ロシア連邦

日露首脳会談

平成29年4月27日

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 4月27日,ロシアのモスクワを訪問した安倍総理大臣は,プーチン大統領との間で,17回目となる日露首脳会談を約3時間10分程度実施しました(少人数会合約1時間30分,テタテ約50分,拡大会合兼夕食会は約45分程度)。
 昨年12月のプーチン大統領訪日時の成果の上に立って,両首脳は,平和条約締結問題,国際情勢(シリア,北朝鮮等),経済,文化・人的交流等幅広い分野で率直に議論しました。

1 平和条約締結問題

 昨年12月の首脳間の合意事項の具体的な進展として,以下の3点で一致しました。

(1)航空機を利用した元島民による特別墓参の実現(6月中にも実施)。

(2)共同経済活動に関する四島への官民現地調査団を派遣(5月中にも実施)。

(3)本年8月末の歯舞群島への墓参の際に追加的な出入域ポイントを設置。

 こうした取組を積み重ね,四島における協力で様々な成果を出していく姿を日本人と現在四島に住んでいるロシア人が実感することは,平和条約の問題の解決の意義への理解に繋がるものであり,平和条約締結に向けたプロセスの一環です。

2 日露関係全般(今後の政治対話)

 両首脳は,7月7・8日にドイツ・ハンブルクで行われるG20首脳会合の際に再会することで一致しました。
 安倍総理は9月にウラジオストクで行われる東方経済フォーラムに出席する予定である旨改めて表明しました。

 安倍総理から,今後,岸田外務大臣とシュヴァロフ第一副首相との間の貿易経済日露政府間委員会の共同議長間会合も適切なタイミングで実現したい旨言及しました。

3 国際情勢(テロ,北朝鮮,シリア等)

(1)テロ対策
 安倍総理は,サンクトペテルブルクの地下鉄爆破事件につき改めて弔意を表明し,テロ対策等の「非伝統的脅威」への対応で協力したい旨言及しました。
 アフガニスタン及び中央アジアの麻薬対策要員の訓練での日露協力「ドモジェドヴォ・プロジェクト」の更なる発展を確認しました。

(2)北朝鮮
 安保理常任理事国かつ六者会合のメンバーであるロシアの建設的な役割を促し,国連の場を含め,北朝鮮問題につき日露で協力していくことで一致しました。

(3)シリア
 安倍総理とプーチン大統領との間で,率直に意見交換しました。

(4)ウクライナ
 安倍総理から,情勢改善にはミンスク合意以外に道はなく,ロシアを含む全当事者の建設的な行動を働きかけました。

4 経済,文化・人的交流

(1)経済
 安倍総理から,8項目の「協力プラン」具体化の中で,医療と都市環境に関する協力の進捗及びメリットを映像を用いてプーチン大統領に提示。「協力プラン」の具体化を更に進め,互恵的な日露経済関係を発展させていくことで一致しました。
 両首脳は,「協力プラン」の作業計画の改正,山口県とクラスノダール地方の協定を含む28件の文書への署名,日露租税条約の改正交渉の実質合意を歓迎しました。

(2)文化・人的交流
 2018年の「日本年」「ロシア年」(PDF)別ウィンドウで開くに関し,両首脳は,共通の開会行事を日露共催で来年実施する方向で調整することを確認しつつ,行事の拡充を指示しました。
 安倍総理は,プーチン大統領のイニシアチブである,ロシア文化の紹介行事である「ロシアの季節」の最初の開催国として日本が選ばれたことを日露関係重視の現れとして歓迎しました。
 6月4日の開会式に総理自らが出席する旨伝達しました。

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    日露共同記者発表
    (写真提供:内閣広報室)
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    日露共同記者発表
    (写真提供:内閣広報室)
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    (写真提供:内閣広報室)

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