在外公館医務官情報

スロベニア

2010年8月

1.国名・都市名

 スロベニア共和国(リュブリャナ)(国際電話国番号386)

2.公館の住所、電話番号

3.医務官駐在公館

4.衛生・医療事情一般

 衛生状態は、一般に悪くありません。スロベニアの医療水準は医師のレベル、医療設備ともに問題ないと思われます。医療施設は公立と私立があり、公立は国民健康保険でカバーされているため、患者が多く混みあっています。一方、私立病院の環境は良く、待つ時間も少なくてすみますが、医療費は高額となります。

5.かかり易い病気・怪我

(1)ダニ脳炎

 中部、東部ヨーロッパを中心にダニを媒体として感染するウイルス性脳炎(Tick-Borne Encephalitis)があります。当国も汚染地区となっており、リュブリャナ周辺の森林にも生息します。脳炎は春先から秋にかけて発症することが多く、症状は最初風邪様の症状があり、数週間後に発熱、頭痛、麻痺、意識障害等の脳炎症状を起こします。また重症例は後遺症を残したり、死亡するケースもあります。

6.健康上心がける事

 ダニ脳炎にかからないために、野外ではダニに刺されないような服装を心がけ、屋外から戻ったら衣服を脱いで、ダニにさされていないかチェックするようにしましょう。

 また、長期滞在者は、ダニ脳炎の予防接種を受けたほうがよいでしょう。

7.予防接種

(1)赴任者に必要な予防接種(成人、小児)

ダニ脳炎 合計3回(1回目 2回目:初回投与後およそ1ヶ月後前後、 3回目:初回投与後およそ9ヶ月前後)の接種が必要です。三回接種終了後おおよそ5年間有効です。

(2)現地の定期予防接種一覧

現地の定期予防接種一覧
生後 DTaP ポリオ Hib B型肝炎ワクチン MMR BCG dTap 3) HPV 破傷風
生下時         ○ 2)      
3ヶ月 ○ 1) ○ 1) ○ 1)            
4-5ヶ月 ○ 1) ○ 1) ○ 1)            
6ヶ月 ○ 1) ○ 1) ○ 1)            
12-18ヶ月                
12-24ヶ月 ○ 1) ○ 1) ○ 1)            
5-6歳              
8歳                
11-12歳 4)                
16-18歳                 ○ 5)

1)DTaP(ジフテリア、破傷風及び無菌体百日咳ワクチンの混合ワクチン)とポリオ及びHib(インフルエンザb菌結合型ワクチン)の五種混合ワクチンとして接種します。

2)BCGは、ハイスクグループ(結核蔓延地からの移住者等)が接種勧奨です。

3)dTap(追加接種用)低容量ジフテリア、破傷風、低容量無菌体百日咳ワクチンの混合ワクチンです。

4)HPV(子宮頚癌ワクチン)は、低学年(11歳)までの間に、全ての女児が接種勧奨です。

5)破傷風は10年ごとに追加接種が勧められます。

8.乳児健診

実施の有無:有

日程:健診の少なくとも約1週間前からの予約制

施設:バルソス・クリニック

費用:65ユーロ

9.病気になった場合(医療機関等)

 私立病院「BARSOSクリニック」を使用しています。緊急時はリュブリャナ大学病院の救急センターを利用しています。

◎リュブリャナ

(1)Barsos Medical Center(バルソス):プライマリー・ケア

所在地:Gregorciceva 11, 1000 Ljubljana

電話:(01)242-0700 ファックス:(01)242-0744

小児科 (01)242-0714(但し、平日午後3時まで) 041-593-623(土曜8:00~12:00)

概要:専門科でも、バルソスを受診後、リュブリャナ大学病院の専門医の予約をとってもらった方が効率的なことが多いと思われます。

(2)リュブリャナ大学病院(Klinicni center Ljubljana

所在地:Zaloska cesta 2, 1000 Ljubljana

電話:01-522-5050 ファックス:(01)522-2482

救急センター(Urgenca)(リュブリャナ大学病院内)
電話:(01)522-8408

小児科:(01)472-3888 平日19:00~7:00)(夜間のみ) 所在地: Metelkova 9
日・祝(24時間受付)

概要:全科そろっており、リュブリャナの三次医療を担っています。重症例や交通事故の患者などは、ここに搬送されます。屋上にヘリポートも整備され緊急医療の受け入れ先にもなっています。

<緊急医療体制>

 公立総合病院は24時間診療体制です。救急の場合は救急車で最寄りの病院に運ばれます。重症で対応できない場合はリュブリャナ大学病院に搬送されます。交通事故等による外傷の場合も、リュブリャナ大学病院に搬送されることが多いです。

10.その他の詳細情報入手先

 大使館ホームページ
 http://www.si.emb-japan.go.jp/website_jp/index_j.html 他のサイトヘ

 予防接種スケジュール
  http://www.euvac.net/graphics/euvac/vaccination/slovenia.html 他のサイトヘ

11. 現地語一口メモ

医師:zdravnik(ズドラウニック)

飲み薬:zdravilo(ズドラヴィーロ)

座薬:svečka(スヴェーチカ)

注射:injekcija(イニェクツィヤ)

頭痛:glavobol(グラヴォボル)

胸痛:bolečina v prsih(ボレチナ ウ プルスィフ)

腹痛:bolečina v trebuhu(ボレチナ ウ トレブッフ)

下痢:driska(ドリスカ)

発熱:vročina(ヴロチーナ)

吐き気:slabost(スラボスト)

傷:rana(ラーナ)

気分が悪い:Slabo se počutim.(スラボ セ ポチュティム)

病院へ連れて行って下さい:Odpeljite me v bolnico.(オドペリィテ メ ウ ボルニツォ)

風邪をひいた:Prehladil sem se.(プレフラーディウ セム セ)

下痢をした:Imam drisko.(イマム ドリスコ)

めまいがする:Vrti se mi.(ヴルティ セ ミ)

ここが痛い:Tukaj me boli.(トゥカイ メ ボリ)

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