報道発表
コモロ連合に対する無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換
平成27年2月13日
1 2月12日(現地時間同日),コモロ連合の首都モロニ市において,我が方細谷龍平駐コモロ大使(マダガスカルにて兼轄)と先方ヌルディンヌ・ブランヌ外務・協力省担当副大統領(H.E. Mr. Nourdine Bourhane, VICE PRESIDENT, IN CHARGE OF MINISTRY OF EXTERNAL RELATIONS AND COOPERATION)との間で,2億2,000万円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。
2 コモロの主食は米ですが,国内では生産されておらず需要の全てを輸入に依存しています。昨今の穀物価格の高騰により米の価格が上昇し,貧困層にとっては食糧入手が困難な状態が続いており,この協力はこれを改善するものです。
3 我が国は,2013年6月の第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において,対アフリカ支援策の基本理念である「人間の安全保障」の推進を表明しており,この協力により,コモロにおけるコメの供給状況が改善し,食糧不足や栄養不足人口の削減に貢献することが期待されます。
(参考)コモロ連合基礎データ
コモロ連合は,面積は2,236平方キロメートル,人口は約70万人(国連人口基金(UNFPA),2013),一人当たり国民総所得(GNI)は約840米ドル(世界銀行,2012)。