2010年10月
フランス共和国(パリ市)(国際電話国番号33)
フランスの衛生事情は概して良好に保たれ、医療水準は世界のトップレベルです。救急車の利用、医療機関の受診手続き等では日本と異なる点が多いので、ご利用の際はそれらの特徴をよく知っておく必要があります。例えば、日本の救急専門外来は、大きな怪我や重い疾患が対象になりますが、当地では直ちに処置を必要とする場合は、重症度に関係なく昼間でも救急外来を受診できます。一方、通常の診察には事前の予約が必要で、医薬品は医師の処方箋を持って薬局で購入しなければなりません。また、クリニックや個人開業医は検査を外部機関へ委託していることが多く、この場合、レントゲンや血液検査も予約が必要となります。療養費の支払いは原則として自己負担となりますので、海外旅行傷害保険への加入が勧められます。日本の公的保険の適用を受けるには、予め自費で支払い、帰国後に領収書や診断書等を提出する必要があります。
日本と同じように季節の変わり目や冬季に風邪、インフルエンザなどが流行し、春には花粉症の症状を訴える方も少なくありません。交通事故は、他の先進国同様、社会問題となっています。 フランス入国に際し、予防接種証明書を必要とするような特別な感染症はありません。
(1)日本に比べ湿度が通年にわたって低く、特に冬季には暖房の効いたホテルなどの部屋では乾燥に対する工夫が必要です。
(2)日本から直行便で約12時間を要し、夏は7時間、冬は8時間の時差がありますので、時差と疲労で体調を崩すことも少なくありません。旅行中は、無理なスケジュールを組まないように心掛けてください。
フランスには特別な感染症はありませんが、小児は日本の予防接種法で決められたワクチンを、成人は破傷風、できればA型肝炎、B型肝炎の予防接種を受けることをお勧めします。CENTRE DE VACCINATION AIR FRANCE (住所:148 rue de l'Universite 75007 Paris 電話:08 9268 6364, 01 4317 2200)では、殆どのワクチンを予約無しで受けることができます。
| 初回 | 2回目 | 3回目 | 4回目 | 5回目 | 6回目 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| BCG | 1ヶ月から | |||||
| ポリオ(IPV) | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 4ヶ月 | 18ヶ月 | 6歳 | 11〜12歳 |
| DPT(DT) | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 4ヶ月 | 18ヶ月 | (6歳) | 11〜12歳 |
| MMR | 12ヶ月 | 2歳 | ||||
| B型肝炎 | 1ヶ月 | 2ヶ月 | 9〜18ヶ月 | |||
| Hib | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 4ヶ月 | 18ヶ月 |
※ポリオは経口ワクチン(OPV)ではなく、不活化ワクチン(IPV、注射)です。
また、フランスでは5種混合(DPT、ポリオ、Hib)の接種が一般的です。
現地校に入学・入園する際、特に公立の場合は、上記の小児定期予防接種の接種証明(certificat de vaccination)提出を求められますので、日本の母子健康手帳を必ず 持参して下さい。日本大使館の領事部で予防接種のフランス語書簡の作成が可能です。(必要書類等詳細は在仏日本大使館ホームページの当該箇所を参照して下さい。)未接種のワクチンについては、当地で接種することになりますが、ワクチン接種は上記のCENTRE DE VACCINATION AIR FRANCEの他、総合病院、クリニックや個人開業医の外来でも受けることができます。
フランスには乳児健診というシステムはありませんが、乳児の健康チェックは小児科を受診して受けることができます。
海外旅行傷害保険に加入している場合は、提携しているアシスタンス会社に電話すると全て日本語でサービスが受けられますので、保険契約書をご参照ください。通常、救急車を呼ぶ場合、電話は15番、S.A.M.U. (サミュ) にかけてください。S.A.M.U.はフランスの緊急医療援助体制(Service d' Aide Medicale Urgente=公営)の略で、フランス全土をネットワークで結んでいます。救急車には救急機器が装備され、医師が同乗していますので、必要な治療は直ちに開始されます。電話の15番は国内の多くの都市で共通で、救急車の依頼料金は基本料金(約60ユーロ)に移送距離料金(約2ユーロ/Km)が加算されます。歯科については、パリの場合、SOS Dentisteへ必ず予約(電話:01 4337 5100)をして、受診してください(住所 87, boulevard Port-Royal, 75013)。休日でも受け付けています。
往診を依頼する時は、SOS MEDECIN(SOS メドゥサン、電話:01 4707 7777)に連絡して下さい。パリ市内でしたら、Urgence Medicale de Paris(電話:01 5394 9494)でも受け付けます。眼科は、SOS OPHTHALMOLOGIE(電話:01 4707 6464)が受け付けています。歯科の往診システムはありません。
■救急施設(24時間対応、順不同)
所在地:63, boulevard Victor Hugo, 92202 Neuilly(ヌイ)
電話:01 4641 2515(日本人セクション、9時00〜18時00)
概要:総合病院。予約等の事前連絡は必要なし。但し、小児救急はありません。
必要な場合、日本人セクションで通訳サービス等が受けられます。
所在地:149-161, rue de Sevres, 75015
電話:01 4449 4290
概要:小児科の救急病院。耳鼻咽喉科・外科系疾患も含まれます。
所在地:28, rue de Charenton, 75012
電話:01 4002 1680(救急)
概要:眼科専門病院
所在地:2, rue d'Arcole, 75004
電話:01 4234 8036(救急)
概要:眼科が有名な公立病院
所在地:1, rue Cabanis, 75014
電話:01 4565 8000(代表)
概要:精神科
■外来・診療所(日本語もしくは英語で受診が可能なところ。順不同)
※受診する際は、必ず電話予約して下さい。
所在地:63, boulevard Victor Hugo, 92202 Neuilly(ヌイ)
電話:01 4641 2515(日本人セクション、9時00分〜18時00分)
概要:総合病院、日本人医師(三村佳弘医師、内科・皮膚科、直通電話:01 4641 2616)、日本語通訳可
所在地:55, avenue du Maine, 75014 Paris
電話:01 4279 0381
概要:内科・循環器科
所在地:186, avenue Victor Hugo, 75116 Paris
電話:01 4504 5642
概要:内科・小児科、日本人通訳
所在地:65 bis, avenue Victor Hugo, 92100 Boulogne Billancourt
電話:01 4603 3724
概要:産婦人科・内科・小児科、日本語可
所在地:45, rue Vineuse, 75016 Paris
電話:01 5365 6810
概要:眼科
所在地:196, avenue Victor Hugo, 75116 Paris
電話:01 4504 7900
概要:整形外科、英語可
所在地:8, place du General Cartoux, 75017 Paris
電話:01 5633 3900
概要:歯科
所在地:107, rue de Longchamp, 75116 Paris
電話:01 4727 3332
概要:歯科、日本語可
■心理カウンセリング
所在地:59, boulevard Victor, 75015 Paris
電話:01 4533 2783
概要:精神科
■空港クリニック
所在地:Aerogare 2, Terminal F, Niveua arrivee(到着階), porte 17
概要:診察時間 8時00分〜20時00分
電話:01 4862 2800
所在地:30 Rashid Behbutov Street Baku
電話:01 4975 4514
概要:診察時間8時20分〜16時45分(土曜、日曜休診)
在フランス日本国大使館:http://www.fr.emb-japan.go.jp/ ![]()
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