2010年10月
ロシア連邦(ユジノサハリンスク)(国際電話国番号7)
サハリン州の気候は1年の半分が冬です。初雪は10月下旬から11月初旬で、冬の積雪量は都市部でも近年減少していますが、時に1mを越え、気温は11月下旬から3月上旬までは最高気温が0度を越えることはまれです。最低気温は-30度を超えることがあります。市内の大通りは比較的除雪整備されていますが,少し中にはいると全く除雪されない所もあり注意が必要です。ほとんどの建物は給湯型の暖房が入っており、真冬でも室内は薄着で過ごすことができますが、非常に乾燥します。
4月後半には雪が消え、夏は近年最高気温が25度を超える日もあり、半袖でも過ごせることが多いです。5月後半から一挙に緑が芽吹き、10月になると紅葉が見られます。都市部を出ると、知床を思わせる手つかずの自然がそこここにあり、短い春夏秋に、山や海はテント持参の行楽客で賑わいます。
ユジノサハリンスクは東西を山に囲まれて海からも少し離れているので強い風は多くないですが、大気が滞り、排気ガスや発電所等の微粒子による大気汚染が深刻です。
人口は大陸への移民のため徐々に減っていますが、CIS諸国からの流入もあり約50万人が、北海道とほぼ同じ広さの土地に住んでおりその内40万人弱が整備された都市部に住んでいます。州都ユジノサハリンスクには17万人ほどが住んでいます。平均寿命は男性が57.9歳、女性71.8歳。労働可能年齢を超える年齢にある女性の数は男性のほぼ3倍、乳児死亡率は14.5、医師数は人口10000人あたり40となっています。
まず各地区にある外来診療所を受診し、より専門的な医療を受ける必要があれば、診療所から総合病院へ紹介されるというシステムですが、外国人旅行者も、急病になれば、総合病院の救急外来等を直接受診することができます。ただし、診療費を前払いすることなどいくらかの制約があり、医療機関のほとんどでは、ロシア語以外の言語は全く通じないと思ってください。基本的に外国人は自費診療になります。ロシア人医師個人の外国人患者受入は非常に友好的ですが、清潔度や衛生、一般的な治療に関しても日本と異なることも多々あるため、特に重傷者はできる限り早く日本に緊急移送した方がいいと思われます。当地の一般的な医療費は日本と較べそれほど高額ではありませんが、特殊な治療や輸入薬剤などでの治療には高価なものもあるため、ぜひ旅行傷害保険に加入することをお勧めします。
当地における代表的な医療機関は、一部の外科(心臓、胸部、頭頸部、形成など)を除き、救急センターや心臓カテーテル室、ICUなども含め一通りの診療科がありますが、その施設は非常に老朽化しており、医療従事者の数、技術も充分でなく、徐々に改善しつつありますが、ハード面ソフト面の双方で深刻な状況になっています。
妊婦健診や出産については、市民は主に代表的な2つの病院施設で行っており、外国人も利用可能ですが、周産期死亡率、母体死亡率、輸血の安全性、新生児科との連携などの観点から、当地での出産は勧められません。長期滞在の場合、出産後6ヶ月ほどして日本の予防注射が一通り終わった頃にお連れになる方がいいとお話ししています。
急病により医療機関受診を考える場合、ホテルフロントや近くのロシア人に相談し必要な場合救急車(03)を頼みましょう。
当地に駐在している外国企業の職員のほとんどは、SOSインターナショナルクリニック(SOS緊急移送会社の診療部門、入院施設無し)を利用しています。治療費も高額で、会員制の病院であるものの、会員以外でも診療前に保証金を入金すれば利用が可能です。日本へ緊急移送もこの会社にお願いすることになります。
いずれにせよ、当地で日本と同レベルの医療を受けることはできません。基本的には、当地では、緊急対応のみにとどめ、日本に帰国して治療することをお勧めします。おおよその薬やワクチンは当地でも入手可能ですがロシア製が中心で、長期滞在の方は持病の薬とともに、家庭常備薬を持参した方が良いでしょう。また、A型肝炎、B型肝炎、破傷風などの予防接種を受けておくと安心です。
ユジノサハリンスク市街地は大気汚染が深刻です。市内の石炭による熱供給併用型発電所からの煤煙、車の排気ガス、ゴミ処理場から煤煙などで、ロシアの都市の中でも毎年トップクラスの大気汚染度と報じられています。窓ガラスなどにはしばらくすると黒い煤がつきます。
上下水道の不備もあり、水道水は飲料に適しません。水道管は日本時代の古いものをそのまま活用して延長整備しており、泉源の地下水も一部で飲用に適する基準を超える細菌や重金属などが検出されることもあるので、ミネラルウオーターを購入するか、できれば濾過器を通したあと煮沸した水を利用しましょう。
食品衛生は改善してきましたが、衛生管理が充分ではありません。停電による解凍・再冷凍、強力な添加物や農薬を使用した輸入食材、といった問題もあり、賞味期限内であったとしても十分な注意が必要です。
喫煙環境は、公共の建物は基本的に禁煙のところが多く、その点で日本より進んでいますが、たばこを安価で購入できることもあり男女とも喫煙者は相当多く、建物入り口付近での受動喫煙は免れません。禁煙のための相談医療機関や禁煙補助薬などはありません。
(1)下痢症: 特に、夏には、食品や水の衛生管理が悪いために下痢になることがめずらしくなく、集団食中毒も発生します。2010年も複数の邦人が食中毒を発症した例がありました。 水道水や地下水が清潔ではなく、毎年腸管感染症が多発します。2009年にサハリン州での腸管感染症で受診した者は10万人あたり1021.9人でした。とくに短期の旅行では生ものや水には十分気をつけ、下痢(旅行者下痢症)にはいつも注意を怠らないようにしてください。
(2)虫刺症: 春から夏には虫に刺されやすく、著しく腫れることもあります。虫除けスプレーなどで予防しましょう。
(3)風邪: 気温が低下する冬はもちろんですが、夏でも朝夕は冷える日もあるために風邪をひきやすいので注意しましょう。
(4)上気道炎: 大気汚染のため、また冬は暖房にて屋内が乾燥していることなどから、呼吸器疾患になる方が少なくありません。冬の屋外は降雪と低温による水蒸気の飽和度低下の関係で見かけ上湿度が保たれているように見えますが、室内では24時間の暖房のため、非常に乾燥し湿度30%を下回ることもあります。 このため、鼻や喉などの上気道を傷めやすく、風邪などの上気道炎に罹患しやすくなります。 一度罹患すると、乾燥のため、上気道の絨毛運動等の排痰機能が低下し、上気道炎を慢性化したり、肺炎などの下気道炎を続発しやすくなります。 加湿器の購入など部屋の湿度を上げる工夫、インフルエンザの予防接種、マスクやマフラーなどの使用にくわえ、規則正しい生活と十分な睡眠で、疲労やストレスを避けるなどの対策が必要です。
(5)乾皮症、皮脂欠乏性湿疹: 長い冬の間、暖房での乾燥、硬度の高い水道水、石鹸の香料や着色料が強いことなどのために、肌が乾燥しやすくなります。乾燥した肌を放置すると、やがて湿疹が生じやすくなります。 予防として、入浴後は全身にオイルや保湿剤などを使ってスキンケアを行いましょう。 また、日本から低刺激性石鹸や、保湿効果がある入浴剤などを持参することもお勧めです。
(6)骨折・捻挫: 冬には道が凍結するために滑りやすくなります。転倒の衝撃によって捻挫が起こりやすいです。骨折が生じることもありますので注意しましょう。
(7)うつ病: 冬は外出が制限されるような気象状況になります。また、年間を通して停電と断水の心配があり、特に冬には温水がでない、暖房が不充分などの状況も頻繁に発生します。治安が良くないこともあり、自宅に籠もりがちになり、精神的に気分が落ち込みやすくなります。
(8)アルコール依存症: ロシアのウオッカは度数が40度までですが、ビールなどとともに安価で購入できるので、依存症になりやすい環境です。
(9)ビタミン不足: 地理的な条件から野菜や果物が不足しがちです。冬季は輸入や温室ものに頼ることになるため、品質が良いものが少なく値段は高めです。ビタミン剤などを日本で調達するのもよいでしょう。冬は日照時間が短いのでビタミンDやカルシウムの摂取を心がけましょう。
(10)初夏ダニ脳炎: 1986年に、当地で森林関係の仕事をしていて発症したダニ脳炎による死亡者が報告され、2009年には市街地でのダニ刺傷から脳症を発症したケースが出ました。ダニ脳炎ウイルスを保有するダニは、ユジノサハリンスクを含めサハリン州内の15の地域で確認されています。また、ダニ以外のアブや蚊などの節足動物でもダニ脳炎ウイルス抗原が検出されています。総じて、ダニの数が増加するなど、状況が悪化しており当局も対応に乗り出しています。当地ではワクチンが普及しているので脳炎の発症は多くありませんが、ダニ咬傷自体は非常に多く、医療機関を受診した患者だけで2009年のシーズン中で2361人と前年の1.6倍でした。郊外でなくとも外出時は、かまれないような服装や、蚊と同じく肌を露出しないことと、DEET含有の虫除けを塗布することも勧めています。 予防接種については、日本にはダニ脳炎のワクチンはありませんが、当地では接種可能です。長期滞在者にはできる限り3回(初回、初回後1~3ヶ月、初回後9~12ヶ月)の接種を勧めています。
(11)ライム病: 徐々に患者数が増えており、2006年の患者数は45人と2005年の2倍です。2006年の調査では、ライム病の病原菌を保有するダニや齧歯類は、州内の多くの都市で確認されています。ワクチンはありません。前項と同じくダニに対する防御を徹底しましょう。
(12)狂犬病: 州内の発生は20年近くなく、基本的には狂犬病のワクチンは不要です。暴露後ワクチンは州内の病院に十分用意され、治療用免疫グロブリンもありますが全く使われていないのが現状です。 ロシア国内では毎年数例発症しており、犬の飼い主に狂犬病ワクチンを義務づけていないので、ワクチン接種しない犬が多い上、野犬のほかペットなどが野生化してうろうろしています。2010年には日本人女児が駆け寄ってきた犬にかまれるというケースもありました。十分注意の上、路上の犬や猫などを不注意になでたりしないようにしましょう。
(13)結核: ロシアはWHOのDOTS対象国であり、これが功を奏してかなり減りましたが、それでもロシア全体で3万人を超える結核患者が報告されています。特にサハリン州は多く、加えて、開放性結核の管理が不十分であることから他人に感染しやすいという問題があり、当地の医療問題としてしばしば取り上げられています。
(14)HIV: 当地では、HIVキャリアやAIDS罹患者が、年々、増加傾向にあります。この感染の増加傾向は麻薬の集団接種や性交渉などが原因しています。当局も対応に乗り出しています。
(15)ポリオ:当地からは遠いですが、2010年タジキスタンからロシアに入国した小児のポリオ集団感染が報道されました。当地では、建築土木関係の労働者として中央アジアや周辺のCISからの移住者が多く、邦人に対して、ポリオワクチン接種の確認と、手洗いの励行等の注意喚起を行っています。念のため、旅行者もポリオワクチンの接種歴を母子手帳などで確認することをお勧めします。
(16)その他:当地では小児特有の癌について高い発生率が確認されています。
(1)飲料水: 水道水は飲料に適さないので、ミネラルウオーターを購入するか、浄水器を通した水を出来れば煮沸して使うようにしてください。ミネラルウオーターも十分吟味が必要です。
(2)食品の安全性: 食品は品質管理に問題があります。2007年のロシア消費者監視機構による検査では、販売所の設置、商品の品質、衛生検査についての認可資料を規定どおりに所持していない食品販売業者が摘発されています。
(3)大気汚染: 市内中心部から数キロに、石炭による火力発電所があり、ここから排出される煙や排気ガスなどによる大気汚染が深刻です。東西を山に囲まれているため冬に空気が停滞しやすく、二酸化窒素と浮遊粒子状物質の濃度がロシアの定める許容基準の5倍を超え、大気汚染が関連する癌発生数が通常の3000倍と報じられ、ユジノサハリンスクはロシアの環境省が作成した大気汚染の深刻な都市リストに掲載されており、高濃度の炭素、ホルムアルデヒド、エチルベンゼンなどが認められると報道されています。そのほか廃棄物処理場が能力の限界を超えている問題もあります。
(4)事故: 交通量の増加に加え、交通マナーが悪く、市内各地で交通事故が絶えません。市内の横断歩道はあまり信号がなく、車だけでなく人も不意に飛び出してくることがあるので、当地での運転や歩行は非常に危険です。 事故による死亡は増加傾向にあります。 事故の中でも、殺人による死者やアルコール中毒による死者も少なくありません。 エネルギープロジョエクとの進展に伴い経済的状況も改善しつつありますが、治安状況は日本に較べるとまだまだですので、犯罪に巻き込まれないように常識的な行動を心掛けましょう。 また、不法投棄を取り締まる法律が整備されていないこともあり、街にはゴミが散乱しています。使用後の注射器などの針やビール瓶などのガラスの破片で怪我をしないように注意しましょう。 アウトドアのレジャーの際にも注意が必要です。例えば、冬の穴釣りに伴う水難事故が毎年のように発生しています。2010年は特に夏に海や湖での飲酒後の水浴中の死亡事故が多発しました。
(5)野生動物: 2008年6月20日に、ドリンスクの森林でヒグマに襲われて大学生が死亡した事件がありました。 また、市内には野良犬が徘徊しています。咬まれないように、動物には近づかないで下さい。
(6)低温障害: 厳冬期は、-30度を下回ることがあり、一日中-10度以下のことがあります。これに風が加わるため、体感温度は更に5度から10度下がります。 そのため、外出時はそれなりの装備が必須ですが、それでも顔や手などの露出部は気をつけないと凍傷となることがあります。
(7)温度差: ホテルや都市部の建物は、温度調節性の悪い集中給湯による暖房のため20度を上回っており厳冬期でもシャツ一枚で過ごせるような状態ですので、屋外から戻ると気温差40度から50度となり、急な血管拡張による血圧低下や震えがおこることがあります。 逆に暖かい室内から急に屋外に出ると、急な血圧上昇や血管攣縮、気管支への負担などが生じます。 この屋内外の気温差が、脳血管・心臓血管等に負担をかけ、脳血管や循環器障害を発症したり悪化させる恐れがあり十分な注意が必要です。
入国時に際して必要な予防接種はありません。一方、検査については、結核、梅毒、AIDSの検査結果が必要です。
任意による予防接種は、A型肝炎、B型肝炎、破傷風の予防接種を受けてこられることをお勧めします。また、ダニ脳炎に関しては、日本にはワクチンが流通していませんので、職業上など森林に立ち入る危険性が高い人は、当地の病院で接種を受けることをお勧めします。尚、当地の予防接種システムは、希望のワクチンを患者自ら薬剤販売業者から購入したあと、その購入したワクチンを持参して病院で接種することになっています。
| 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 6回目 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| B型肝炎 | 生後24時間以内 | 1ヶ月* | 2ヶ月* | 3ヶ月 | 6ヶ月 | 1歳* |
| BCG | 生後3-7日 | 7歳 | 14歳 | |||
| ジフテリア | 3ヶ月 | 4-5ヶ月 | 6ヶ月 | 1歳半 | 6-7歳 | 14歳 |
| 破傷風 | 3ヶ月 | 4-5ヶ月 | 6ヶ月 | 1歳半 | 6-7歳 | 14歳 |
| 百日咳 | 3ヶ月 | 4-5ヶ月 | 6ヶ月 | 1歳半 | ||
| ポリオ | 3ヶ月 | 4-5ヶ月 | 6ヶ月 | 1歳半 | 1歳8ヶ月 | 14歳 |
| 麻疹 | 1歳 | 6歳 | ||||
| 流行性耳下腺炎 | 1歳 | 6歳 | ||||
| 風疹 | 1歳 | 6歳 |
* B型肝炎のリスクグループは、1ヶ月、2ヶ月、1歳時も接種する。
その他
現地校に入学・入園する際に必要な予防接種証明は、B型肝炎、BCG、ジフテリア、破傷風、百日咳、ポリオ、麻疹、流行性耳下腺炎、風疹です。ですから、日本の接種スケジュールと比較すれば、B型肝炎と流行性耳下腺炎の予防接種が必要になります。
ただし、各学校によって多少の差異も窺えるようですので、入学・入園を予定している施設に確認することをお勧めします。
所在地:улица Эмельнова 2, 3 этаж, 319
(ウーリッツァ エメリーナヴァ ドゥヴァ トレーチィ エターシ トゥリスタ ヂヴェトナッツァッチ)
電話:(4242)55-89-30 ファックス:(4242)55-89-30
受付時間:
月曜日ー金曜日 8時00分-19時00分
土曜日 8時00分-15時00分
(休診日)日曜日、祝日
健診スケジュール:
生後1か月まで、3回健診。
生後1か月を超えると、1歳まで毎月1回健診。
1歳を超えると、18歳まで毎年1回健診。
料金:3500ルーブル(現金のみ)
・料金は前払いです。
・もしも異常が見つかり、専門医による診察や精密検査を要した分は有料となります。料金は診察内容により異なります。
・Городская Детская Больница(ユジノサハリンスク市立小児病院)の分院です。 ※後述あり
所在地: Коммунистический проспект, 32, офис 19
(カムニスチーチェスキー プラスペークト トゥリッツァチ ドゥヴァ オーフィス ヂヴェトナーツァチ)
電話:(4242)-46-29-11 ファックス:(4242)46-29-44
概要:Интернэшнл Клиника SOS(インターナショナルSOS ※後述あり)でも乳児健診が行われています。総合医が行う基本的診療のみとなります。
所在地:Коммунистический проспект, 32, офис 19
(カムニスチーチェスキー プラスペークト トゥリッツァチ ドゥヴァオーフィス ヂヴェトナーツァチ)
電話: (4242)-46-29-11 ファックス: (4242)46-29-44
概要: インターナショナルSOS(救急科、一般内科)
世界規模で展開している救急病院のユジノサハリンスク分院です。会員制クリニックですが、非会員でも診療前に約300USドル程度を入金すれば受診できます。海外旅行者保険などにも対応しています。受付では日本語が少々話せる職員もいますが、基本的にはロシア語で、英語も十分通じます。医師は、救急や家庭医の研修を十分に受けた外国人医師と地元のロシア人医師が勤務しており、全員が英語を話します。当地では最も英語が通じる病院です。受付時間は下記のように案内されていますが、実際は土日でも受付を18時まで開けており、医師は24時間待機し、必要なら外国人医師をコーすることも出来るようです。外来診療のみを行っており、入院設備やICUなどの設備はありません。レントゲン、CTなどの検査は地元病院へ依頼されます。全科につき救急患者を受け付けていますが、処置を行った後で専門医による診察を要する場合は地元病院へ紹介されます。外科はありません。医師は、常勤医3人と非常勤医4人が勤務しています。
受付時間:月曜日―金曜日 9時00分-18時00分
土曜日 9時00分-12時00分
(休診日)日曜日、祝日
※救急受付は24時間体制です。
支払い:現金、またはクレジットカード
(VISA/VISA electron, Diners club international, Maestro, Master Card/Master Card electron, JCB, American Express)
所在地:Бульвар Анкудинова, 1
(ブリヴァール アンクヂーナヴァ アヂン)
電話: (4242)-42-92-20 ファックス: (4242)76-03-46
概要: ユジノサハリンスク市立病院(内科、循環器科、消化器科、神経科、感染症科、外科外傷科、整形外科、眼科、放射線科、内視鏡検査科、ICU)
入院病床520床、医師数105人、看護師数240人の大規模な病院です。診療所から紹介された患者の入院施設で、24時間体制で救急患者の受付を行っています。外国人も受診できます。救急受診の場合は、基本的な診療と集団入院病床は無料ですが、特殊検査や個室などは有料となります。全体的に老朽化していますが、近年、政府の医療政策により、レントゲン、CT、超音波診断装置、内視鏡などの多くの新しい医療機器が投資されました。英語と日本語が、少々通じますが、コミュニケーションにはロシア語が必須です。当院感染症科にて、ダニ脳炎を受け付けています。昨年より救急救命センターが開設されいつも混み合っています。
受付時間:外来診療はなく、24時間体制で救急受付のみしています。
支払い:現金のみ。クレジットカード不可。
所在地: Проспект Мира 430
(プラスペークト ミーラ チティリスタ トゥリッツァッチ)
電話: (4242)-42-3306 ファックス: (4242)55-58-89
概要: サハリン州立病院(内科、総合診療科、消化器科、循環器科、内分泌科、血液内科、リウマチ科、呼吸器科、外科、外傷科、整形外科、血管外科、神経外科、胸部外科、産婦人科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、麻酔科、内視鏡検査科、ICU、救急科)
入院病床707床、医師数200人以上の、サハリン州で最も大規模な総合病院です。広大な敷地に各医療施設が点在し、中庭があります。救急外来には外国人も受診できます。MRIなどの医療機器があります。英語が、少々通じます。昨年より心臓血管センターが開設され、カテーテル検査・治療も行っています。
受付時間:月曜日―金曜日 8時00分-15時00分
(休診日)土曜日、日曜日、祝日 ※救急受付は24時間体制です。
支払い:現金のみ。クレジットカード不可。
※診療前に保証金の入金は不要です。
所在地: улица Ленина 311
(ウーリッツァ レーニナ トゥリスタ アヂンナッツァッチ)
電話: (4242)-42-93-00 ファックス: (4242)42-14-51
概要: ユジノサハリンスク市立小児病院(小児科、小児外科、小児神経科、小児耳鼻科小児泌尿器科、小児整形外科、先天性疾患科、ICU)
入院ベッドは280床、医師数80名、看護師数328人のサハリン州で最大の小児病院です。外来診療は行っておらず、救急患者と入院患者のみを受け付けています。CTがあります。狂犬病、ダニ脳炎の小児患者を受け付けています。英語は、少々通じますが、日本語は通じません。事実上サハリン州内の唯一の小児専門病院のためサハリン州内全域から患者を受け入れ、2011年には州立に移管されることになりました。
受付時間:月曜日―金曜日 8時00分-19時00分
土曜日 8時00分-15時00分
(休診日)日曜日、祝日
※救急受付は24時間体制です。
支払い:現金のみ。クレジットカード不可。
※診療前に保証金の入金は不要です。
※略称で「ガー・デー・ツエー」とも呼ばれています。
所在地: улица Леонова, 40
(ウーリッツァ リオーナヴァ ソーラク)
電話: (4242)42-93-30, (4242)-42-3172 ファックス: (4242)42-31-72
概要: ユジノサハリンスク市立診断センター(総合内科、アレルギー科、循環器科
呼吸器科、代謝内分泌科、腎臓科、神経科、消化器科、肛門科、泌尿器科
耳鼻科、眼科、歯科)
入院ベッドは40床、医師数36名、看護師数84人の小規模総合病院です。検査目的の紹介患者の診療を主体としながらも、救急患者も受け付けています。基本的に「支払い能力証明書」(※雇用主より発行)がないと受診できませんが、救急患者の場合は1回の受診のみ受け付けます。その際、受診直後に現金にて診療費を支払わなければなりません。また、継続治療は行いません。
2つの病室につき1つのバスルームが設置されており、施設内のトイレとシャワーが充実しています。英語や日本語は通じません。
受付時間:月曜日―金曜日 8時00分-17時00分
(休診日)土曜日、日曜日、祝日
※救急受付は24時間体制です。
支払い:現金のみ。クレジットカード不可。
※診療前に保証金の入金は不要です。
所在地: проспект Мира, 56
(プラスペークト ミーラ ピッヂィシャット シェイスト)
電話: (4242)72-84-99 ファックス: (4242)72-83-69
概要: 第7番外科診療所(外科、外傷科)
サハリンの診療所には番号がうたれていますが、この外科診療所は第7番と表示されています。小規模で老朽化した診療所です。ユジノサハリンスクで狂犬病の成人患者を受け付けている診療所です。英語も通じません。日本人患者に対し、医師の説明がほとんどなくトラブルが起こったことのある病院です。
受付時間:月曜日―金曜日 8時00分-15時00分
(休診日)土曜日、日曜日、祝日
※救急受付は24時間体制です。
支払い:現金のみ。クレジットカード不可。
※外国人の場合は前払いです。
所在地: улица Ленина, 154
(ウーリッツァ レーニナ ストー ピヂシャット チティリ)
電話: (4242)-42-3020 電話/ファックス: (4242)42-30-21
概要: メガデント歯科医院(一般歯科、口腔外科)
地元住民の評判が良く、近代的で広く清潔感あふれる歯科医院です。医療機器や歯科材料は、スイス、ドイツ、日本などから取り寄せています。セラミック義歯は日本製を取り扱っています。義歯装着には、診療前に義歯代金の50%を入金する必要があります。尚、義歯代金は、ゴールドおよびセラミックで8,000ルーブルからの料金設定になっています。院長は韓国系ロシア人で、歯科医師4人、口腔外科医1人、歯科技工士3人が勤務しています。口腔外科手術も行っています。英語が、少々通じます。
受付時間:月曜日―金曜日 9時00分-18時00分
土曜日 9時00分-15時00分
(休診日)日曜日、祝日
※時間外の救急受付はしていません。
支払い:現金、またはクレジットカード
(VISA, UNION, Maestro, Master Card, Alpha bank)
所在地: улица Ленина, 279
(ウーリッツァ レーニナ ドゥヴェスチ セミヂシャット ヂェーヴェチ)
電話: (4242)74-2763 電話/ファックス: (4242)43-62-11
概要: アルトモス歯科医院(一般歯科)
地元住民の評判が高い歯科医院です。施設は近代的で広く清潔です。英語は通じません。手術は簡単なケースのみ行っています。歯科医師は、毎年1回、アメリカやドイツなどの海外研修や、モスクワ、サンクトペテルブルクなどの国内研修、また国際歯科学会などの学会に出席したりして積極的に学んでいます。医療機器や歯科材料は、ヨーロッパや日本から取り寄せています。セラミック義歯は日本製です。若々しいロシア人院長と経営者3人はじめ、歯科医師8人、歯科技工士3人、その他のスタッフを含めて職員は合計47人が勤務しています。
受付時間:月曜日―日曜日 9時00分-21時00分
(休診日)なし
※時間外の救急受付はしていません。
※夏期休暇時期などで、不定期に土曜日曜休診となることがあります。
支払い:クレジットカード
(VISA, VISA ELECTRON, UNION Card, Maestro,Master Card, Master Card Electronic, Alpha bank, American Express, Diners Club International)
現金はロシアルーブルのみでなく、USドルも可。
在ユジノサハリンスク日本国総領事館ホームページとメールアドレス:
http://www.sakhalin.ru.emb-japan.go.jp ![]()
sakhjpmofa@vtc.ru
総領事館領事部に小冊子「安全の手引き」を用意していますので、ご利用下さい。(無料)尚、「安全の手引き」は、ホームページからダウンロードして印刷することもできます。
主要言語のロシア語をご参照下さい。