(1) 我が国より、本構想の進展の現状及び現在進行中のF/S(フィージビリティ・スタディ)第2フェーズの途中経過を説明した。引き続き4者でF/Sの11月の完了を目指し、農産業団地とヨルダン国境との適切なアクセスの検討も含め、調査の進展に協力していくことで合意した。
(2) ダミヤ(プリンス・ムハンマド)橋の再建問題につき、ヨルダン側より現状説明が行われた。
(3) 構想具体化を支援するため、農業開発や物流促進に資するプロジェクトにつき、早急な形成と実施に向け協力していくことで合意した。この関連で、農業技術協力プロジェクトが議論され、実現に向け4者で取り組んでいくことで合意した。
(4) これまでの成果や今後の展望を国際社会に対して提示するため、今後数ヶ月以内の早期に、G8サミット前に開催することを希望して、東京で第3回となる4者協議閣僚級会合を開催することで合意した。
【参考】 「平和と繁栄の回廊」構想
(1)本構想は、06年7月、小泉総理の中東訪問において提案。07年3月、日本、イスラエル、パレスチナ、ヨルダンの閣僚レベルにより4者協議立ち上げ会合を開催。07年8月には、麻生大臣が中東を訪問し、ジェリコにおいて第2回4者協議閣僚級会合を開催。
(2)現在、西岸に農産業団地を建設するとともに、西岸からヨルダンを通り湾岸諸国等に向けた物流を促進することで、民間セクターの活性化に基づくパレスチナ経済自立化に寄与することを狙いとしており、日本のODAも活用しつつ、日本に加え、イスラエル、パレスチナ、ヨルダン間の地域協力を通じて推進していく考え。
(3)閣僚級会合に平行して、既に07年6月、10月、12月と3回の事務レベル会合を開催し、農産業団地の具体的建設地を決定する等、積極的に取り組んできている。07年12月からF/S第二フェーズが開始され、建設地に関する適切なアクセス等を含め、農産業団地建設の具体化に向けた調査を実施中。
(4)08年2月の日イスラエル共同声明においても、双方は「二国家解決」のため、本構想を着実かつ速やかに具体化するとの強いコミットメントを改めて表明するとともに、出来るだけ早期に、第3回4者協議閣僚級会合を開催するとの期待を表明した。