報道発表

故山本草二元国際海洋法裁判所裁判官への位記の伝達

平成25年11月19日

 本19日,岸田文雄外務大臣は,故山本草二元国際海洋法裁判所裁判官に対する正四位(しょうしい)の叙位を証する位記を御遺族に伝達するとともに,故山本元裁判官の国際海洋法裁判所裁判官及び国際法学者としての功績に敬意を表しました。

(参考1)故山本草二元裁判官略歴

1928年生
1953年東京大学法学部政治学科卒業
1969年東京大学法学博士号取得(論文博士)
1955年-熊本大学法学部講師,助教授,国際基督教大学教授,成蹊大学法学部教授,東北大学法学部教授,上智大学法学部教授等を歴任。
1988年東北大学名誉教授
1996年国際海洋法裁判所裁判官(初代)
-2005年
2006年4月瑞宝重光章受章
2013年9月逝去(享年85歳)
2013年10月18日 閣議決定で正四位を授与

(参考2)国際海洋法裁判所
 国連海洋法条約に基づき,1996年にドイツのハンブルクに設立。国連海洋法条約の解釈・適用に関する紛争等の司法的解決を任務とする。任期9年の21名の裁判官によって構成される。現在の所長は,柳井俊二裁判官(元駐米大使)。
 故山本草二元裁判官は,国際海洋法裁判所が設立された1996年から9年間,同裁判所裁判官を務め,その間,拿捕された船舶の早期釈放事案等計13件の事案に携わった。


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