参加希望 ODA出前講座

第256回ODA出前講座 開催報告
~中京大学~

 2014年10月2日(木曜日),中京大学に外務省国際協力局政策課の藤田 伸也 首席事務官を講師として派遣しました。今回の出前講座では,同校の学部2,3年約80名を対象に「日本のODA」というテーマで講義を行いました。

講義概要:「日本のODA」

  • (写真)講義の様子1
  • (写真)講義の様子2

参加者からの感想(抜粋)

ODAという言葉しか今まで理解しておらず,日本のODAの理念や実績,目標としていることや支援内容など詳しいことまで聞けました。世界のことだから自分とは関係ないと思っていたのですが,支援内容を見てみたら実際自分の生活と関係していることが多々あって,青年海外協力隊といったボランティアもあって,私たち若者の力も必要なんだなぁと改めて感じました。実際に訪れてこそ,その国の実態が分かるんだと思います。今後は世界に対してもっと目を向けて国際協力できたら良いなと思いました。
日本のODAの特色について詳しく知ることができた。特に人間の安全保障について興味を持つことができた。国家への視点だけでなく個人への視点を持って支援をしていることがグローバル化している世界に合っている方法であると思った。
 日本のODAは様々なアクターと協力しているということに驚いた。途上国の支援をするだけでなく,日本の経済のためにもなっていて,双方に利益があるものだと思った。自国の利益を考えるだけでなく,他国の利益も考えて動くことが,結果として自国の利益として返ってくるのだと感じた。
ODAの特色や意義等,主に良い面ばかりだったような気がします。実績では現状,ピーク時に比べ予算も削られ他国の援助に比べ伸び悩んでいることは課題として分かったのですが,他に実際にどのような援助が(お金以外で)行われているのか具体的に知りたかった。もちろん失敗もあると思うので,もっと失敗を活かし今後どうしていくかを聞きたかったです。
ODAについては何となく知っていたし,授業でも予習したため,知識はあったが,安倍政権下の新たな経済戦略とODA,といった,まさしく現在の日本のODAの在り方が分かったのが良かった。日本も戦後他国からの支援のおかげで復興したというのが意外だった。そのため日本が他国を支援するのを責務と感じているのは当然だと思った。自分の出身地(富山県)の企業が独自の技術を活かして途上国を支援しているのを初めて知りました。また,他にも自分にとって身近な企業がODAを活用した海外展開支援をしているのか興味を持ちました。
正直,一般の大学生には関わりの薄いことだと考えていたが,海外旅行ででも,外国に出たときの日本人に対する外国人の見方が良くなってもらえると,海外にも行きやすい。こう考えると自分たちにも関わりのあるものだと思う。また,ODAによって経済市場が増えるという見方は,ODAを単なる支出だと考えるものでなく,助け合いとも捉えられ,協力したいと思うようになった。中国に対するODAについて,GDPの面から必要ないと考えていたが,一人あたりのGDPを見ると確かに必要かもしれないと思った。また,中国の環境問題や技術協力については日本にも影響があり,ODAの形をとるかは別として,国家間協力が必要だと考えた。
単純に国から国に対しての援助だけでなく,民間や地域などの様々なセクターがODAを通じて他国に対して援助していることを知らなかった。大学生にも参加できる仕組みもあるみたいなので,少し興味を持った。国際世論でいわれている日本の在り方を大事にしている話は普段聞けないことなのでおもしろかった。予算が足りない中でも,エボラなどの緊急事態に対して,日本がやらないはずがないだろうと国際的に思われていることは,今までの日本の取り組みが正しかったといえるのではないかと思った。
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