2010年10月
カタール国(ドーハ市)(国際電話国番号974)
休館日:金・土曜日
カタールはアラビア半島の東岸中央部よりアラビア湾に突き出た、北緯25度20分、東経51度30分に位置する半島国です。気候は半島がアラビア湾へ突き出した形のため、朝夕微風がありますが湿度が高くなります。夏季の日中気温は日陰でも45度を越えることも珍しくなく戸外で過ごすのは厳しい自然環境となります。一方冬季は概して過ごしやすく、まれに気温が10度前後まで下がることがあります。最新の設備を有する国立ハマド総合病院がありますが、賃金の安い国からの医師・看護師の雇用が多いため、医療水準には若干の問題が残っており、重篤な疾患では欧州先進国での加療が望ましいです。一般的疾患で受診する必要があれば、最新の設備と医療水準が期待できる私立病院の方が快適で安心だと思われます。ただ、転落事故・交通事故など警察の介入がある外傷の場合は国立病院で診断をうけてから、医療機関を選択するシステムになっています。また、重度外傷、狭心症・心筋梗塞、脳血管障害など重篤な疾患は国立病院で治療されます。旅行傷害保険での受診はいずれの病院でも、受け付けていませんので、取り敢えず、現金、クレジットカードでの支払いが必要で、原則として検査も含め前払いです。旅行傷害保険会社への治療費、入院費等の請求は、治療終了後に行うことになります。
基本的に風土病はありませんが、夏季には強い日差し、日中45度を超す高温、砂嵐による細かい砂塵により、呼吸器系疾患(上気道炎)、眼科系疾患(結膜炎)、皮膚科系疾患(皮膚炎)に罹患しやすく健康管理には注意が必要です。
(1)水道水は海水を淡水化して送水しておりますが、飲料にはミネラル水が適しています。
(2)気温が極めて高く、湿度が低いですから、汗を自覚することなく、自分では気が付かないうちに、脱水状態に陥っている場合がありますので、意識して水分と塩分の両方を補給する様にして下さい。
(3)また、日射病、熱射病(熱中症)に簡単に陥り易いですので、炎天下での行動は可能な限りさけて下さい。
(4)砂嵐の期間の外出は可能な限りさけ、外出時はマスクをして、うがいを励行してください。
(1)入国に際して義務付けられる予防接種はありません。しかしながら、A型肝炎、破傷風、B型肝炎ワクチン接種が薦められます。
(2)現地の小児定期予防接種
各地区のヘルスセンターにて予防接種可能です。
| 初回 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 6回目 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| BCG | 生下時 | |||||
| ポリオ(経口) | 2ヶ月 | 4ヶ月 | 6ヶ月 | 18ヶ月 | 4-6歳 | 6歳 |
| DPT | 2ヶ月 | 4ヶ月 | 6ヶ月 | 18ヶ月 | ||
| DT | 4-6歳 | |||||
| 破傷風のみ | 13-16歳 | |||||
| Hib | 2ヶ月 | 4ヶ月 | 6ヶ月 | 18ヶ月 | ||
| MMR | 1歳 | 4-6歳 | ||||
| B型肝炎 | 生下時 | 2ヶ月 | 6ヶ月 | |||
| 水痘 | 1歳 |
(3)小児が現地校に入学・入園する際にはBCG、ポリオ、DTP、麻疹の予防接種証明書が必要です。
日本のような定期乳児健診はありませんが、乳児含む小児の健康診断(メディカル・チェック)は小児科のある私立病院で受診可能です。
最寄りの医療機関を早めに受診して下さい。
所在地:Al-Rayyan Road, Bin Omran Area
電話:4439-4444
URL:http://www.hmc.org.qa
, 電子メールwebmaster@hmc.org.qa
概要:1982年に設立された最新の設備を有する国立総合病院で、Hamad Medical Cooperation国立病院群のひとつです。外傷と小児疾患を専門としています。交通事故で救急車を呼ぶとここに運ばれます。重篤な疾患の治療もこの病院で行われています。病院が大きく、英語表記が少ないために、道に迷います。診察時の使用言語:アラビア語、英語。診療科目:内科、外科、小児科、外傷外科、耳鼻咽喉科、眼科、整形外科、脳神経外科。緊急時24時間対応で小児緊急も受け入れ可能。健康診断は不可。予防接種:インフルエンザ、A型肝炎、B型肝炎、髄膜炎菌、おたふく、麻疹、風疹、水痘、ポリオ(経口)、HIB、破傷風、チフス、BCG、狂犬病、黄熱病が可。予約不要だが予約を奨励。診療時間は日曜~木曜日の7時~15時で、専門外来は17時~20時、金・土曜日休診。支払い方法:カタール・リアル貨(QR)による現金支払いまたはCredit Card (VISA, Master)支払いが可能。
所在地:Al-Rayyan road, Bin Omran Area
電話:4439-6666
URL:http://www.hmc.org.qa
, 電子メールwebmaster@hmc.org.qa
概要:1988年に設立された最新の設備を有する国立総合病院で、Hamad Medical Cooperation国立病院群のひとつです。産婦人科疾患を専門としています。診察時の使用言語:アラビア語、英語。診療科目:内科、外科、小児科。緊急時24時間対応で小児専用の緊急受け入れ可能。健康診断は不可。予防接種:インフルエンザ、A型肝炎、B型肝炎、髄膜炎菌、おたふく、麻疹、風疹、水痘、ポリオ(経口)、HIB、破傷風、チフス、BCG、狂犬病、黄熱病が可。外来予約要。診療時間は日曜~木曜日の7時~15時で、専門外来は17時~20時、金・土曜日休診。支払い方法:カタール・リアル貨(QR)による現金支払いまたはCredit Card (VISA, Master)支払いが可能。
所在地:Al-Istiqlal Street, Al-Rumailah (East) Area
電話:4439-3333
URL:http://www.hmc.org.qa
, 電子メールwebmaster@hmc.org.qa
概要:1956年に設立された国立総合病院で、Hamad Medical Cooperation国立病院群のひとつです。診察時の使用言語:アラビア語、英語。診療科目:形成外科・皮膚科・眼科・耳鼻科・精神科。緊急時24時間対応で小児の緊急受け入れ可能。健康診断は不可。予防接種:インフルエンザ、A型肝炎、B型肝炎、髄膜炎菌、おたふく、麻疹、風疹、水痘、ポリオ(経口)、HIB、破傷風、チフス、BCG、狂犬病、黄熱病が可。外来予約要。診療時間は日曜~木曜日の7時~15時で、専門外来は17時~20時、金・土曜日休診。支払い方法:カタール・リアル貨(QR)による現金支払いまたはCredit Card (VISA, Master)支払いが可能。
所在地:New Al-Mirqab Street, Al Sadd Area
電話:4438-4333、4435-5999(緊急)、ファックス:4432-7303
URL:http://www.doha-hospital.com
, 電子メールdohaclnk@qatar.net.qa
概要:1994年設立の入院が可能な私立総合病院。重篤な外傷、疾患がみつかった場合、Hamad General hospitalへ搬送される。診察時の使用言語:英語、アラビア語。診療科目:内科、外科、小児科、産婦人科、耳鼻咽喉科、眼科、整形外科、泌尿器科、皮膚科、理学療法科、歯科。緊急時24時間対応で小児の緊急受け入れ可能。成人健康診断は可能で、日本のような定期乳児健診はないが、小児(乳児含む)健康診断は受診可能。予防接種:インフルエンザ、A型肝炎、B型肝炎、髄膜炎菌、おたふく、麻疹、風疹、水痘、ポリオ(経口)、HIB、破傷風、チフス、BCG、狂犬病が可能。外来予約要。診療時間は土曜~木曜日の8時~12時/16時~20時、金曜日休診。支払い方法:カタール・リアル貨(QR)による現金支払いまたはCredit Card (VISA, Master)支払いが可能。
所在地:Ahmed Bin Ali Street, Wadi Al Sail Area
電話:4489-8888、4489-8000、ファックス:4489-8989
URL:http://www.ahlihospital.com/
, 電子メールinfo@ahlihospital.com
概要:2004年開院の入院が可能な私立総合病院。重篤な外傷、疾患がみつかった場合、Hamad General hospitalへ搬送される。診察時の使用言語:英語、アラビア語。診療科目:内科、外科、小児科、産婦人科、整形外科、泌尿器科、皮膚科、理学療法科、精神科、歯科。緊急時24時間対応で小児の緊急受け入れ可能。成人健康診断は可能で、日本のような定期乳児健診はないが、小児(乳児含む)健康診断は受診可能。予防接種:インフルエンザ、A型肝炎、B型肝炎、髄膜炎菌、おたふく、麻疹、風疹、水痘、ポリオ(経口)、HIB、破傷風、チフス、BCG、狂犬病が可能。外来予約要。診療時間は土曜~木曜日の8時~21時、金曜日休診。支払い方法:カタール・リアル貨(QR)による現金支払いまたはCredit Card (VISA, Master)支払いが可能。
在クウェート日本国大使館医務官電子メールアドレス:imukan@embjp-kw.org
医療機関では,公立,私立を問わず,医師には英語が通じます。