0.01%)
    (2) 償還期間 15年 (5年の据置期間を含む。)
    (3) 調達条件 一般アンタイド  

    (参考1)イラク共和国基礎データ
     イラクは,面積約43.74万平方キロメートル,人口約3,342万人(2013年,世界銀行)であり,人口1人当たりのGNI(国民総所得)は6,710万ドル (2013年,世界銀行)。

    (参考2)
     我が国は,2003年10月,50億ドルのイラク復興支援を表明し(無償資金協力15億ドル,円借款35億ドル),2012年5月の円借款の交換公文(E/N)の署名をもって,この国際公約を達成した。


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