在外公館医務官情報

ギニア

2010年10月

1.国名・都市名

 ギニア共和国 (コナクリ) (国際電話国番号224)

2.公館の住所・電話番号

 休館日:金曜日(午後)・土曜日・日曜日

3.医務官駐在公館

4.衛生・医療事情一般

概要

 国土面積は24万5857平方キロメートルで日本の本州とほぼ同じ、人口は約990万人(2008年現在)です。20世紀初頭フランスの植民地となり、1958年に独立しました。公用語はフランス語で、国民の90%以上がイスラム教徒です。

気候

 「西アフリカの給水塔」と呼ばれる高温多湿地域で、平均最高気温は年間を通して30度〜34度、年間雨量は4,000ミリメートルを超えます。乾季(11月上旬〜5月上旬)と雨季(5月中旬〜10月下旬)に分かれ、乾季には強い風(ハルマッタン)とともに砂漠からの砂が舞い、雨季には激しく降り続く雨で至る所が冠水し生活に大きな支障を来します。

地誌

 シェラレオネの最南端を要として、扇状に西から東へ、沿岸(海岸)ギニア・中部ギニア・高地ギニア・森林ギニアの4地方に分割されます。セネガル・ギニアビサウ・マリ・象牙海岸・リベリア・シェラレオネの6隣国に囲まれ、歴史・社会・政治・経済・文化等に様々な影響を受けてきました。

衛生状態および医療水準

 衛生概念が日本と大きく異なります。市場や路地の屋台で販売されている飲食物は清潔とは言えず、下痢や嘔吐の原因となることが頻繁です。
公衆トイレはありません。

 医療設備及び医療技術のレベルは低く、薬剤不足も深刻です。軽症であれば受診可能な医療機関(私立)は3・4施設ありますが、いずれも英語はほとんど通じません。高度あるいは専門的な医療は期待できず、邦人の重症例は全てヨーロッパ等への緊急搬送が必要となります。
海外旅行保険の加入は必須です。

5.かかり易い病気・怪我

(1)マラリア

 雨期への移行期に頻発する傾向があり、毎年3万例以上の発生が報告されます。重症化しやすい熱帯熱マラリアが大半で、当地における成人病気死因の約15%・第1位となっています。

 マラリア原虫に感染したハマダラカに刺された後、1〜2週間の潜伏期間をへて突然の高熱で発症します。頭痛・寝汗・倦怠感や下痢が見られることもあります。

 重症化をさけるため早期診断・早期治療が大切です。他の疾患の可能性もありますが、突然の高熱時はまず速やかに医療機関を受診してください。

 クロロキン耐性マラリアも報告されています。

 地方へ行く時は、予防内服が必要となる場合がありますので医師に相談してください。

(2)感染性胃腸炎(下痢・嘔吐)

 不衛生な食事・水を摂取することにより発生します。潜伏期間は様々です。一般的な下痢症の他、雨季にかけてはコレラ・赤痢・腸チフスも発生します。コレラは米のとぎ汁のような水様下痢が特徴です。いずれも脱水を避けるため十分に水分を摂取してください。重い症状が続く時は、点滴や抗生剤服用が必要となりますので医療機関を受診してください。

(3)狂犬病

 野犬が多いです。狂犬病に感染している可能性がありますので、むやみに犬や野生動物に触れないでください。乾季に多いコウモリも感染している可能性がありますので注意してください。万一、野犬等に噛まれた場合は軽症であっても必ず直ちに医療機関を受診してください。

(4)髄膜炎

 髄膜炎菌の飛沫感染で、乾季に多く発生します。症状は発熱・嘔吐・頸部硬直です。

 早期に抗生剤投与が必要ですので、すぐ医療機関を受診してください。

(5)性感染症

 文化的背景の違いがあることに十分留意してください。

 HIVその他性感染症の感染率は高く、注意が必要です。

(6)交通事故

 車両の整備不良・無謀な運転・劣悪な道路事情のため交通事故は多く、死亡事故も多発しています。

6.健康上心がける事

7.予防接種(現地のワクチン接種医療機関等についてはこちら(PDF)PDF

(1)赴任者に必要な予防接種

必要:黄熱病

任意:A型肝炎、B型肝炎、破傷風、腸チフス、髄膜炎、狂犬病

(2)現地の小児定期予防接種一覧

現地の小児定期予防接種一覧
  出生時 6週 10週 14週 9ヶ月
BCG        
ポリオ  
DPT    
B型肝炎    
Hib    
麻疹        
黄熱病        

(3)小児が現地校に入学・ 入園する際に必要な予防接種・ 接種証明書

 上記のスケジュールに従い予防接種を済ませていることが望ましいとされていますが、接種証明書の提出は要求されません。

8.乳児健診

 1歳まで、予防接種時に健診を行います。

 先天性代謝疾患のマススクリーニングは行われていません。

9.病気になった場合(医療機関等)

◎コナクリ

(1)Clinique Ambroise Pare

Dr. Nabil SAAD

所在地:Corniche Camayenne, Conakry

電話:64・25・13・44

概要:私立の総合病院で外国人がよく利用しています。一般的疾患および軽度の外傷に対応可能です。当地唯一のCTが稼働しており、入院設備もあります。

診療日・時間: 月曜日〜金曜日 8時30分〜17時00分(緊急時は24時間対応可能)、土曜日 8時30分〜12時00分

(2)Centre médico-social de l’Ambassade

Dr.Patrick Perrin

所在地:rue du commerce Kkhaloum, Conakry

電話:30・47・10・36

概要:フランス大使館に併設された内科・歯科クリニックで、一般の患者にも対応しています。入院設備はありません。

診療日・時間: 月曜日〜金曜日 8時30分〜13時00分、15時00分〜18時00分、土曜日 9時00分〜12時00分
(各科医師1名のみ。突然の休診もあるので電話にて確認必要)

10.その他の詳細情報入手先

日本大使館医務官・領事

WHOギニア事務所:疾病対策担当者 charge de la lute contre la maladie

11.現地語一口メモ

(公用語はフランス語)

 主要言語の仏語をご参照下さい。

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