報道発表
核軍縮検証のための国際パートナーシップ第3回会合の開催
平成28年6月24日
1 6月28日から30日まで,外務省は,東京において,核軍縮検証のための国際パートナーシップ(IPNDV)第3回全体会合・作業部会会合を開催します。
2 IPNDVは,核兵器のない世界の実現のために不可欠な検証技術・体制の確立のため,様々な側面を検討する取組です。昨年の第1回会合(ワシントン)及び第2回会合(オスロ)に続き,今回初めて日本で開催されます。
3 6月27日には,木原誠司外務副大臣が歓迎レセプションを主催し,また,黄川田仁志外務大臣政務官が28日の全体会合において冒頭挨拶を行う予定です。加えて,7月1日には,会合の意義や成果を発表する記者会見を日本記者クラブで行うほか,東京大学において国際シンポジウムを開催する予定です。
(参考)核軍縮検証のための国際パートナーシップ(IPNDV)(概要)
(1)核軍縮検証とは,核弾頭や運搬手段の削減・廃棄が,条約上の義務や約束にしたがって適切に行われていることを二国間で又は国際的に確認することを指す。
(2)IPNDVは,核軍縮検証のための方途・技術について,核兵器国と非核兵器国が議論・検討するイニシアティブ。2014年12月の米国による提唱で始まった。これまで,2015年3月にワシントンで第1回会合,同年12月にオスロで第2回会合が開催され,当面の目標として,核兵器のライフサイクル(核物質の生産・管理,核弾頭の製造・配備・保管,削減・解体・廃棄等)のうち,「核弾頭の解体及び核弾頭解体に由来する核物質」の検証の方途・技術に焦点を当てた検討を進めることで合意。