
台湾における台風8号による災害に対する緊急援助
平成21年8月19日
- 我が国政府は、台湾における台風8号(モーラコット)による多数の死傷者を含む甚大な被害が発生していることに対し、先般、台湾にJICA(国際協力機構)の事前調査チームを派遣しました。
現地からの報告によると、台湾では、台風上陸から10日以上が経った現在も被害が拡大しており、広範囲の地域において被災者が不自由な避難生活を強いられているほか、感染症などによる二次災害の可能性も指摘されています。
- このような中、我が国政府としては、今回の災害による被災者に対する人道的支援の観点及び我が国と台湾との良好な関係に鑑み、以下の緊急支援を追加的に実施することとしました。
(1)国際緊急援助隊・専門家チームの派遣
8月21日より、5名からなる国際緊急援助隊・専門家チーム
(外務省員1名、国立国際医療センターの医師1名及び看護師1名、JICA職員2名)を派遣します。(21日21:35台北着予定)
(2)緊急援助物資の供与
先般表明した、総額1億円を上限とする緊急支援の一部として、約4,000万円相当の緊急援助物資(スリーピングマット、プラスチックシート、ポリタンク、簡易水槽、浄水器、発電機等)を供与します。
(同物資は、20日にも到着予定)
【参考:今次災害に対する既に表明済みの我が国の支援策】
- 1,000万円の緊急無償資金協力(11日に発表)
- 総額1億円を上限とする緊急支援(5,000万円の緊急無償資金協力他)(17日に発表)
アジア大洋州局 中国・モンゴル課
国際協力局 緊急・人道支援課