
中満 泉 一橋大学客員教授の国連平和維持活動局政策・評価・訓練部長への採用について
平成20年7月16日
- 今般、潘 基文国連事務総長は、中満 泉(なかみつ いずみ)氏(現一橋大客員教授、元国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)職員)を、平和維持活動(PKO)局政策・評価・訓練部長(D2(注))に採用することを決定した。
(注)国連において、事務総長、事務次長、事務次長補に次ぐ職階。
- 国連本部事務局においては、現在、赤阪広報担当事務次長を除き、管理職クラスの邦人職員はおらず、我が国はかねてより、国連における邦人職員の増強、特に幹部への登用について、努力してきたところである。国連の平和維持活動の政策立案過程に我が国の有意な人材が登用されることは、「平和協力国家」の実現の一環として、平和構築分野における国際機関等の邦人職員の増加を目指す我が国にとり、極めて有意義なことである。
(参考) 中満 泉氏の略歴
2005年より一橋大学大学院教授、2007年より現職。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)旧ユーゴ・サラエボ、モスタル事務所長、旧ユーゴスラビア国連事務総長特別代表上級補佐官、UNHCR副高等弁務官特別補佐官、事務総長室国連改革チーム・ファースト・オフィサー、International
IDEA(民主主義・選挙支援国際研究所)官房長、企画調整局長等を歴任。早稲田大学法学部卒業。米国ジョージタウン大学大学院修士課程(国際関係論)修了。