談話

中央アフリカ情勢について(外務報道官談話)

平成25年12月10日

英語版 (English)

1 我が国は,中央アフリカにおいて,12月5日に発生した衝突により,人道状況が更に悪化していることを深く憂慮するとともに,全ての関係者に強く自制を求めます。

2 我が国は,これまでのアフリカ連合(AU),中部アフリカ諸国経済共同体(ECCAS)を中心とする,中央アフリカの平和と安定に向けた地域諸国・機関による努力を歓迎するとともに,今後の継続した取組を期待します。また,我が国は,国連安保理決議2127号に基づき,中央アフリカにおける暴力の激化を阻止するための地域諸国・機関による取組をフランスの部隊が支援することを歓迎します。

3 我が国は,これらの行動により,中央アフリカの治安が回復することを期待します。また,我が国は,こうした治安の回復が自由かつ公正で透明性のある民主的選挙の実現につながることを期待します。

(参考)中央アフリカ情勢

(1)3月の政変により,反政府武装勢力であるセレカが権力を奪取する中で人道状況が急激に悪化。指導者として「暫定大統領」に就任したジョトディア氏は,9月にセレカ解散令を発布。しかし,その後もセレカ分子は,中央アフリカ各地で略奪等を繰り返し,人道状況は悪化した。そのような状況下で,キリスト教住民の自警団「アンチバラカ」がセレカに対抗するために形成され,現在は,元セレカやアンチバラカ等のグループが市民の殺害,略奪,性的暴力,児童兵の雇用等を行っており,人道状況が更に悪化している。

(2)12月5日未明,首都バンギにて,元セレカとアンチバラカと見られる集団との間で衝突が発生した。報道によれば,400名近くの遺体が確認されている。

(3)12月5日,国連安保理において,中央アフリカ情勢に関し,アフリカ主導中央アフリカ国際支援ミッション(MISCA)派遣を認可する安保理決議2127号が採択された。右決議において,仏軍は,MISCAを支援するマンデートを付与された。同6日,フランスは,1200名の仏軍兵士を中央アフリカに派遣し,7日に更に400人の増派を決定。また,現在展開されている中部アフリカ諸国経済共同体多国籍軍(MICOPAX)は,12月19日にMISCAに移行され,展開部隊の人数は,6000人となる予定。


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