在外公館医務官情報

チリ

2010年10月

1.国名・都市名

 チリ(サンティアゴ市)(国際電話国番号56)

2.公館の住所・電話番号

3.医務官駐在公館

4.衛生・医療事情一般

 チリは南北に4千キロメートルを越える細長い国です。北は千キロメートルに及ぶ砂漠、東は5~6千メートル級の高峰を要するアンデス山脈、西と南は太平洋に囲まれています。首都サンティアゴはチリの南北のほぼ中央に位置し、海抜500~600メートルの高原にあるため、気候も温和で四季があります。気候は夏期(12~2月)にはほとんど雨が降らず乾燥し、最高気温が35℃近くになることもあります。一方、冬季(6~8月)は曇天の日が続き、最低気温が0℃以下になることもあります。一年を通じて昼夜の気温差が著しく、夏期には一日の気温差が20℃を越えることがあります。

5.かかり易い病気・怪我

(1)A型肝炎:汚染された飲食物(主に水、生野菜、魚貝類など)を介して経口的に感染するウイルス感染症で、発症すると発熱、前身倦怠感、黄疸などを認め、入院治療が必要になることがあります。予防にはワクチン接種が有効です。

(2)交通事故:チリは他の南米諸国と同様、右側通行で、車は左ハンドルです。運転のマナーは悪く、十分な注意が必要です。

6.健康上心がける事

(1)飲用にはミネラルウォーターを飲むようにしましょう。

(2)肉、魚介類、卵は鮮度に注意し、大型スーパーや信用のある店で購入してください。

(3)生の魚介類を食べる場合は、衛生状態の良いレストランを選んでください。

(4)サンティアゴ市はその地形と排気ガスからスモッグが発生しやすく、気道からの感染を予防するため、帰宅後はうがいを励行してください。

7.予防接種

(1)生の魚貝類を食べる機会も多いので、A型肝炎ワクチンは特に勧められます。またB型肝炎、破傷風、狂犬病ワクチンも推奨されます。当地のクリニックでは欧米一流メーカーの各種ワクチン(小児予防接種を含め)を接種してもらうことが可能です。

(2)チリの小児一般定期予防接種

チリの小児一般定期予防接種
  初回 2回目 3回目 4回目 5回目 6回目
BCG 出生時          
DPT三種混合 2ヶ月 4ヶ月 6ヶ月 18ヶ月 4歳 8歳(DT)
OPV経口ポリオ 2ヶ月 4ヶ月 6ヶ月 18ヶ月    
B型肝炎 2ヶ月 4ヶ月 6ヶ月      
MMR*1 1歳 7歳        
インフルエンザb菌 2ヶ月 4ヶ月 6ヶ月      

*1:MMR(麻疹、風疹、おたふくかぜの混合ワクチン)

MINISTERIO DE SALUD 2007調べ

(3)小児が現地校に入学・入園する際に必要な予防接種・接種証明書
  入学・入園の際にワクチンの接種記録・接種証明の提出を求められることがあります。必ず事前に学校と連絡を取って、必要事項を確認してください。

8.乳児健診

 日本のように決まったスケジュールはなく、小児科医が適宜行っています。

9.病気になった場合(医療機関等)

 医療水準:当地には先進医療機器を完備した近代的な私立病院が数件あり、それらの病院では欧米先進国に近いレベルの医療が受けられます。しかし、公立病院など病院間での医療レベルの差が大きいので注意が必要です。私立病院の医療費は概して高額です。海外旅行傷害保険への加入を強くお勧めいたします。

◎サンティアゴの医療機関

(1)Clinica Alemana:私立総合病院

所在地:Av. Vitacura 5951, Vitacura, Santiago

電話:02-210-1111、ファックス:02-210-1400

概要:http://www.alemana.cl 他のサイトヘ
病床数は320床、集中治療室12床、心臓集中治療室12床、小児用集中治療室(生後1ヶ月以上)8床をもつ大規模な総合病院で、年々規模を拡大しています。

近代的な建物の中に、MRI,CT,内視鏡、超音波検査装置などをはじめ、各種先進医療機器がそろっています。

年間出産件数は2800件で新生児集中治療室も完備しています。心血管造影施設、心臓外科も完備し、急性心筋梗塞や狭心症などの心臓救急にも対応しています。8台の救急車を持ち、24時間救急対応を行っています。黄熱病も含め各種ワクチン接種も可能です。

海外旅行傷害保険を含め、保険に加入していないものに対しては、入院前にクレジットカードや小切手の提示が求められます。

(2)Clinica Las Condes:私立総合病院

所在地:Lo Fontecilla 441, Las Condes, Santiago

電話:02-210-4000、ファックス:02-210-5727

概要:http://www.clinicalascondes.cl 他のサイトヘ
住宅地に位置し、病床数は220床、集中治療室7床、心臓集中治療室7床をもつ大規模な総合病院で、現在拡張工事中です。

近代的な建物の中に、MRI,CT,内視鏡、超音波検査装置などをはじめ、各種先進医療機器がそろっています。外来癌化学療法センター、透析センターもあり、心血管造影施設、心臓外科も完備し、急性心筋梗塞や狭心症などの心臓救急にも対応しています。ヘリポートを備えた救急部門は24時間救急対応を行っています。各種ワクチン接種も可能です。

10.その他の詳細情報入手先

 在チリ日本国大使館

11.現地語一口メモ

 主要言語―スペイン語をご参照下さい。

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