在外公館医務官情報

グアテマラ

2010年10月

1.国名

 グアテマラ共和国(グアテマラシティ,ケツァルテナンゴ)(国際電話国番号502)

2.公館の住所・電話番号

3.医務官駐在公館

4.衛生・医療事情一般

 低地及び海岸地域は熱帯性気候で、中央高原地帯は温帯性気候です。1年は乾期(11月~4月)と雨期(5月~10月)に分かれており、特に12月~2月はほとんど雨が降りません。首都グアテマラシティは標高1500メートル、年平均気温19℃と快適な気候です。12月~2月は夜間冷え込むことがありますが、8℃以下になることはほとんどありません。3月~5月は一般に暑く日射しが強い一方で、湿度が低いため過ごしやすい季節です。

 医療水準は、医療施設は整っていますが日本と比較すると技術水準は劣ります(医師国家試験がなく、大学の医学部を卒業すれば医師免許が与えられます)。重病や大手術を要する場合には、日本や米国での受診をおすすめします。国民健康保険制度は当国人向けで、外国人には適用されません。

 医療の受け方としては、まず診察を受け、入院等が必要な際はその医師が病院を紹介(病室を予約)してくれます。医師の診察は予約制です。但し、事故等緊急の場合は、病院の救急外来で診療を受けることができます。救急医療は救急電話番号125(赤十字:Cruz Roja) や救急サービス(有料)911 または消防局(122又は123)に連絡します。24時間体制の救急病院には医師が常駐しています。専門医を必要とする場合でかかりつけの専門医がいない場合は、病院が専門医を紹介します。診察料(3,000円~5,000円程度)、検査料、入院費(入院時のデポジットは20万円~30万円、小児科一泊入院で点滴など行うと10万円、室料は1万円程度)、外傷等による処置料はクリニックで支払い、薬は医師の処方箋により市内薬局で購入します。

5.かかり易い病気・怪我

(1)交通事故:近年、市内の交通量が増加し、通勤時や昼休み時は特に混雑します。また、一般に運転マナーが悪く交通事故が多いので運転には十分注意する必要があります。

(2)感染性胃腸炎:ウイルス、細菌などが原因で腹痛、嘔吐、下痢、発熱などの症状を起こします。1年を通して多くみられます。強い腹痛、高熱、血便、脱水等の症状が出た時には早期に病院を受診し、便検査や血液検査等で原因を明らかにした上で治療を開始することをおすすめします。

(3)原虫・寄生虫による消化管疾患:内服治療が必要になります。寄生虫(蟯虫、回虫、条虫)は全国的に見られます。

(4)A型肝炎:経口感染です。潜伏期間は15~50日前後で、症状は発熱、倦怠感、黄疸などの肝機能障害です。特別の治療法はなく、入院して安静が必要です。ワクチンがありますので予防接種を受けましょう。

(5)デング熱:デングウイルスを保有する蚊に刺されることによって感染します。低地や海岸地域
で見られます。

(6)マラリア:当国では三日熱マラリアがほとんどです。マラリア原虫を保有する蚊に刺されるこ
とにより感染します。

(7)シャーガス病:サシガメ(泥壁や藁の屋根にいる)に刺されることから感染する寄生虫疾患です。1~2週間で風邪症状や瞼のむくみが出現します。10年以上経って心不全をおこすことがあります。輸血による感染の危険性もあります。近年、日本の援助によるシャーガス病対策プロジェクト(媒介生物であるサシガメを根絶するプロジェクト)が奏功しつつあります。

(8)地方にはサソリや毒グモが多いので注意しましょう。

6.健康上心がける事

(1)首都グアテマラシティは高地のため熱帯病の危険性はほとんどありません。近年、交通量の増加に伴い、グアテマラシティの大気汚染が深刻化しています。

(2)不衛生な屋台での飲食は避け、野菜は、湯通しするか専用殺菌剤を用いてよく洗います。飲料水には市販のボトル入りの飲料水を使用します。

(3)低地を訪れる際は、虫が媒体となる病気を防ぐため、虫除けの薬剤や蚊帳などを用いるとともに肌を露出しないようにします。

(4)犬以外の哺乳動物(キツネ、ネコ、リス、コウモリ、アライグマその他)でも狂犬病ウイルスを持っているものがいるので、むやみに動物に触れないようにしましょう。

7.予防接種

(1)赴任者に必要な予防接種

成人・小児ともにA型肝炎、B型肝炎、破傷風の接種をおすすめします。職種・地域によっては狂犬病の予防接種も考慮が必要です。黄熱病リスク国からの入国する際には、1歳以上にイエローカードの提示が求められます。

(2)現地の小児予防接種一覧(5歳以下の予防接種)

小児予防接種一覧(5歳以下の予防接種)
ワクチン名 対象疾患名 回数・目的 年齢
BCG 結核 1回 出生時
PENTAVALENTE(+OPV) B型肝炎、インフルエンザ菌b型、破傷風、百日咳、ジフテリア、ポリオ 3回 2ヶ月、4ヶ月、6ヶ月
OPV(経口ポリオ) ポリオ 2回(補強) 上記のOPV(3回)に加え18ヶ月、4歳
DPT ジフテリア、百日咳、破傷風 2回 18ヶ月、4歳
SPR 麻疹、耳下腺炎、風疹 1回 1歳

問題点:水痘ワクチンがないこと。毎年ワクチンの在庫状況により方針が変更されること。BCGは事前登録が必要です。

8.乳児健診

 グアテマラ厚生省が発行する書類(日本の母子手帳のようなもの)に基づいて定期予防接種や乳児健診、ビタミンA、駆虫剤、葉酸、鉄剤の投与などが行われます。これによると生後1ヵ月、2ヶ月、4ヶ月、6ヶ月、12ヶ月、18ヶ月、そして2~5歳までは1年毎の健診が勧められています。

9.病気になった場合(医療機関等)

※グアテマラには市外局番はありません。

◎グアテマラシティ

(総合病院)以下4病院ともに、小児科を含め24時間対応の救急外来があります。

(1)Hospital Sanatorio Nuestra Senora del Pilar
(オスピタル サナトリオ ヌエストラ セニョラ デル ピラル)

所在地:3a calle, 10-71, zona 15, Tecun Uman

電話:2279-5000, 2420-0000

概要:JICAが定期健診等で利用しています。

(2)Hospital Centro Medico (オスピタル セントロ メディコ)

所在地:6a Av. 3-47, Zona 10 

電話:2279-4949

概要:大使館が定期健診等で利用しています。

(3)Hospital Herrera Llerandi(オスピタル エレラ ジェランディ)

所在地:6a Av. 8-71, Zona 10 

電話:2384-5959 救急:2233-5955

(4)Hospital Privado de Las Americas (オスピタル ラス アメリカス)

所在地:10a Calle 2-31, Zona 14 

電話:2384-3535

(クリニック)

空港クリニック

グアテマラシティ国際空港には空港クリニックはありません。

(歯科クリニック)

(1)Dr. Hans E. Zuger

住所:16 calle 4-53, Zona 10, Edificio Marbella 5-E

電話:(502) 2337-0651

(2)Dr. Rafael Mejicano Diaz

住所:Blvd. Vista Hermosa 25-19, Zona 15, Vista Hermosa I, Multimedica

電話:(502) 2385-7777

(3)Dr. Edgar Vallejo

住所:10 Calle 2-45, Zona 14, Edificio Clinicas Las Americas, Oficina 603

電話:2363-1198 診察日は火曜、木曜

(カイロプラクティス)

Quiro Salud

住所:10 calle 0-29, Zona 9

電話:(502)2361-8703,2361-8709

一回の施術でQ150程度の料金

○ケツァルテナンゴ

(総合病院)

(1)Hospital Privado Quetzaltenango

住所:13 Avenida 6-51, Zona 3, Quetzaltenango

電話:7763-6760 / 7763-6671

概要:病床数22、CT有り、MRI無し。

(歯科クリニック)

(1)Dra. Elba Raquel Aguilar de Suchini

住所:22 Avenida B-76, Zona 3, Ciudad Minerva, Quetzaltenango

電話:7765-0596

10.その他の詳細情報入手先

 大使館ホームページ:http://www.gt.emb-japan.go.jp/他のサイトヘ

11.現地語 一口メモ

 主要言語―スペイン語をご参照下さい。

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