
国際熱帯木材機関(ITTO)主催「気候変動と熱帯林の持続可能な経営に関する国際専門家会議」の開催について
平成20年4月22日
外務省
林野庁
環境省
- 国際熱帯木材機関(ITTO)は、4月30日(水曜日)から5月2日(金曜日)までの間、横浜において、「気候変動と熱帯林の持続可能な経営に関する国際専門家会議」を開催する。
- この会議では、国際的な専門家及びITTO加盟国の森林政策担当者等により、途上国の森林の減少・劣化に由来する温室効果ガスの排出抑制(REDD)など熱帯林に関連する気候変動の緩和や適応に関する議論が行われる。小町恭士外務省地球環境問題担当大使が共同議長を務める初日の公開フォーラムでは、皆川芳嗣林野庁次長がパネリストを務めるほか、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)等関連する国際機関からの発表も行われる予定である。
- REDDについては昨年12月にバリで開催されたUNFCCC第13回締約国会議(COP13)で議論が行われ、その実施についての検討が始まっている。熱帯林の持続可能な経営を実現するため、途上国における林業分野の能力開発や貴重な熱帯林を擁する国立公園の管理等のプロジェクト支援を行っているITTOが、その知見と経験を通じて、熱帯林が気候変動の緩和・適応に果たす役割についての国際的な議論に貢献していくことが期待される。
【参考】 本件会議は、外務省、林野庁、環境省、横浜市、国際協力機構(JICA)、スイス政府、ノルウェー政府等が後援。