報道発表
サモアに対する無償資金協力に関する書簡の交換
平成28年4月29日
1 本29日(現地時間同日),サモア独立国の首都アピアにおいて,我が方澁田一正在サモア大使と先方トゥイラエパ・ファティアロファ・ルペソリアイ・サイレレ・マリエレガオイ首相(H.E. Mr. Tuilaepa Fatialofa Lupesoliai Sailele Malielegaoi, Prime Minister, Independent State of Samoa)との間で,供与額2億円の無償資金協力(経済社会開発計画)に関する書簡の交換が行われました。
2 サモアは,農林水産業,観光業等を主な産業としていますが,消費財の多くを輸入に頼っているため慢性的な貿易赤字を抱えているほか,地震や津波,サイクロン等の自然災害を受けるなど,脆弱性の克服が大きな課題となっています。
3 今回の協力は,サモア政府に対して我が国で製造された機材を供与し,同国における医療水準の向上や防災体制の強化を図ることにより,同国の生活分野における基盤整備を通じた経済社会開発を支援するとともに,アジア太平洋地域における日本製機材の海外展開に貢献するものです。
4 今回の協力は,平成27年5月に開催された第7回太平洋・島サミットにおいて,我が国政府が支援を表明した重点分野である「持続可能な開発」に資する協力(PDF)として実施するものです。
(参考)サモア独立国基礎データ
サモアは,面積2,830平方キロメートル(東京都の約1.3倍),人口約191,800人(2014年,世界銀行),1人当たり国民総所得(GNI)は4,060米ドル(2014年,世界銀行)。