在外公館医務官情報

モンゴル

2010年10月

1.国名

 モンゴル国(ウランバートル市)(国際電話国番号976)

2.公館の住所・電話番号

3.医務官駐在公館

4.衛生・医療事情一般

 モンゴル国は、北アジアのモンゴル高原にあり、パリ、シアトルなどとほぼ等しい緯度に位置します。平均海抜は1580メートルで、首都ウランバートル市(以下、「ウ」市)も海抜1351メートルの高地にあります。気温の年較差および日較差が激しく、雨量の少ない典型的な大陸性気候です。2006年の「ウ」市のデータによると、最も低い平均気温は1月の−20.5℃で、一時的に−40℃以下になることもあります。一方、初夏に雪が降ったり、昼は30℃を超えて真夏のような陽射しで汗ばむことがあっても夜間には冷え込んだりするなど、年間を通じ、また1日ごとの変化が非常に大きくなっています。降水量は、最も多い9月でも167ミリメートルで、10月から4月までの期間は、各月10ミリメートル以下の降水量しかありません。さらに最近「ウ」市では、自動車の排気ガス、火力発電やゲルの暖房などが原因と見られる、冬期の大気汚染が深刻化しています。このような気候のため、乾燥と脱水、日焼け・日射病、低温による凍傷や低体温症、呼吸器疾患等が問題となります。

 市民は原則として家庭医院・地区病院で初期診察を受け、必要に応じて、個々の専門病院または総合病院(国立)に紹介される体制が採られています。

 邦人の場合は、直接国立病院を受診することも可能ですが、医薬品の不足や医療機器の老朽化などの理由で、入院が必要となるような、やむを得ない場合のみの選択肢です。モンゴル国内で、日本のような医療の対応を期待することはできません。重症例で手術や高度な検査等が必要となった場合は、全て国外への緊急移送が必要となります。保険未加入者は、数百万円を超える経費を自己負担しなければならなくなるので、緊急移送も含まれた旅行傷害保険に必ず加入しておくことを強く勧めます(クレジットカード付帯の保険は、対象期間や補償限度額・対象等について要確認)。

 公共の救急車(電話103)は利用できますが、モンゴル語しか通じず、到着に時間がかかることもあります。同乗した医師が現場で処置だけ行って搬送されないことや、搬送先が希望の医療機関にはならないこと、不要な料金が請求されること等の問題もあるので、容態が許す限り自家用車やタクシーで病院に移動する方がよいでしょう。

 日本で処方されている医薬品と同じ効能・品質の薬剤を、モンゴルで入手することは、一部を除いて容易ではありません。保健省は、比較的信頼度が高い、大きな薬局での薬剤の購入を勧めていますが、種類は多くありません。普段の常用薬や緊急時の医薬品は、日本の医療機関で十分な量を処方してもらい、持参することが重要です。接種可能なワクチンも限られているため、日本国内で予防接種を完了する必要があります。

5.かかり易い病気・怪我

(1)腸炎、下痢:衛生状態、食事の内容の偏り(肉中心、脂肪分・塩分が多い)等から、
旅行者も長期滞在者も、頻繁に腹痛や下痢に苦しむことがあります。ゲルや不衛生なレストランの食事では、細菌性(赤痢、サルモネラ、大腸菌など)腸炎の危険もあります。ほとんどの場合、水分とミネラル補給で改善しますが、下痢の回数が多い場合や発熱、出血、強い腹痛を伴う場合は、医療機関の受診が必要となります。

(2)咽頭炎(気管支炎)、皮膚炎、結膜炎:いずれも乾燥によりおこりやすくなります。
大気汚染により、喘息などの呼吸器疾患が悪化する可能性もあるので、完治させ、発作時の治療薬を本邦より持参してください。皮膚や眼の障害では、紫外線にも注意が必要です。十分な水分補給、部屋の加湿、目薬、保湿クリーム、サングラスやマスクの着用などが予防に有効です。

(3)脱水、日射病、熱射病:乾燥した気候のため、気づかないうちに体内の水分不足に陥ります。脳梗塞等の発症予防の上でも、十分な水分摂取を心がけましょう。冬場も室温が高く乾燥しやすいので、脱水への注意が必要です。

(4)A型肝炎:ウイルス感染による肝炎で、モンゴル人のほとんどが小児のうちに感染するほど蔓延しています。多くの日本人には免疫がなく、大人でも感染する危険があります。潜伏期は2〜6週間で、かぜのような症状で始まり、だるさや発熱などの軽い症状で済むものが多いのですが、まれに劇症化して死亡につながることもあります。食品や水、食器等からも感染するので、注意しても完全に予防することは不可能で、ワクチン接種が唯一の感染防止策となります。

(5)B型、C型肝炎:いずれもウイルス感染による肝炎で、血液や体液を介する感染が主で、潜伏期は数週間から数ヶ月におよびます。モンゴル人の10〜20%程度がこのウイルスを保有していると見られています。感染予防対策が不十分な医療行為(輸血、手術、採血や注射など)や出産(母子間の感染)、性交により感染するため、これらを避けることが重要ですが、特に長期滞在者は予めB型肝炎ワクチンを接種することが望まれます。現在、C型肝炎の予防ワクチンは実用化されていません。

(6)狂犬病:あらゆる動物による咬傷(傷をなめられた場合も含む)で感染し、発症すれば100%死亡する、ウイルス性の病気です。潜伏期間は、動物との接触後、数週間から長い場合には数年におよぶこともあります。動物に襲われた場合は必ず、直ちに傷の部分を石けんで良く洗い、一刻も早く医療機関を受診して、適切な処置を受けなければなりません。ただし、信頼できる狂犬病ワクチンなどの注射が受けられる医療機関は、2010年10月現在、SOSクリニック(「ウ」市内)しかありません。感染した動物としては、イヌやオオカミが多いのですが、ウシ、ウマ、ラクダなども感染するので注意が必要です。また、狂犬病と関係なく、どのような動物(動物の子どもも含め)にも、無闇に近づいたり触ったりしないでください。

(7)結核:モンゴルはアジアの中でも結核患者が多い国で、常に感染の危険性があります。結核菌は患者の咳などによって空気中に排出され、この菌に汚染されている閉鎖環境に長くとどまることで感染します。BCGを接種した人でも感染する危険があるので、咳や微熱が長引く(3〜4週間以上)場合は、診察を受けて下さい。

(8)破傷風:日本を含め、世界中のどこの国にでも存在する細菌の感染症で、大人でも定期的に予防接種の追加が必要です。けがをした場合、特に土などで汚れた傷は感染の危険性が高いので、直ちに感染・発症予防のための処置が必要です。発症すると、筋肉の硬直や呼吸困難などにより死亡する危険があります。

(9)ジフテリア:過去、ロシアでの流行に続いて、モンゴルでも流行したことがあります。主に冬期に流行する細菌性の呼吸器感染症で、呼吸困難から死に至ることがありますが、ワクチンにより予防可能です。

(10)HIV感染、エイズAIDS、性行為感染症:2010年10月現在、モンゴル国内で確認されているAIDS患者は累計で100人以下にとどまっていますが、実数はこれよりもさらに多いと予想されます。性行為のほか、輸血、外科的処置(手術など)、身体の粘膜が医療器具と接するような診療行為(注射、採血、歯科治療、産婦人科診察、胃カメラ)、ピアスの穴あけ、入れ墨等により感染する危険があります。不特定多数との性行為を避け、コンドームを正しく着用することで、感染のリスクは減少します。AIDSのほか、梅毒、淋病、クラミジアをはじめとする、性行為による感染症は、膣、肛門、オーラルセックスの何れでも感染の危険があり、Safe Sex を心がけることが重要です。

(11)ペスト、炭疽、ブルセラ症:日本ではほとんど見られることのない人獣共通感染症ですが、モンゴルでは毎年、感染動物からヒトに感染する症例が発生しています。ペストは、齧歯類(モンゴルでは“タルバガン")やその動物に付いたノミがヒトを刺咬することで、ペスト菌に感染し発症します。発熱とともに、リンパ腺が腫れたり、敗血症になったり、肺に感染したりして、中世には大量の死者が発生しました(黒死病)。早期に診断されれば、抗生物質で治療することが可能です。毎夏、地方を中心としたペスト感染の報告があり、死者も出ています。炭疽(皮膚、腸、肺に感染)やブルセラ症は、ウシ・ヒツジ・ヤギなどの家畜から感染するので、むやみに動物(死体や毛皮、肉も含む)に近づかないことが重要です。

(12)ダニ媒介性脳炎、蝿(よう)蛆症(そしょう):ロシアに近い北部では、夏季にダニの刺咬による脳炎の発生があります。野外活動後に帰宅した場合は、身体中のダニをチェックし、見つかった場合は自分で取らずに医師に除去を依頼してください。蝿蛆症は、ハエが瞬時に眼球結膜などに蛆(ウジ)を産み付けることによる病気で、眼科医によって蛆を除去してもらう必要があります。

(13)けが:邦人の交通事故や落馬事故、けんか等によるけがの発生が増えています。骨折は、不適切な治療による後遺症や感染症の危険性があるので、初期治療については、モンゴル国内の医療機関に任せざるを得ない場合でも、できるだけ本邦などの医療機関を受診し、その後の診断・治療を受けることが望まれます。

(14)不眠、うつ、アルコール依存:モンゴルの長い冬には、日照時間が短く、寒さのため屋外での活動が制限されること等から、これらの病気のリスクが高まります。2週間以上の不眠(寝付きが悪い、夜間や未明に目覚めるなど)が続く場合は、医師に相談することを勧めます。身体の不調が、うつ病の症状として表れることもあります。モンゴル国内で、日本語による心療内科や精神科受診はできないので、帰国して受診されることを勧めます。アルコールによる失敗や朝からアルコールを摂取する習慣は、依存症のサインです。

6.健康上心がける事

(1)飲料水など:水道水の塩素処理が確認できない地域(「ウ」市内も含む)で安全と考えられるものは、沸騰させた水で作った飲み物(コーヒー、お茶、湯冷ましなど)、炭酸飲料、ビールやワイン、開栓されていないペットボトル入りのミネラルウォーター等です。氷も汚染されている可能性があります。コップに移すより、缶や瓶の飲み口をよく拭いて直接飲む方が安全な場合もあります。水を沸騰させることが最も確実に安全な飲料水を得る方法です。

(2)食品:生の食べ物は全て汚染されている可能性があります。信頼できるレストラン以外(現地で「ゴアンズ」と呼ばれる食堂など)のサラダ等の生野菜や、殺菌されていない乳製品(牛乳はロングライフ牛乳の方が安心)は避け、加熱調理したものだけを食べるようにしましょう。果物は皮をむいて食べるものが安心です。タマゴは、殻も菌に汚染されていることがあるので、取り扱いに十分注意し、十分加熱してください。ハンバーグ、生チーズなども危険な食べ物に含まれます。

(3)アルコール:国民性として大量飲酒の傾向があり、職場での飲酒が横行しているところもあるようです。アルヒ(度数の高いウォッカ)を何回も一気飲みして盛り上がる習慣がありますが、危険なので断りましょう。また、冬期の飲酒量の増加にも注意したいものです。

(4)乾燥と大気汚染:屋外でマスクを着用し、室内では加湿器を使用し、鼻やのどの保湿に努めましょう。皮膚のかゆみ、ひび割れなどには、保湿クリーム(「ウ」市内では日本製のものも買える)を頻繁に使用してください。目が乾きやすい人は点眼薬を日本から携行して下さい。モンゴルでのコンタクトレンズの使用は、困難を伴うと思われます。特に喘息などの慢性の肺疾患のある方は、冬期の大気汚染による悪化への対応を、日本の主治医に相談してください。モンゴルでの発作 時の医療機関の対応には不安があるため、冬期間は一時帰国されることも検討してください。

(5)交通事故など:交通マナーが悪く、ドライバーに歩行者優先の意識はありません。自動車乗車時には、シートベルトを必ず着用してください。市内だけでなく、郊外でも横転事故などが起きた時に、ベルト着用により助かることがあることも考えてください。交通事故では、その後の医療処置によっても危険にさらされることになりかねないので、事故に遭わないよう一層の注意を払いましょう。乗馬の際は、常にヘルメットを着用して頭部を守ってください。ふたのないマンホールへの落下、歩道の凹凸での転倒や捻挫、建物から落とされるゴミによるけが、泥酔者や強盗などとの暴力ざたにも注意が必要です。捻挫などの外傷時の初期治療として、安静−冷却−圧迫−挙上(RICE)処置を覚えておくことが、非常に役に立ちます。

(6)やけど:冬期のゲル(住居)内では、常にストーブが焚かれ、熱湯が放置されているため、熱傷の発生が多くなっています。やけどを負った場合は、直ちに10分間以上流水で冷やし、医療機関に相談してください。

(7)動物:かかりやすい病気(狂犬病の項)でも書きましたが、モンゴル国内には、狂犬病以外にも、動物からヒトに感染する病気(人獣共通感染症)が20種類以上あります。中には、感染していても動物が無症状であることもあります(野鳥の鳥インフルエンザ感染など)ので、基本的に、野生動物/家畜/ペットあるいはたとえ赤ちゃんであっても、全ての動物に近づいたり触ったりしないようにしましょう。

(8)健康診断と本邦主治医:高血圧や糖尿病等の治療を、日本に引き続き、もしくは新たにモンゴル国内の医療機関で受けることはお勧めできません。できるだけ本邦の主治医にモンゴルの医療事情に関する情報を取得し、理解していただくよう働きかけてください。これまで健康上の問題がなかった方も、赴任前には必ず健康診断を受け、新たに発見された異常については、モンゴルではなく日本の主治医を確保し、その後の方針を決めてもらってから赴任されることを強く勧めます。

7.予防接種(現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF)PDF

(1)赴任に必要な予防接種(成人、小児)

 入国時に義務とされている予防注射はありません。上記の医療・衛生事情を考慮し、以下の予防接種を済ませてから入国されることを強く勧めます。なお、モンゴル国内で、日本と同等の品質や種類のワクチン接種を行っている医療機関は、皆無に等しい状況です

(2)現地の小児定期予防接種一覧

現地の小児定期予防接種一覧
  初回 2回目 3回目 4回目
BCG 生後24-48時間 2ヶ月 8歳  
ポリオ(経口) 生後24-48時間 2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月
B型肝炎 生後24-48時間 2ヶ月 8ヶ月  
DPT(三種混合) 2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月 2歳
DT(二種混合) 8歳 15歳    
麻疹 8ヶ月 1歳2ヶ月    

 ポリオは日本と同じ経口生ワクチンですが、接種時期が早く、回数も多くなっています。DTが2回接種、麻疹の接種時期が早いなど、日本と異なる点があります。

(3)小児が現地校に入学・入園する際に必要な予防接種及び接種証明

 International School of Ulaanbaatarhttp://www.isumongolia.edu.mn他のサイトヘ)では、英文による予防接種記録(コピー可)の提出が求められます:証明を要するものは三種混合、ポリオ、麻疹、おたふくかぜ、風疹、ウイルス性肝炎(AおよびB型)、BCGです。また、髄膜炎菌ワクチン(AおよびC型)の接種が勧められていますが、本邦での同ワクチンの接種は困難です(一部のクリニックで行っている、輸入ワクチンの接種となる)。

8.乳児健診

 生後1歳2ヶ月までは毎月行われ、その後は2歳と8歳の予防接種に合わせて健診があります。市民の殆どが家庭医院を利用し、当日のうちに健診結果を地区病院に持参し予防接種を受けます。

9.病気になった場合(医療機関等)

 基本的には、どの病院も予約なしで受診可能です。日本語対応の医師はほとんどなく、一部の医師は英語での対応が可能ですが、モンゴル語の通訳ができる方といっしょに受診することを勧めます。ホテルからの依頼で、病院からの医師の往診が可能な場合があるので、宿泊先で尋ねてみて下さい。「ウ」市内の主な医療機関の概要は以下のとおりです。

◎ウランバートル市

(1)SOS Medica Mongolia UB international clinic(SOSクリニック、英語表記のみ)

所在地:Баянзүрх дүүрэг, 7-р хороо 15-р хороолол, их тойруу(バヤンズルフ区第7ホロー), 4a Building:東交差点からイフトイローを北に上がった北東角で、科学技術大学(コンピューターサイエンスマネジメント学部)の、道路を挟んだ南側

電話:11-464325、464326、464327、91913122(時間外)

診療時間:月〜金曜、09時00分〜18時00分、緊急時は24時間電話対応

診療科目:家庭医による一般診療(メンバーのみ)、緊急時の応急対応など

概要:プライマリーケア(一次・家庭医療)から緊急時の対応まで、国際標準のトレーニングを受けたモンゴル人または外国人医師の医療ケアが提供される。メンバーシップ制のクリニックであるが、旅行者に対しては旅行者診療制度が用意されているため受診可能。診療費は現金(米ドル可)またはクレジットカードで支払う。入院を必要とする重大な病気や大きなけが以外は、先ず受診すべき医療機関と考える。狂犬病の暴露後(受傷後)のグロブリンを含む処置が可能な、唯一の医療施設である。診療時間外は、電話で医師らを呼び出す体制となっているため、必ず事前に連絡すること。

(2)Улаанбаатар СонгДо Эмнэлэг(ウランバートル・ソングド病院)

所在地:Сүхбаатар дүүрэг, Чойдог гудамж(スフバータル区、チョイドグ通り)、第一病院の西側

電話(代表):70129000  ファックス:70111164

診療時間:月〜土曜、09時00分〜17時00分(土曜は13時00分まで)、救急受付なし

診療科目:外科、内科、内視鏡センター、検診センター、歯科

概要:2007年12月に開院した韓国系の私立病院で、国内最新の総合病院。

消化器疾患に重点をおいており、日本への留学経験のある内視鏡担当医がいる。最新のCTやMRI が配備され、画像診断および病理診断は韓国国内に依頼する。多くの企業の検診も請け負っている。韓国人の院長は消化器外科医。

(3)Гэмтлийн Эмнэлэг(国立外傷病院)

所在地:Баянгол дүүрэг(バヤンゴル区)、第三病院の北側

電話・ファックス:11-687795

診療科目:整形外科、外傷外科(頭部、胸腹部)、麻酔科、理学療法科

概要:大きな救急外傷を扱う唯一の医療機関。交通事故などによる外傷や整形外科疾患では、ここを受診することになる。2008年、最新鋭のCTが導入されたが、時間外は稼動していない。施設・設備の老朽化が激しく、外国人の利用はやむをえない場合に限られる。手術などの外科的処置は、可能な限り本邦に帰国して受けるべき。

(4)Клиникийн Нэгдсэн III Эмнэлэг(第三病院)

所在地:Баянгол дүүрэг, Энхтайвны өргөн чөлөө(バヤンゴル区、エンフタイワン通り),Ard Ayush - 1, Ulaanbaatar 26

電話:11-684049,687885

概要:通称シャスティン病院。国内で脳外科と循環器疾患に対応可能な唯一の病院。

(5)Клиникийн Нэгдсэн II Эмнэлэг(国立第二病院)

所在地: Баянзүрх дүүрэг, Энхтайвны өргөн чөлөө(バヤンズルフ区、エンフタイワン通り)、英国大使館の東側、東交差点の西付近

電話・ファックス(代表):70150200

救急車:70150234, 70150235

概要:かつては国家の要人や外国要人対象の病院であったが、現在は、地区病院の側面が強くなっている。

(6)Клиникийн Нэгдсэн I Эмнэлэг(国立第一病院)

所在地:Сүхбаатар дүүрэг, Энхтайвны өргөн чөлөө(スフバータル区、エンフタイワン通り)、国立健康科学大学向かい

電話:11-311544, 11-325122  ファックス:11-328857

救急受付:11-323372

概要:2006 年までは医科大学病院としての機能もあったが、現在は大学とは独立している。2006 年にMRI が設置された。韓国と共同で腎移植を10数件行っている。

(7)Ионсэй Эмнэлэг(ヨンセイ病院)

所在地:Сүхбаатар дүүрэг, Энхтайвны өргөн чөлөө(スフバータル区、エンフタイワン通り)、第一病院の東側

電話:11-310945

診療時間:月曜〜土曜、09時00分 〜 17時00分 (昼休みあり、土曜12:30まで)

診療科:内科、耳鼻科、小児科、婦人科(韓国人医師の診察日は限られている)。

概要:韓国系の私立病院で、ウランバートル市が1/2を出資している。胆嚢や虫垂の日帰り腹腔鏡下切除も手がけている。基本的に入院施設はない。

(8)Халдварт Өвчин Судлалын Үндэсний ТөвХӨСҮТ国立感染症センター)

所在地:Баянзүрх дүүрэг(バヤンズルフ区)Нам-Ян-Жу-гийн гудамж、ナラントール・ザハの北側

電話:11-450491

概要:HIV/AIDS、ウイルス性肝炎、結核、ペスト、赤痢、インフルエンザなど、すべての感染症患者はこの病院が取り扱う。隔離病棟も保有する。一部の予防接種や感染症の検査も受けられる。広い敷地内に建物が分散しているため、通訳とともに受診することが望まれる。AIDS、結核検査は外国人でも無料で受けられる。

(9)Ачтан Эмнэлэг(アチタンエリット病院)

所在地:Баянгол дүүрэг, Ард аюушийн гудамж(バヤンゴル区、アルドアヨーシ通り)、第三病院の東側

電話:11-689624, 689623

概要:私立病院。第三病院との強い関係がある。アメニティは清潔感があり、サービス面でも努力が認められるが、医療レベルが他の国立病院よりも優れているとは限らない。超音波検査器、CT とも比較的新しくメンテナンスも良好。

(10)Хатагтай эх барих, эмэгтэйчүүдийн Эмнэлэг(ハタグタイ産婦人科病院)

所在地:Сүхбаатар дуурэг(スフバータル区):ダシチョイロン寺院脇

電話:11-353780

診療時間:月〜土曜、9時00分〜18時00分(土曜は17時00分まで)、緊急時24時間受付可。

概要:ドイツ留学経験のある産婦人科医師が診察。小児科は母子センターの医師による外来診療のみ。妊婦健診の利用は可。分娩に関しては、小児科医師の対応がないため、本邦での出産を勧める。

(11)国立母子センター病院

所在地:Amarsanaa

概要:国内唯一の三次周産期および小児医療施設。全国から、重症の妊産婦と小児を受け入れる。邦人の受診も受け入れているが、利用は不可避の場合に限られる。

(12)検査(血液検査、レントゲンやMRI・CT)だけを依頼できる医療機関

GYALS(東交差点の北東角)、Mobio(ナラントゥールザハ西側)

<歯科>

歯科のレベルは年々上昇していますが、衛生面で心配な部分も若干残っていて、比較的お勧めできると思われる歯科診療所は以下の通りです。

(1)Ceramo Dental Clinic

所在地:Баянзүрх дүүрэг(バヤンズルフ区)、SOSクリニック2階

電話:11-464330

概要:英国で研修を受けたという女性歯科医がグループで開業。機材等は新しく信用がおける。日本語の通じるドクター(女性)が1人いる。ホワイトニングなども行っている。

(2)Энэрэлдэнт(エネレルデンタルクリニック)

所在地:Баянзүрх дүүрэг(バヤンズルフ区)、第二病院横

電話:11-458847

概要:神戸医療生協なでしこ歯科診療所が中心となってサポートしている。院長(女性)は日本語が堪能。

(3)Хопе(ホープデンタルクリニック)

所在地:Чингэлтэй дүүрэг, Энхтайвны өргөн чөлөө(チンゲルテイ区、エンフタイワン通り)、ノミンデパートの西方

電話:11-310490

概要:在留邦人が経営。院長(女性)は日本語が堪能。

(4)健康科学大学内歯科診療所

概要:歯学部長はじめ、日本語を解する医師が複数名いる。韓国製のインプラントを扱う。

10.その他の詳細情報入手先

 在モンゴル大使館ホームページ:http://www.mn.emb-japan.go.jp/index_j.htm他のサイトヘ

 在モンゴル大使館メールアドレス:jpemb@mongol.net

 大使館玄関に小冊子「安全の手引き」を用意していますのでご利用ください(無料)。

 地方都市の医療情報については、今後調査予定です。

11.現地語一口メモ

 現地語表記はロシア語と同じキリル文字ですが、言葉は全く異なります。歴史的にロシアとの関係が強く、現在でも学校教育の中にロシア語の授業があり、医学用語にもロシア語が用いられることが少なくありません。英語や日本語の分かる医師も徐々に増えてきていますが、あまり期待はしないでください。

語彙:
日本語 現地語 カタカナ読み
医師 Эмч エムチ
下痢をしている 軽い場合:гүйлгэх グイルゲフ
重い場合:суулгах ソールガフ
下痢止め Гэдэсний эм ゲデスニー エム
食中毒をおこす Хоолны хордлого авах ホールニー ホルドゥロゴ アヴァハ
吐気がする Бөөлжис хүрэх ブールジス フレフ
気分が悪くなる Дотор муухайрах ドトル モーハイラハ
食欲がなくなる Хоолны дуршил муудах ホールニー ドゥルシル モーダフ
便秘になる Өтгөн хатах ウトゥグン ハタハ
〜が痛い 〜өвдөөд байна 〜ウブドゥードゥ バイン
Толгой トルゴイ
Нүд ヌド
Чих チフ
Шүд シュド
のど Хоолой ホーロイ
Цээж ツェージ
おなか Гэдэс ゲデス
背中 Нуруу ノロー
Ууц オーツ
腎臓 Бөөр ブール
Гар ガル
Хөл フル
Шарх シャルハ
ケガをする Гэмтэх ゲムテフ
骨折する Яс хугарах ヤス ホガラハ
出血する Цус алдах ツォス アルダハ
皮膚が痒い Арьс загатнах アリス ザガトナハ
咳が出る Ханиалгах ハニアルガハ
咳が止まらない Ханиалгалт намдахгүй байх ハニアルガハ ナムダフグイ バイフ
結核 Сүрьеэ スリイェー
くしゃみが出る Найтаалгах ナイタールガハ
かぜをひいた Ханиад хүрсэн ハニアド フルスン
熱がある Халуунтай ハローンタイ
Эм エム
薬局 Эмийн сан エミーン サン
Аптек アプテク(ロシア語)
痛み止め Өвчин намдаах эм ウブチン ナムダーハ エム
解熱剤 Халууны эм ハローニー エム
錠剤 Таблетка タブレッテカ(ロシア語)
粉薬 Нунтаг эм ノンタグ エム
湿布薬 Гоюу ゴヨー
塗り薬 Тосон түрхлэг トソン トゥルフレグ
カプセル Капсул カプソル
注射 Тариа タリア
短文:
日本語 現地語 カタカナ読み
具合が悪い Биеийн байдал муу байна ビイーン バイダル モー バイン
病院へ連れて行って下さい Эмнэлэгт хүргэж өгөөч エムネレグト フルゲジ ウグーチ
医師/救急車を呼んで下さい Эмч/Түргэн тусламж дуудна уу エムチ/トゥルゲン トスラムジ ドードノー
診断書を書いてください Акт бичиж өгнө үү アクト ビチジ ウグヌー
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