報道発表

OECD開発援助委員会(DAC)による2014年(暦年)の各国ODA実績(暫定値)の公表

平成27年4月8日

 本8日,経済協力開発機構(OECD)開発援助委員会(DAC)事務局が2014年(暦年)の各国のODA実績(暫定値)(PDF)別ウィンドウで開くを公表しました。主要点は以下のとおりです。

1 我が国のODA支出総額(グロス)実績は,ドルベースで前年比30.6%減の156億2,954万ドル(円ベースでは1兆6,543億円(前年比24.7%減))となり,米国,英国,及びドイツに次ぐ第4位となりました(前年第2位)。また,支出純額(ネット)実績では,ドルベースで前年比20.7%減の91億8,829万ドル(円ベースでは9,726億円(前年比14.0%減))となり,DAC加盟国の中で,我が国は,米国,英国,ドイツ,及びフランスに次ぐ第5位(前年第4位)でした。

2 対前年比でODA実績が大きく減少したのは,円安の進行によりドルベースでの金額が減少したことに加え,前年(2013年)には債務救済の実績の増加という特殊要因によりODA実績が増大したものが,2014年にはその要因がなくなったことなどによるものです。一昨年(2012年)と円ベースで比較すると,2014年の支出総額は11.1%増,支出純額は14.9%増となっています。

3 ODA(支出純額)の対GNI比については,DAC全体の平均で0.29%(昨年は0.30%),我が国は0.19%(昨年は0.23%,一昨年は0.17%)となっています。これはDAC加盟28か国中,第18位(昨年と同じ)です。

4 なお,DAC加盟28か国のODA実績合計(支出純額)は,前年比0.1%増の1,352億ドルとなりました。


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