2008年8月
ベトナム社会主義共和国(ハノイ市・ホーチミン市)(国際電話国番号84)
大きな緯度と標高の差があるベトナムの気候風土はバラエティに富んでいます。ハノイ市を中心とする北部は亜熱帯に属し、日本ほどではありませんが四季の変化がみられます。夏が最も長く、4月中旬頃から8月頃まで続きます。平均気温は30度以上、平均湿度は80%以上で、時には気温40度、湿度100%近くになることもあり、耐え難い暑さが続きます。9月になると暑さも和らぎ湿度も下がり、最も過ごしやすい秋を迎えます。12月中旬頃から気温はさらに下がり冬となり、最低気温が10度以下になる日もあります。曇天や霧雨が降る日が続き、4月頃までほとんど日が差しません。2月中旬頃からは気温も上昇し始め、短い春を迎えます。北部の気候は苛烈なものがあるため、渡航時期に応じた体調管理と服装に気を遣う必要があります。ホーチミン市を中心とする南部は熱帯モンスーンに属し、年平均気温は25度以上、年平均湿度75%以上と年間を通じて高温多湿です。特に3月から5月にかけては最も暑くなり、最高気温が40度近くまで上昇することもあります。一方で12月から2月は気温も湿度も年間で最も低くなり、最も過ごしやすくなります。季節は5月から10月までの雨期と11月から4月までの乾期に大別されます。雨期には雨が多くなりますが、一日中降り続くというよりは夕方に短時間降ることが多いようです。
このような温暖・湿潤の気候により土壌は肥沃しており、農作物の生育に適していると共に病原体の繁殖にも絶好の自然条件を備えています。さらに公衆衛生行政の立ち遅れによる上下水道の不備などが目立ち、水質状況も決して良いとは言えません。また食生活に対する人々の衛生観念も日本人とは異なっていることがあります。したがって食品衛生を中心として、当地の衛生事情を十分に留意しつつ日常生活を送る必要があります。
疾病事情に関しては、過去には地方を中心として栄養失調者も多くみられていたようですが、近年の経済発展により、現在では大きな問題ではなくなってきています。また政府による拡大予防接種計画の高い実施率や、各種疾病対策国家プログラムの成功などから感染症の多くもコントロールされるようになってきています。しかし、上記のような衛生事情から水や食品を介した経口感染症は常時みられ、季節的に南部ではデング熱、北部では日本脳炎などの昆虫媒介性感染症の流行がみられます。最近では高病原性鳥インフルエンザのヒトへの感染例も確認されています。またB型肝炎キャリア(ウイルス保有者)は全人口の15%程度と高率で、薬物乱用によるHIV感染者も増加傾向にあります。非感染性疾病では、経済発展による生活水準の向上から生活習慣病の増加が目立っていますが、適切な管理はほとんどなされていません。さらに劣悪な交通事情による交通事故は重大な国家問題となっており、2007年12月より全国的にバイク乗車時のヘルメット着用が義務付けられました。
医療水準は日本をはじめとする先進諸国からの援助も多く、急速に改善されつつありますが、近隣アジア諸国と比べても未だ低い状況にあります。医療施設においても、一部の都市を除き近代的な医療設備はほとんど整備されておらず、地域間の格差が目立ちます。さらに患者数に対する慢性的な医療スタッフ不足が、医療サービスの低下に繋がっている状況です。一方で欧米諸国や日本へ留学する医師も増えており、最先端の医療技術指導を積極的に受け入れていることから、ごく一部ではありますが専門的な医療も受けられるようになっています。しかしながら、これが全国的に拡がるためにはかなりの時間を要すると思われます。ハノイ市やホーチミン市などの都市部では外国資本の民間医療施設が存在し、勤務する医師は日本人を含めた外国人や、海外で修練したベトナム人であり、軽症の内科的疾患への対応に関しては大きな問題はほとんどありません。しかし外来機能を中心とする施設がほとんどであることから対応能力の限界は否めず、救命処置や高度な医療技術を必要とする重症疾患への対応に関しては、近隣のタイやシンガポールへの搬送を考慮しなければなりません。したがって不測の事態に備えて、海外医療保険に加入しておくことは必須です。
一般的な在留邦人の生活環境では、特殊な病気にかかる可能性はそれほど高くはなく、感冒、食中毒、下痢などの日本でもかかりやすい病気が多いようです。しかし、デング熱は南部を中心に季節的な流行があり、時に罹患する在留邦人や旅行者もみられます。また日常の食生活でも、不衛生な屋台などでの食事や不完全な調理が原因となり、アメーバ赤痢やA型肝炎などに罹患する場合もあります。また、2007年から2008年にかけて北部を中心としたコレラの流行がみられました。日本と比べて当地においてかかりやすい病気としては下記のようなものがあります。
(1)デング熱
蚊の吸血によって感染するウイルス感染症です。感染の機会から1週間以内に38〜40度程度の高熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛などの症状が出現し、発熱後期から解熱後に痒みのある発疹を伴うことが特徴です。4〜5日ほど発熱が続きますが自然治癒します。特効薬がないために、治療は安静と対症療法となります。時に出血傾向を伴ったデング出血熱に移行することがあるために、慎重な経過観察が必要です。ワクチンや予防薬がないために、長袖・長ズボンの着用や防虫スプレーなどによる防蚊対策が唯一の予防法です。
(2)アメーバ赤痢
汚染された水や食品などから感染する原虫(寄生虫)感染症です。典型例では下痢、粘血便、排便時の腹痛などの症状がありますが、無症状で検便により感染が判明することもあります。抗原虫薬(メトロニダゾール)で治療します。無症状でも嚢子保有者(キャリア)は感染源となり得ますので注意が必要です。
(3)A型肝炎
汚染された水や食品などから感染するウイルス感染症です。感染の機会から2〜4週間後に高熱、全身倦怠感などが出現し、次第に黄疸が見られてきます。肝機能障害を伴うために数週間の入院が必要となることもありますが、ほとんどが自然治癒します。特効薬がないために、治療は安静と対症療法となります。まれですが、劇症肝炎になることがあり血液検査などによる経過観察は必要です。予防にはワクチンがありますので、長期滞在される方は接種すべきです。
(4)日本脳炎
蚊の吸血によって感染するウイルス感染症です。感染の機会から1〜2週間後に頭痛、発熱により発症し、頸部硬直や筋硬直などの症状に進行します。重症例では意識障害、痙攣、昏睡になります。脳炎の発症率はおよそ300〜3,000人に1人といわれており、多くは無症状で治癒する不顕性感染ですが、発症した場合には約30%の死亡率があり、半数近くに後遺症が残るといわれています。特効薬はありませんが有効なワクチンがありますので、季節的に流行する北部に滞在する場合や、免疫力の低い小児に対しては、特に接種をお勧めします。
(5)腸チフス
汚染された水や食品などから感染する細菌感染症です。感染の機会から1〜3週間後に突然の高熱で発症しますが、他に症状が見られないことが特徴でもあります。しかし経過とともに腸出血や腸穿孔を起こすこともあるために、慎重な経過観察が必要です。抗生物質で治療しますが、解熱までには1週間以上かかることもあります。予防にはワクチンがあり、当地での接種は可能ですが、日本では認可されていません。
(6)マラリア
蚊の吸血によって感染する原虫(寄生虫)感染症です。感染の機会から1〜2週間後に40度近くの高熱、頭痛、全身倦怠感などが出現します。世界保健機構(WHO)はベトナム全土をマラリア汚染地域に指定していますが、中部山岳・海岸地帯、南部メコンデルタ地域、国境付近にリスクがあるとされており、ハノイ、ホーチミン、ダナン、ハイフォン、ニャチャンなどの都市部やリゾートではリスクはないとされています。抗マラリア原虫薬で治療しますが、発症した場合は早急に治療を開始する必要があり、近年では薬剤耐性マラリアの報告もあるため、的確な薬の選択が必要となります。またワクチンがないために、上記流行地域に滞在する場合には、予防内服を考慮することがありますが、感染リスクと投薬費用や副作用との兼ね合いからスタンバイ治療(疑わしい症状出現時に独自の判断で服薬を実施する治療法)を選択する方が良いと思われます。
(7)狂犬病
ウイルスを保有する哺乳動物に咬まれることにより感染するウイルス感染症です。感染の機会から発症までの期間(潜伏期)には大きな幅があり、通常は1〜3ヶ月ですが1年以上経ってから発症する場合もあります。発症すると咽頭・喉頭の筋肉の痙攣が起こり、飲水を避けるようになる恐水症や、風を避けるようになる恐風症といった兆候がみられ、進行すると高熱、錯乱、麻痺、全身痙攣などの症状から昏睡状態に陥ります。有効な治療法がないために、ほぼ100%死亡するといわれています。従って、哺乳動物に咬まれた場合には直ちに発症予防のワクチンを接種すること(暴露後予防)がきわめて重要です。咬まれる前にあらかじめ接種する方法(暴露前予防)もあります。
(8)性感染症
B型肝炎キャリア(ウイルス保有者)が多く、HIV感染症も増加傾向にあります。近年ベトナムでも風俗産業が増えており、節度を守った行動を心掛けるべきです。
(9)熱中症・脱水症
熱帯・亜熱帯の気候では脱水になりやすく、特に高湿度の当地では熱中症になる確率も高くなりますので、常に充分な水分補給を心掛ける必要があります。またアルコールの多飲は脱水を招きますので、特に注意が必要です。
(10)心筋梗塞・脳梗塞
旅行者や短期出張者で時にみられます。特に高齢の方や持病をお持ちの方が、高温多湿の環境に順応できず、過密なスケジュールによる過労なども重なり発症することが多いようです。日本であれば大きな問題にはならないような状況でも、当地の医療事情では適切な医療が受けられず手遅れになることもあります。
(11)交通事故
当地交通事情は未整備な部分が多く、交通マナーの悪さや縦横無尽に走るバイクの多さから、邦人が事故に巻き込まれることも少なくはありません。日本であれば救命できるような外傷でも、当地の医療事情では致命的になりかねません。
(12)高病原性鳥インフルエンザ
家禽類が保有するインフルエンザ(H5N1型)ウイルスにヒトが感染することにより発症します。通常はヒトインフルエンザと同様の症状で発症しますが、呼吸器症状の他に多臓器不全などの全身症状が強いことが特徴です。治療は症状に応じた対症療法が中心ですが、当地ではタミフルを中心として、複数の抗生物質やステロイドなどを併用した治療を行っています。2003年以降、当地ではH5N1型ウイルスのヒトへの感染が確認されていますが、現段階では少なくとも家禽類との接触がなければ、在留邦人や旅行者が感染する可能性はきわめて低いと考えられます。しかしヒトからヒトへの感染が起こり、さらに感染が拡大すれば、新型インフルエンザの大流行(パンデミック)となり得ることから、常に正確な情報の入手とそれに応じた対応を行う必要があります。
(1)都市部での生活では過剰な心配は必要ありませんが、食生活に関する最低限の注意は必要です。生水を飲まないことは当然ですし、衛生状態の悪い屋台などでの食事はあまりお勧めできません。また食材を調理する際には十分な洗浄、加熱処理を行い、食事前の手洗いを励行して下さい。特に2008年現在、鳥インフルエンザが発生している地域ですので、家禽類への接触は避けるようにして、常に正確な発生状況を確認するようにして下さい。(当館ホームページで情報提供を行っております)
(2)北部では冬期、南部では乾期になると呼吸器感染症やインフルエンザが流行します。日頃から手洗いやうがいの習慣を身につけ、規則正しい生活を送ることが重要です。
(3)高温多湿の環境下では気が付かないうちに脱水となっていることがあります。慢性的な脱水は体調不良の原因にもなりますので、意識して水分摂取を心掛けるようにして下さい。
(4)日本と比べて紫外線が強力です。炎天下での外出時には帽子やサングラスを着用し、日焼け止めを塗布するようにして下さい。
(5)交通事故には特に注意する必要があります。劣悪な交通事情から邦人が巻き込まれる交通事故も増えており、車やバイクを自ら運転することはお勧めできません。
(6)動物との接触は控えて下さい。飼い犬も含め狂犬病ワクチンの接種率が低く、患者の発生もあることから、もし咬まれた場合には、直ちに狂犬病発症予防のワクチンを接種すべきです。
(7)当地に限らず、在外生活では病気の予防がきわめて重要です。赴任前予防接種、定期的な健康診断、規則正しい生活、適度な運動など積極的な自己健康管理に努めて下さい。
(1)赴任者に必要な予防接種
<成人>
強く勧められるもの:A型肝炎、B型肝炎、破傷風、日本脳炎
望ましいもの:狂犬病、腸チフス(日本では未認可)
<小児>
強く勧められるもの:定期予防接種(BCG、ポリオ、DPT、MR、日本脳炎)、B型肝炎
望ましいもの:流行性耳下腺炎、水痘、A型肝炎(日本では16歳未満は未認可)、狂犬病、腸チフス(日本では未認可)、インフルエンザB菌(Hib)
1ヶ月未満の短期滞在や出張者の場合、強く勧められる程ではありませんが、下記の予防接種しておくと安心です。
<成人>
A型肝炎、日本脳炎(地域により)、インフルエンザ(時期により)
<小児>
A型肝炎(日本では16歳未満は未認可)、日本脳炎(地域により)、インフルエンザ(時期により)
*アフリカ、中南米の黄熱流行地から入国する場合には、黄熱ワクチンの接種証明書が求められます。
*当地での黄熱ワクチン接種可能場所
Epidemic Control Center of Hanoi, Health Department
4 Son Tay Street, Ba Dinh District, Hanoi
電話:04-733-9803
(2)ベトナムの小児定期予防接種一覧
| 初回 | 2回目 | 3回目 | |
|---|---|---|---|
| BCG | 出生時〜1ヶ月 | なし | なし |
| 経口ポリオ | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 4〜5ヶ月 |
| DPT 3種混合 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 4〜5ヶ月 |
| B型肝炎 | 2ヶ月 | 3ヶ月 | 初回から6ヶ月後 |
| 麻疹 | 9ヶ月 | 3歳 | なし |
| 日本脳炎 | 1歳 | 初回から1ヶ月後 | 初回から6ヶ月後 |
| インフルエンザB | 公費による接種は行われていない | ||
*公費によるワクチンは全てベトナム製を使用。
*希望により外国製のワクチンも使用できるが私費負担となる。
*麻疹の追加接種は一部の地域のみ実施。
(3)小児が現地校に入学・入園する際に必要な予防接種・接種証明
当地日本人学校では、入学の際の予防接種証明書は特に要求していません。その他のインターナショナルスクールでは、学校により要求されることもあるようです。したがって最低でも日本で行われている定期接種を済ませ、英文による接種証明書を持参することをお勧めします。
ベトナムでは日本で行われているような乳児健診は行われていません。一部の外資系クリニックでは、乳児受診の際には必要に応じて身体測定や検査などを行い、希望があれば母子手帳への記入も行っています。
(1)Hanoi French Hospital(ハノイ フレンチホスピタル)
<概要> フランス資本による総合病院
<所在地> 1 Phuong Mai Street, Dong Da District, Hanoi
<電話> 04-577-1100(日本語直通:04-576-0508)
<診療時間> 月曜〜金曜8時30分〜17時30分 土曜8時30分〜12時
<日本人スタッフ> カスタマーサービス2名
<主な診療科>
総合診療科、内科(循環器・内分泌・消化器・腎臓・神経・呼吸器・アレルギー)、外科(消化器・胸部・血管・小児)、小児科、産婦人科、皮膚科、耳鼻咽喉科、眼科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、形成外科、精神科、リウマチ科、性病科、麻酔科、歯科、矯正歯科、カウンセリングなど26専門診療科
<主な設備>
入院施設(68床)、集中治療室(ICU)、新生児ICU(NICU)、手術室、CT、超音波、内視鏡、院内薬局など
<特色>
フランス人とベトナム人から構成される総合医療チームによるベトナムで最初の国際的な私立総合病院。医師42名(フランス人21名)、看護師80名で年間診療数は60,000件、手術数は5,500件、出産数は650件を誇る。24時間救急システム、マタニティーパッケージやヘルスチェックパッケージなどもある。
(2)Family Medical Practice Hanoi(ファミリー メディカルプラクティス ハノイ)
<概要> 外資系クリニック
<所在地> 298 I Kim Ma Street, Ba Dinh District, Hanoi
<電話> 04-843-0748(24時間)
<診療時間> 月曜〜金曜8時30分〜17時30分 土曜8時30分〜12時30分(但し急患は24時間対応)
<日本人スタッフ> 看護師1名、カスタマーサービス1名
<主な診療科>
総合診療科、内科、小児科、産婦人科(分娩不可だがフレンチホスピタルとの連携あり)、臨床心理(心療内科)、理学療法
歯科および専門科(外科、耳鼻咽喉科、眼科、整形外科、皮膚科、泌尿器科)は予約制
*総合診療科、内科、小児科は外国人常勤医師4名が対応
*歯科は外国人常勤歯科医が対応
*専門科は非常勤のベトナム人医師が対応
<主な設備>
救急治療室、短期緊急入院施設2床(完全個室、TVバスルーム完備)、院内薬局など
<特色>
ホーチミンシティ、ダナンにもクリニックを持つ。24時間対応の日本語直通ホットラインを完備しているほか、診療時には必要に応じてスタッフが日本語通訳を行う。クリニックは24時間オープンし、当直医が急患対応に当たる。また各種健康診断や救命救急処置の出張トレーニングも行う。緊急移送サービスや救急車搬送サービスもあり、シンガポールの国立大学病院(National University Hospital)とTan Tock Seng Hospitalとの医療連携がある。毎年、ベトナム国内の貧困地域にチャリティー医療奉仕団を派遣しているほか、ローカルの病院に医療器材を寄付するなど、医療協力活動にも積極的である。
(3)SOS International Hanoi Clinic(SOSインターナショナル ハノイクリニック)
<概要> 国際保険会社の直営クリニック
<所在地> 31 Hai Ba Trung Street, Hoan Kiem District, Hanoi
<電話> 04-826-4545 (24時間救急 04-934-0555)
<診療時間> 月曜〜金曜8時〜19時 土曜8時〜14時
<日本人スタッフ> 医師1名
<主な診療科>
総合診療科、小児科、産婦人科、皮膚科、耳鼻咽喉科、眼科、外科、整形外科、泌尿器科、放射線科、精神科、呼吸器科、消化器科、歯科、整体、カウンセリング
*総合診療科は常勤医師(外国人6名、現地人4名)が担当。
*総合診療科以外の専門科はすべて非常勤の現地人医師が担当。
<主な設備>
救急治療室、短期入院施設、院内薬局など。
<特色>
日本人スタッフによる24時間体制サポート。緊急コールを受け付ける併設のアラームセンターと連動し、初期診療から緊急移送までのトータルケアが可能。世界各地に設置されたアラームセンターネットワークと連動し、タイやシンガポールへの緊急移送など患者の傷病や容態に応じた適切な救急対応を行っている。全ての医師が医療先進国で学び経験を積んでおり、医薬品は薬剤師の管理のもと、先進国から輸入したものを使用している。医療機器や設備は常に良い状態で使用できるよう定期的なメンテナンスが行われている。また、日系のみならずベトナム在住の外国人コミュニティとの協力関係を維持し、緊密な情報交換を行うことで現地在住外国人のための健康管理に貢献している。
(4)H Clinic Trung Hoa(H クリニック チュンホア)
<概要> フランス資本である前述のフレンチホスピタルの分院。
<所在地> 24T1 Hoang Dao Thuy Street, Cau Giay District, Hanoi
<電話> 04-251-2835
<診療時間> 月曜〜土曜8時〜20時
<日本人スタッフ> 0名
<主な診療科>
総合診療科、内科、小児科、産婦人科、外科、歯科
医師はフレンチホスピタルより出張している。
<主な設備>
レントゲン・超音波検査室、院内薬局など。血液検査はフレンチホスピタルで行っている。
<特色>
2006年に開院。ハノイ郊外の外国人が多く住む高層アパートの1階にある。フレンチホスピタルと同様のサービスを行っている。
(1)Franco-Vietnamese Hospital (フランコ ベトナミーズ ホスピタル)
<概要> フランス資本の総合病院
<所在地> 6 Nguyen Luong Bang Street, Tan Phu Ward, District 7, HCMC
<電話> 08-411-3333(日本語:内線1068)(24時間救急 08-411-3500)
<診療時間>
月曜〜金曜 7時30分〜18時 土曜 7時30分〜12時
時間外診療 月曜〜金曜 18時〜21時
<日本人スタッフ> いない(ベトナム人日本語通訳1名)
<主な診療科>
内科(循環器・消化器肝臓・内分泌)、外科(消化器・呼吸器・血管)、小児科、産婦人科、整形外科、形成外科(美容外科)、泌尿器科、耳鼻咽喉科、眼科、口腔外科、ペインクリニック、放射線治療部など。
<主な設備>
入院施設(250床)、手術室、集中治療室(ICU)、新生児ICU(NICU)、超音波砕石室、各種検査室(超音波・内視鏡・CT・MRI・核医学)、院内薬局など。
<特色>
2003年に開院した外資系総合病院。国際レベルの技術を身につけた常勤医65名(フランス人15名、ベトナム人45名)と140名ほどの看護師が勤務する。常時フランス、ベルギー、スイスから各分野の専門医を招き、医療技術をシェアしている。通常の健康診断のほか、労働許可、ビザ申請、入学に必要な健康診断も行っている。
(2)Family Medical Practice Ho Chi Minh City(ファミリー メディカルプラクティス ホーチミンシティ)
<概要> 外資系クリニック
<所在地> Diamond Plaza 34 Le Duan Street, District 1, HCMC
<電話> 08-822-7848(24時間対応)日本語直通 08-822-1919
<診療時間> 月曜〜金曜8時30分〜17時30分 土曜8時30分〜12時30分
<日本人スタッフ> カスタマーサービス2名
<主な診療科>
総合診療科、内科、小児科、皮膚科、耳鼻咽喉科、眼科、整形外科、放射線科、歯科、東洋医学・鍼灸、理学療法、カイロプラスティックなど。
<主な設備>
救急治療室、短期緊急入院施設、院内薬局など。
<特色>
ハノイと同様。
(3)SOS International Ho Chi Minh Clinic(SOSインターナショナル ホーチミン クリニック)
<概要> 国際保険会社の直営クリニック
<所在地> 65 Nguyen Du Street, District 1, HCMC
<電話> 08-829-8424 緊急時 08-829-8520
<診療時間> 月曜〜金曜8時〜18時 土曜8時〜18時
<日本人スタッフ> 医師1名、カスタマーサービス1名
<主な診療科>
総合診療科、小児科、産婦人科、皮膚科、耳鼻咽喉科、眼科、外科、整形外科、泌尿器科、放射線科、精神科、呼吸器科、消化器科、歯科、整体、カウンセリング
*総合診療科は常勤医師(外国人5名、現地人4名)が担当。
*総合診療科以外の専門科はすべて非常勤の現地人医師が担当。
<主な設備>
救急治療室、短期入院施設、院内薬局など。
<特色>
ハノイと同様。
(4)Columbia Asia Saigon Clinic(コロンビア アジア サイゴン クリニック)
(5)Columbia Asia Gia Dinh Hospital(コロンビア アジア ヤーディン ホスピタル)
<概要> アメリカ資本によるクリニック
<所在地>
08 Alexandre de Rhodes Street, District 1, HCMC(サイゴン クリニック)
1 NoTrang Long Street, Binh Thanh District, HCMC(ヤーディン ホスピタル)
<電話>
08-823-8888(サイゴン クリニック)
08-803-0678(ヤーディン ホスピタル)
24時間対応日本語ライン 08-829-0485
<診療時間> 8時〜21時
<日本人スタッフ> 看護師1名、カスタマーサービス1名
<主な診療科> 内科 1)・小児科 1)・一般外科 2)・耳鼻咽喉科 3)・産婦人科 4)・形成外科 4)・美容整形外科 4)皮膚科 4)・眼科 4)・整形外科 4)・泌尿器科 4)・神経科 4)
( 1)常勤 2)ヤーディンホスピタルにて常勤 3)週3回診療 4)完全予約制)
<主な設備>
入院施設、手術室、各種内視鏡設備(ヤーディンホスピタル)
フラクセルレーザー治療施設(サイゴンクリニック)
<特色>
一般診療のほか、健康診断、各種予防接種、企業単位のファーストエイドトレーニングなどが可能。英語・ベトナム語の他、日本語、韓国語、フランス語、ドイツ語による医療サービスを提供。日本語ホットラインは24時間対応可能、医療相談など気軽に受けられる。ヤーディン ホスピタルでは24時間緊急対応。必要時には同病院においても日本人スタッフによる通訳・対応が可能。またサイゴン クリニック内に、ベトナム国内で唯一のフラクセルレーザー治療施設を併設している。
(6)Lotus Clinic (ロータス クリニック)
<概要> 日系クリニック
<所在地> 22-22 Bis Le Thanh Ton Street, Ben Nghe Ward, District 1, HCMC
<電話> 08-827-0000
<診療時間> 月曜〜金曜9時〜12時 14時 〜18時 土曜9時〜13時
<日本人スタッフ> 医師1名、看護師2名、ローカルスタッフは全て日本語堪能。
<主な診療科>
総合診療科(プライマリーケア)
<主な設備>
検査室(レントゲン・超音波・内視鏡)、小児用プレイゾーン、ベビーシート、授乳室など。
<特色>
2007年8月に開院したベトナムで初めての日系クリニック。日本人医療スタッフによる日本と同等の医療サービスの提供により、「海外医療への不安解消」や海外に滞在しながら「日本と同じ医療を受診できる環境作り」を目指している。入院が必要と認められる場合にもホーチミン市内だけではなく、日本、タイ、シンガポールなどの病院への手続きが可能。
(7)KOSEIKAI Dental Clinic(厚誠会デンタルクリニック)
<概要> 日系デンタルクリニック
<所在地> 21 Nguyen Trung Ngan Street, District 1, HCMC
<電話>08-910-6255 日本語問い合わせライン 098-394-9024
<診療時間> 月曜〜金曜 8時〜20時 土曜 9時〜18時
<日本人スタッフ> カスタマーサービス1名
<主な診療科>
歯科一般、小児歯科、インプラント、矯正、審美、レーザー治療など。
(1)Family Medical Practice Danang(ファミリー メディカルプラクティス ダナン)
<概要> 外資系クリニック
<所在地> 50-52 Nguyen Van Linh Street, Nam Duong Ward, Hai Chau District, Danang
<電話> 0511-582-699 (24時間対応)091-391-7303
<診療時間> 月曜〜金曜8時30分〜17時30分 土曜8時30分〜12時30分
<日本人スタッフ> 0名
<主な診療科>
総合診療科、内科、小児科
<主な設備>
救急治療室、短期緊急入院施設、院内薬局など。
<特色>
ダナンで唯一の外資系クリニック。ハノイ、ホーチミンにもあるクリニックの分院で、規模は小さいが同様のサービスが受けられる。
在ベトナム日本国大使館ホームページ:http://www.vn.emb-japan.go.jp![]()
在ホーチミン日本国総領事館ホームページ:http://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp![]()
水野医務官メールアドレス:mizunomd@hotmail.com
(ベトナム語は声調が複雑なため、カタカナ読みではほとんど通じませんが、参考まで)
病院 benh vien(ベン ヴィエン)
医師 bac si(バック シイ)
救急 cap cuu(カップ キューウ)
風邪 bi cam(ビ カム)
発熱 bi sot(ビ ソーッ)
頭痛 dau dau(ダウ ダウ)
胸痛 dau nguc(ダウ グッ)
腹痛 dau bung(ダウ ブン)
下痢 di ngoai(デイ ゴオアイ)
吐気 non(ノン)
傷 bi thuong(ビ トゥオン)
薬 thuoc(トゥオーック)
注射 tiem(ティエム)
具合が悪い bi om(ビ オーム)
デング熱 sot xuat huyet(ソッ スアッ フェッ)
アメーバ赤痢 benh ly amip(ヴェン リ アミップ)
A型肝炎 viem gan A(ヴィエム ガン アー)
B型肝炎 viem gan B(ヴィエム ガン ベー)
日本脳炎 viem nao nhat ban(ヴィエム ナーオ ニャッ バン)
コレラ ta(ター)
腸チフス benh thuong han(ベン トゥオン ハーン)
マラリア sot ret(ソッ ゼッ)
狂犬病 benh dai(ベン ザイ)
性病 benh hoa lieu(ベン ホア リエウ)
エイズ si da(シー ダー)
熱中症 say nang(サーイ ナーン
脱水症 mat nuoc(マーッ ヌオック)
心筋梗塞 nhoi mau co tim(ニョイ マーウ コー ティム)
脳梗塞 nhoi mau nao(ニョイ マーウ ナーオ)
交通事故 tai nan giao thong(タイ ナン ザオ トン)
鳥インフルエンザ cum ga(クム ガー)
病院へ連れて行って欲しい Xin lam on dua toi den benh vien(シン ラムオン ドゥア トイ デン ベン ヴィエン)