世界の医療事情
モーリタニア

平成27年6月24日

1.国名・都市名

 モーリタニア・イスラム共和国(ヌアクショット)(国際電話国番号222)

2.公館の住所・電話番号

 Ambassade du Japon en Republique Islamique de Mauritanie

 住所:Lots 861, 862 and 519 Ilot E Nord, Tevragh Zeina, B.P. 7810 Nouakchott, Mauritanie
 電話:+222-4525-0977
 Fax:+222-4525-0976

 (休館日:金曜日午後,土・日曜日)

3.担当者

 池田 雄一郎医務官

4.衛生・医療事情一般

(1)気候

 首都ヌアクショットは高温乾燥の砂漠性気候であり,年間を通じ気温が30度を超えることが多く,ほとんど雨が降りません。年間を通して夏服で過ごすことができますが,昼夜の温度差が大きく,特に12月~2月は多少気温が下がるので肌寒さを感じることがあるでしょう。8月、9月に月数日程度の降雨がありますが,排水システムが整っていないヌアクショットでは町中が水浸しになることがあるので注意が必要です。また,砂漠の砂を多く含んだ風が年間を通して吹いているため,乾燥と埃による気道の症状や眼の症状に注意してください。

(2)衛生状態

 一般的に衛生状態は良くありません。水道水は飲料に適さないためミネラルウォーターを飲用してください。また,外食される際はレストランの衛生状態によく注意してください。なお,路上で売られている食品は不衛生なものが多く,飲食にはかなりの危険を伴います。商店で食材を購入する場合は,その品質や保存状態を良く吟味してください。特に卵や肉類,魚貝類は食中毒の可能性があるためよく火を通したものを食べるように心がけてください。湖,河川,衛生的に管理されていないプールは,汚水などで汚染されているほか,住血吸虫などの寄生虫に感染する可能性があるため入らないでください。

(3)医療水準

 首都ヌアクショットを含めモーリタニアの医療水準は低く,また病院の衛生状態も良くありません。当地で販売されている医薬品は流通や保管状態に信頼がおけず,在庫不足のため緊急時に必要なものが手に入る保証がありません。また,当地には救急システムが整備されておらず,急病や怪我などの緊急時には医療機関へ自力で行く必要があります。以上のことより,持参薬の用意など十分な準備をされたうえで渡航してください。また,持病をお持ちの場合は,渡航前に長期の治療計画について本邦の主治医と十分に相談されることをお勧めします。重症の際は治療のため国外への移送が必要となることが考えられますので,高額な医療費や移送費にも対応した海外旅行保険に加入することをお勧めします。

5.かかり易い病気・怪我

(1)マラリア

 マラリアは毎年,年間を通して20万人以上の人が罹患し,数百人の方がなくなっています。モーリタニア北部(Daklet-Nouadhibou州とTiris-Zemour州)を除く全域で感染の危険性がありますが,特にモーリタニア南部からセネガル国境付近にかけて危険性が高くなりますので注意してください。 モーリタニアを含む西アフリカでは,4種類あるヒトマラリアのうち一番悪性度の高い熱帯熱マラリアが大多数を占めています。熱帯熱マラリアは放置すると早い経過で死に至ることがあるため,一刻も早く治療を開始する必要があります。マラリア原虫を媒介するハマダラ蚊に刺された後,1週間~1ヶ月以上の潜伏期をおいて発熱,頭痛,寒気,腹痛,だるさ,吐き気,筋肉痛などが始まります。子供ほど症状が重く,進行が早い傾向があります。

 発熱は37度台から40度台までと個人差が大きいという特徴があります。発熱はマラリアに限ったことではなく他の病気の可能性もありますが,当地ではまずマラリアを疑い血液検査を行います。多少の発熱だからと楽観しないことが大切です。

 予防薬としてメフロキン(MEPHAQUIN, LARIAM),またはプログアニルとアトバコンの合剤(Malarone)が推奨されています。特にモーリタニア南部に滞在される方は予防内服を考慮してください。治療は,ACT治療薬(アルテミシニン ベース混合治療薬)であるCoartemなどを用います。いずれの薬も当国の薬局では手に入らない可能性がありますので注意してください。

 防蚊対策も有効な予防手段です。電気蚊取り器,蚊取線香,防蚊スプレーの使用や,長袖・長ズボンなどの肌を露出しない白系統の服装(ハマダラ蚊は黒色を好みます)等に留意してください。ハマダラ蚊は夜間(夕方~明け方)に活動するので夕方以降の外出を避け,就寝時は蚊帳の使用が望ましいでしょう。日本製の防蚊スプレーは有効成分DEETの濃度が10%台以下と低く(欧米では成人の場合20-30%濃度のものが勧められています),2時間程度しか効果が持続しないためスプレーを繰り返す必要があります。現地薬局で購入可能な防蚊スプレーはDEET濃度が高いので持続時間は長いですが,その分身体への毒性があるので眼,鼻,口などの粘膜部分,傷のある部位への使用を避けてください。特に小児に対する高濃度DEETの使用や頻繁な使用によって脳症の発生が報告されています。使用後は手に付着しているDEETが口から体内に入ることがないように,外出から帰ったら洗い流す必要があります。

(2)黄熱病

 モーリタニアはWHO(世界保健機構)による黄熱リスク国となっています。日中に活動するネッタイシマカに刺され感染するウイルス疾患で,発熱,肝機能障害,黄疸が見られます。
 入国条件として,黄熱病が流行している地域から入国する場合は,1歳以上の旅行者に黄熱病ワクチン接種の証明書(通称イエローカード)の提示が必要です。しかし,それ以外の場合も含め状況は流動的ですので注意してください。いずれにしろ,当国内には危険地域が存在しますので,特にモーリタニア南部に行くことを予定している方には黄熱病ワクチン接種をお勧めします。

(3)感染性胃腸炎(赤痢,アメーバ赤痢,コレラ,サルモネラ他)

 原因となる病原体は様々ですが,当国では非常によく見られる病気です。食料品購入時によく吟味する,不衛生なレストランを避ける,などの注意が必要になります。また,不衛生な水,食物や食器から感染する以外に,排便後の手洗いが不十分であることなどにより,付着していた病原体が手や口から侵入して感染する場合もあります。
 下痢,腹痛,嘔吐,腹満,便秘などが主な症状で,発熱などの感冒様症状を伴うこともあります。特に重症の可能性のある症状として,血便,強い腹痛,頻繁な下痢,長期に続く下痢,立ちくらみ,関節痛や全身のだるさなどの強い全身症状,が挙げられ直ちに病院で検査,治療を受ける必要があります。症状に合わせて整腸剤や抗生物質などが処方されますが,下痢による脱水がひどいときは点滴が必要となります。なお,感染性の胃腸炎の場合,下痢止めは病原体の排泄を遅らせ結果として症状が長引く場合がありますので,自己判断での服用は一般的にはお勧めできません。

(4)腸チフス,パラチフス

 赤痢やコレラなどの感染性胃腸炎と同じく,水,食物から経口的に感染します。感染後約7日~21日を経て,38度以上の発熱,頭痛,全身のだるさが出現します。上記の胃腸炎と違って,下痢,吐き気,嘔吐といった消化器症状が出現しない可能性があります。高熱のわりに脈が少ない(毎分100回以下),胸,腹,背中に直径2~5mm程度のピンク~紅色の発疹(バラ疹;熱が高いときに出現し数時間で消えます),脾臓が腫れる,などが特徴です。治療を行わず回復しても,2~3週後に腸に穴が開いたり腸出血をおこし死に至ることがありますので,必ず医療機関を受診し検査および治療を受けてください。

(5)A型肝炎

 経口感染するウイルス性の伝染病で慢性化することはありませんが,時に劇症肝炎となり重症になります。生牡蠣など,貝類の生食で感染することが多いですが,それ以外の食物からも感染します。渡航前に予防接種を済ませておくことをお勧めします。

(6)消化管寄生虫症

 生野菜・果物(イチゴ等)に付着した寄生虫卵から感染します。一般的な消毒薬では寄生虫卵は死にませんが,流水でよく洗うことが効果的です。例えば,イチゴは一粒ずつ,レタスはひだの中まで,丹念に洗います。また,肉類に寄生虫の幼虫が含まれている場合がありますので,十分な加熱調理が必要となります。症状は,慢性的な下痢,腹痛,腹部違和感などです。

(7)髄膜炎菌性髄膜炎

 世界中での発生がみられますが,特にアフリカサハラ砂漠の南方,セネガルからエチオピア,スーダンにかけては“髄膜炎ベルト”と呼ばれる流行地域で,モーリタニアもその地域に属しています。高熱,関節痛,嘔気,精神症状などを来たし,重症例ではけいれん,意識障害から死に至る場合もあります。抗生物質で治療しますが,前もって予防接種をうけておくことを推奨します。髄膜炎菌は数種類が同定されていますが,より多くの菌種に対応した4価髄膜炎ワクチンの接種が望まれます(髄膜炎ワクチンは2価のものと4価のものが存在します)。

(8)狂犬病

 狂犬病ウイルスに感染した感染動物(犬,猫,コウモリなどの哺乳類)に咬まれたり引っかかれたりすることで,唾液に含まれるウイルスが人に感染します。モーリタニアでは野犬が非常に多く,危険性が高いと言えます。約1~3ヶ月の潜伏期を経ていったん発症すれば治療法がなくほぼ確実に死亡する危険な病気ですので,咬傷前後の対応により発症を予防することが重要になります。
 動物に咬まれるなど接触した際は,傷口をすぐに石けんと水でよく洗い流してください。その後,咬傷後24時間以内に狂犬病ワクチンの“曝露後接種”を開始する必要がありますので直ぐに医療機関を受診して治療を受けてください。モーリタニアの場合はヌアクショットの国立公衆衛生学研究所(Institut National de Recherches en Santé Publique;後述)などで曝露後接種が可能です。曝露後接種では,咬傷後1ヶ月以内に合計5回の接種が必要となります。
 しかしながら,咬傷後の治療を一通り行っても,咬傷の場所や程度によって発症が防止できなかった例が世界では散見されるため,予め狂犬病ワクチンの“曝露前接種”を行っておくことが望ましいでしょう。暴露前接種を行っていても,咬傷後は暴露後接種などの治療が必要となりますので注意してください。
いずれにしましても,まずは,動物に近づかない,決して触らないことが一番大切です。

(9)結核

 結核菌が原因となる感染症で,全世界で流行していますが特に発展途上国で多くモーリタニアでも10万人あたり794人(2012年;WHO)の感染者がおり世界平均の169人を大きく上回っています。
 肺に感染する肺結核のほか,10~20%に肺外結核を認めます。感染患者が咳をすることにより,その分泌物の飛沫核が空気中に長時間(約2~3時間以上)漂うことで空気感染します。
 症状の経過はゆっくりで,数週間~数ヶ月の単位で体のだるさ,微熱,寝汗,体重減少などの症状から始まり,空咳(痰の伴わない咳)などの呼吸器症状が出現してきます。2週間以上続く咳がある場合には注意が必要ですので,医療機関を受診してください。

(10)性感染症(HIV,B型肝炎他)

 HIV感染症は世界中に見られますが,モーリタニアでは10万人あたり276人(2012年;WHO)と世界平均の511人(2012年;WHO)を下回るものの高い感染率を記録しています。また,B型肝炎ウイルスのキャリア(ウイルス保有者)は全国民の1割とも2割とも言われております。
 これらのウイルスは,性行為のほか血液を介しても感染することから,輸血,出産時の母子感染,汚染した針の使い回しも問題となります。HIVウイルスは,感染後約5年前後をかけて感染者の免疫力を奪っていきます(後天性免疫不全症候群:AIDSの発症)。この間無症状のこともあるので,感染の事実に気づかないケースも多くあります。B型肝炎ウイルスは,急性に劇症肝炎を引き起こすほか,慢性化して慢性肝炎から長期的に肝硬変,肝臓癌の原因となります。B型肝炎は予めワクチンの接種をすることをお勧めします。

6.健康上心がける事

(1)日焼け,熱中症

 日差しは年間を通して強いため,帽子,日傘,サングラス,日焼け止めクリームなどを使用してください。
 また,高い気温のため,屋外にいると喉の渇きが出る前に汗で水分が失われます。常にミネラルウォーター等の水分を携行し,水分補給に努めてください。頭痛,だるさ,発熱は熱中症の症状ですのでご注意ください。
 熱中症の重症例は熱射病と言いますが,意識障害や腎不全などの全身の臓器の障害から死に至ることがありますので,早めの休息や医療機関への受診をお勧めします。

(2)大気汚染,砂塵

 粗悪な燃料や整備不良の車による排気ガスで大気汚染が見られます。また砂漠からの砂塵の影響で呼吸器に異常がでる方が多くいます。喘息等で呼吸器が弱い方は,マスク等で予防に努めてください。

(3)交通事故

 モーリタニアでは自動車の運転が荒く,交通規則も守られないことが多いため交通事故に注意してください。また,医療体制が十分ではないため,手術が必要な場合など重症の救急外傷への対応が困難であることが予想されます。

7.予防接種

(1)赴任に必要な予防接種

  • 成人:黄熱病,破傷風,A型肝炎,B型肝炎,狂犬病,髄膜炎菌性髄膜炎,腸チフス,ポリオ
  • 小児:上記に加え,日本で実施されている定期の予防接種(ジフテリア,百日咳,ポリオ,麻疹,風疹,結核(BCG)),任意の予防接種(おたふくかぜ,水痘,肺炎球菌ワクチン,インフルエンザ桿菌B型ワクチン(HIB))
    (注)当地で流通するワクチンは輸入ワクチンで在庫は不安定です。また,その保存状態に問題がある可能性があるため,当地でのワクチン接種は基本的にはお勧めできません。モーリタニア国外の信頼できる医療機関での接種をお勧めします。

(2)小児定期予防接種の一覧

小児定期予防接種の一覧
  初回 2回目 3回目 4回目
BCG 出生時
B型肝炎 出生時
ポリオ(経口) 出生時 6週目 10週目 14週目
ポリオ(注射) 14週目
PENTACOQ (注1) 6週目 10週目 14週目
肺炎球菌 6週目 10週目 14週目
ロタウイルス 6週目 10週目
麻疹 9ヶ月
  • 注1:ジフテリア、破傷風、百日咳、B型肝炎、インフルエンザ菌の5種混合ワクチンです。
  • 注2:風疹、水痘、おたふくかぜのワクチン接種は行っていません。また、コレラ、腸チフスについても行っていません。これらのワクチンを希望する際は、薬局で購入した上で私立病院で接種をお願いすることになります。

 いずれも,接種時期,回数が日本と異なり,接種計画を立てる際,注意が必要です。

(3)小児が現地校に入学・入園する際に必要な予防接種・接種証明

アメリカンスクール

 接種の義務,証明書提出の義務はありませんが,受けた予防接種の種類を申告する必要があります。

リセフランセ・テオドールモノ

 BCG,破傷風,ポリオの接種証明書が必要です。

8.病気になった場合(医療機関等)

ヌクアショット

(1)Clinique CHIVA (クリニック・シヴァ)

 所在地:Tevragh-Zeina
 電話:4525 8080, ファックス:4525 3435
 概要:内科,外科,産婦人科,小児科,歯科などを有する私立病院です。循環器や肝疾患などの専門医は公的病院から非常勤で来ています。入院ベッドが約20床あり,虫垂炎程度の手術は可能です。レントゲン,CT,MRI,エコー検査が可能です。また,マラリアの検査,治療が可能です。原則的に24時間対応をしていますが,時間帯によって専門医が不在になります。英語は通じません。支払いは基本的には現金(ウギアのみ)ですが,相談によってはクレジットカードや小切手も可能です。
 2014年7月現在,病院は改築中で正面玄関は工事中ですが診療は継続して行っております。

(2)Clinique Kissi (クリニック・キシ)

 所在地:Ilot A 743 , Tevragh-Zeina
 電話:4529 2727, 2260 1135, 2263 1400
 概要:病床数が25床の私立病院で,診療科としては内科,外科,産婦人科,小児科,歯科などがあります。専門医は夕方遅く以降でないと勤務しておらず,事前の確認が必要です。英語は通じません。

(3)Docteur Fabinne Cherif-Bretz (ドクター・シェリフ)

 所在地:カトリック教会近く
 電話:4525 1571
 概要:個人クリニックで,外国人を多く診察しています。内科の女性の医師(院長)と呼吸器専門医の2名で診療を行っています。小児科,内科等のプライマリーケアを行っています。心電図,血液検査,レントゲン設備があります。入院施設はありません。支払いは現金のみです。院長はある程度,英語での会話が可能です。

(4)Dr Melhem HANNA (ドクター・ハナ)

 所在地:Avenue Kennedy
 電話:4525 2398
 概要:個人クリニックで,外国人を多く診察しています。小児科,内科等のプライマリーケアを行っています。心電図や心臓エコーはありますが,レントゲン設備や入院設備はありません。英語での受診が可能です。

(5)Dr.Mohamed Ould El Hassen(ドクター・ハッサン)

 所在地:Rue du MonotelMoussa Optiqueの隣)
 電話番号:4644 9990, 4525 7015, 4641 9968(Dr直通)
 概要:眼科の個人クリニックです。診察室は比較的清潔で検査機器も新しい物があります。平日は眼科外来を行い,週末にはクリニックの手術室で白内障などの手術を行っています。英語は通じません。

(6)Dr.BAH Abass(ドクター・バー)

 所在地:カトリック教会の隣,レストランLa Medinaの向かい
 電話番号:3632 1868
 概要:歯科の個人クリニックです。クリニック内は清潔です。歯科治療は場合によって頻回の通院治療が必要となりますので,初回受診時に見込み治療期間と費用について担当医と相談する必要があります。

(7)Centre Hospitalier National de Nouakchott

 所在地:Tevragh-Zeina
 電話番号:4525 7261,ファックス:4529 2954
 概要:モーリタニア国内で最大規模の国立病院で,病床が約380床あります。内科,外科,産婦人科,小児科,手術部,救急部,透析施設等があり,血液検査機器,レントゲン,CT装置を備えています。しかし,病院内は衛生的とは言えず,受診する現地人で雑然としています。緊急時などのやむを得ない場合のみ受診をお勧めします。英語は通じません。

(8)Institut National de Recherches en Santé Publique

 所在地:Avenue Gamel Abdel NasserCentre Hospitalier National de Nouakchottの南方)
 電話番号:4525 3134
 概要:モーリタニア国内の感染症調査,公衆衛生検査,ワクチン管理を行っている国立の研究所です。具体的な仕事の内容として,HIV,マラリア,住血吸虫などの疫学調査,ワクチン接種,水道水や河川の水質調査などが挙げられます。
 動物咬傷を受けた方への狂犬病ワクチン接種や,国外への渡航者に対する黄熱病ワクチンの接種を行っています。外国人が接種を希望する場合は,手続きが必要となりますので直接お問い合わせください。英語は通じません。

(9)Pharmacy Kennedy

 所在地:Avenue Kennedy
 電話番号:4525 3693
 概要: ヌアクショット在住の外国人や外国人医師からの信頼の厚い薬局です。主にフランスから輸入した薬を販売しています。マラリア治療薬のコアルテムや防蚊スプレーなどを置いていますが,在庫は流動的なので確認が必要です。英語は通じません。

ヌアディブ

(1)Clinique de la SNIM CANSADO

 所在地:CANSADO(カンサドー)地区  電話番号:4574 2800, 2059 6765(緊急)
 概要:約40床の病床を持つ診療所で,外国人も多く診療しています。病院内は清潔で診療実績もあるため,ヌアディブ市内では比較的信頼できる医療施設です。内科,腹部外科があり消化器を中心に簡単な手術も行っています。小児科医はいませんが小児の診察も受けています。婦人科,耳鼻科,眼科は公立病院から非常勤で医師が来ています。耳鼻科医,眼科医は不在のときもありますので事前にご確認ください。怪我などの重症の際は治療ができませんが,診断と応急処置を行って市外への搬送が必要かどうかを判断してくれます。
 基本的にはSNIM社(国営の鉱山会社)の社員とその家族か,受診契約を結んだ方のみが受診可能です。しかし,それ以外でも診療が可能な場合がありますので,直接お問い合わせください。支払いは基本的に現金ですが,後払いも可能です。

(2)Centre Hospitalier de Nouadhibou

 所在地:Saleh地区
 電話番号:2247 0054, 2247 0054(救急)
 概要:病床80床を有する公立の総合病院です。内科,外科をはじめ,市内で数が少ない専門科の医師も在籍しています。また,市内で唯一の CTを保有しており,外傷に備えて輸血を病院内で調達,保管を行っています。狂犬病ワクチンを市内で唯一保管している施設です。ただし,院内は衛生的とは言えず,外国人の受診に適しているとは必ずしも言えません。

(3)Dr. Mohamed Ali(ドクター・モハメッド・アリ)

 所在地:スペイン領事館そば
 電話番号:2206 1655
 概要:Dr.Mohamedは,個人のクリニックを経営する傍ら,スペイン海軍やスペイン船籍の船員を対象に医療コンサルタントをされています。総合内科医として内科全般を専門としていますが,専門医に多くの人脈を持ち,専門外の疾患の場合は紹介してもらえます。かかりつけ医として利用が可能です。英語は通じません。

(4)Cabinet dentaire ER RAHA

 所在地:スペイン領事館そば
 電話番号:4646 5572 (Dr.Fadel直通), 4628 7714 (Dr.Sene直通)
 概要:外国で歯科医療を研鑽したDr.FadelDr.Seneによって経営されている歯科クリニックです。入り口は清潔とは言えませんが,院内は清潔です。英語は通じません。相談により後払いが可能です。

(5)Pharmacie Hammady

 所在地:スペイン領事館そば
 電話番号:4800 0001, 2241 0233(薬剤師直通)
 概要:主にフランスから輸入した薬を販売しており,多くの外国人が利用しています。薬剤師が常駐し,薬の販売だけではなく医療相談にも応じてくれます。

9.その他の詳細情報入手先

10.現地語・一口メモ

 公用語はアラビア語ですが,実務言語としてフランス語が通じます(主要言語フランス語をご参照ください)。


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