在外公館医務官情報

クロアチア

2010年10月

1.国名・都市名

 クロアチア共和国(ザグレブ,ドブロブニク)(国際電話国番号385)

2.公館の住所、電話番号

3.医務官駐在公館

4.衛生・医療事情一般

 クロアチアの気候は景勝地ドブロブニクやスプリットなどがあるアドリア海沿岸地域の地中海性気候と首都ザグレブなど内陸部の大陸性気候に分類されます。アドリア海沿岸地域は冬期でも比較的温暖ですが、内陸部では冬期は平均気温が1度位となります。内陸部は、サバ河沿岸を中心にダニ脳炎汚染地域となっているので、この地に滞在される方は予防接種を受けた方が良いでしょう。国立公衆衛生研究所等で接種できます。水道水は飲んでも差し支えありませんが、石灰分の多い水質です。公立病院は未だ施設が古いところも有りますが、近年医療機材の更新が進んでいます。また、ザグレブ市内では、近代的な私立病院や個人医院も徐々に増えています。

5.かかり易い病気・怪我

(1)細菌性食中毒

 外食の際、卵料理やマヨネーズを用いた料理ではサルモネラ菌による食中毒の危険があるので、注意が必要です。また、農家などで私的に屠殺、解体した食肉の購入には注意が必要です。

(2)ブルセラ症

 マルタ熱とも呼ばれ地中海地域に流行してます。病原菌の多くは、牛や犬に感染しており、尿も感染源になります。犬を屋内で飼ったりしているときは注意が必要ですし、新鮮なミルクはそのまま飲まずに、必ず煮沸しましょう。

(3)Q熱

 Q熱リケッチアが病原体で、感染獣の糞便、汚染された毛皮や羊毛から感染し、感染後1週間どで高熱及び肺炎症状をおこします。無防備に羊等の動物に触れないようにしましょう。また発熱して医療機関を受診する際に、動物に触れた旨を告げた方が良いでしょう。

6.健康上心がける事

 夏期には、紫外線が強いため、紫外線対策が必要です。外出の時には、日焼け止め、サングラス、防止などを着用したほうがよいでしょう。

7.予防接種

(1)赴任者に必要な予防接種(成人、小児)

 ダニ脳炎には合計3回(1回目 2回目:初回投与後およそ1ヶ月後前後 3回目:初回投与後およそ12ヶ月後前後)のワクチン接種が必要です。日本では製造・販売されていないワクチンですが、一部の渡航医学外来の有る医療機関では接種が可能です。また、現地ではオーストリア製のワクチンの接種が可能です。(注文すれば、一般薬局での購入も可能です。)

(2)現地の小児定期予防接種一覧

現地の定期予防接種一覧
  初回 2回目 3回目 4回目 5回目 6回目
BCG 出生時          
ポリオ (経口) 4ヶ月 6ヶ月 1歳 7歳 14歳  
DPT 3ヶ月 4ヶ月 6ヶ月 1歳 3歳  
MMR 1歳 6歳        
B型肝炎 出生時 2ヶ月 6ヶ月      
インフルエンザ b            

(3)小児が現地校に入学・入園する際に必要な予防接種・接種証明書

 小児定期要接種を受けていれば,新たに接種するものはありませんが,学校・幼稚園によっては今までの予防接種記録を書面で提出させるので,学齢期の子供を同伴させる場合は母子手帳や予防接種手帳などの予防接種記録を持参することをおすすめします。

8.乳児健診

 クロアチアでは,地区保健所及び病院の小児科で生後1ヶ月,2ヶ月,4ヶ月,6ヶ月,12ヶ月〜14ヶ月,2歳,4歳に小児健診が行われます。

9.病気になった場合(医療機関等)

 救急車を依頼する時の電話番号は94番です。病院の指定はできません。クリニック等を受診する時はあらかじめ電話等で受診したい診療科や医師を確認しましょう。

◎ザグレブ

(1)Klinicki Bolnicki Center Zagreb (University Hospital Center Zagreb)

ホームページ:http://www.kbc-zagreb.hr/university-hosputal-center-croatia他のサイトヘ

代表電話番号及び住所
Rebro: 01-238-8888, KBC Zagreb, Kispaticeva 12, 10000 Zagreb
Salata :01-236-8987, KBC Zagreb, Salata 4, 10000 Zagreb
Petrova:01-460-4646, KBC Zagreb, Petrova 13, 10000 Zagreb
Bozidareviceva :01-236-2330, KBC Zagreb, Bozidareviceva 11, 10 000 Zagreb
Gunduliceva:01-480-2111, KBC Zagreb, Gunduliceva 5, 10000 Zagreb

概要:ザグレブ大学医学部付属病院で、クロアチアの医療の拠点となる総合病院群です。Rebro(Kispaticeva)(本院)、Salata (皮膚科、整形外科、精神神経科)、Petrova(産婦人科)、Bozidareviceva (リハビリテーション科)、Gunduliceva (歯科)と5つの地域に疾患別に病院が分かれていますので、事前に受診する病院の場所を確認する必要が有ります。MRIを初め、最新の検査設備が備えられ、日本とほぼ同レベルの医療が受けられます。但し、院内には英語の表示は余り有りません。英語を解する医師は多いものの、事務系職員や看護師には英語が通じにくいので、受診にはクロアチア語を解する人の同行が必要な場合も有ります。

(2)Poliklinika za Dijagnostiku(診断総合クリニック)

所在地:Nemetova 2, 10000 Zagreb

電話:01-4693-111

概要:私立医院です。内科、小児科、産婦人科、小外科、眼科、皮膚科、耳鼻科の診療が可能です。入院設備、歯科は有りませんが、。リハビリテーション施設が充実しています。診療時間は8時〜20時です。

○ドブロブニク

(1)OPCA BOLNICA DUBROVNIK (Dobrovnik General Hospital)

所在地:Dr. Roka Misetica 2, 20000 Dubrovnik

電話:020-431- 777

ホームページ: http://www.bolnica-du.hr/english/index.php他のサイトヘ

概要:ドブロブニクで最大規模の国立病院です。旧市街から離れたLapad地区に有ります。通常の外来受け時間は午前7時から午後3時までですが、24時間受付の救急センターも併設されています。(94番に電話すると、24時間受付)

(2)POLICLINIC

所在地:Dr. A.Starcevica 45

概要:Dobrovnik市内にある公立の総合診療センターで、入院施設も有ります。
事務局:電話:020-416-866

家庭医学病棟:電話:020-429-044, 02-425-757(平日の午前8時から午後8時30分までと、土曜日の午前8時から午後1時まで)

歯科病棟:電話:020-412-433, 02-420-806(平日の午前7時から午後9時30分までと、土曜日の午前7時から正午まで)

臨床検査センター:電話:020-411-432(平日の午前7時から午後2時までと、土曜日の午前7時から午後1時まで)

10.その他の詳細情報入手先

 大使館のホームページ:http://www.hr.emb-japan.go.jp/他のサイトヘ

11.現地語一口メモ

医師:doktor

飲み薬:medicina

座薬:supozitorij(čepić)

注射:injekcija

頭痛:glavobolja

胸痛:bol u prsima

腹痛:bol abdomena

下痢:proljev

発熱:groznica, visoka temperatura

吐き気:mučnina

傷:ozljeda

気分が悪い:loše se osjećam, bolestan sam

病院へ連れて行ってください:Možete li me odvesti u bolnicu?

風邪をひく:Imam običnu prehladu.

下痢をする:Imam proljev.

めまいがする:Imam vrtoglavicu.

ここが痛い:Ovdje me boli.

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