
カズン国連世界食糧計画(WFP)事務局長による玄葉外務大臣表敬
平成24年5月28日
本28日(月曜日)午後2時30分から約20分間,玄葉光一郎外務大臣は,アーサリン・カズン国連世界食糧計画(WFP)事務局長(Ms. Ertharin Cousin, Executive Director of the United Nations World Food Programme)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
- (1)冒頭,玄葉大臣から,WFP事務局長としての初来日を歓迎した上で,今回のカズン事務局長の来日を通じて,日本国内でWFPの活動やその成果,日本の支援についての認識が高まることを期待する旨述べるとともに,WFP議員連盟との連携強化についても要請しました。また,拠出国である我が国として,国内で説明責任を果たすことが一層重要となっている旨述べ,我が国からの拠出金が有効に活用されるよう要請しました。
(2)さらに,WFPが人々の自立を支援する事業を実施していることを評価するとともに,WFPは我が国の推進する「人間の安全保障」を実現する上で重要なパートナーであり,引き続き協力していきたい旨述べました。また,来年の第5回アフリカ開発会議(TICAD V)や,本年7月のアフガニスタン支援に関する東京会合に向け,WFPとの協力関係を強化していきたい旨述べました。
- これに対し,カズン事務局長からは,我が国のWFPへのこれまでの貢献に対する謝意が表されるとともに,援助物資が最も必要としている人々に届けられ,飢餓の撲滅や生活の向上に繋がるように,適切に事業を実施していく旨述べました。また,アフガニスタン支援やアフリカ支援において日本と緊密に協力していきたい旨述べました。