(1)我が国より、2008年中に実施予定のF/S第2フェーズにおける調査内容、実施計画につき説明し、各者の同意を得た。この調査には、我が国のみならず、他の三者政府機関も協力して実施することが確認された。
(2)団地建設候補地の拡張を念頭においた用地の収容についてパレスチナから方針と今後の見通しが示された。
(3)アクセスと移動の問題に関しては、団地予定地周辺の既存のアクセス道路を含めて議論が行われ、引き続き四者で検討していくこととなった。
(4)イスラエルやヨルダンからのパレスチナに対する農業分野等における協力の可能性について議論が行われた。
(5)今次会合のプログラムの一部として、四者の参加者は、合同で団地建設予定地付近、周辺の道路、アレンビー(キング・フセイン)橋、ダミヤ(プリンス・ムハンマド)橋周辺等の視察を行い、各施設やアクセスの現状等について現場で意見交換を行った。
(6)次回会合は、2008年初頭に開催することとなった。
(参考) 「平和と繁栄の回廊」構想
(1)小泉総理(当時)は、06年7月、将来の共存共栄の実現に向けた中長期的取組として、地域協力を通じてヨルダン渓谷の開発を図る「平和と繁栄の回廊」構想を提案し、各首脳の賛同を得た。
(2)07年3月14日、日本、イスラエル、パレスチナ、ヨルダンの閣僚レベルにより4者協議立ち上げ会合を開催。3月末より農産業団地建設のための調査(第一フェーズ、07年8月末まで)を開始。6月27日に第1回4者協議事務レベル会合をヨルダンで開催。
(3)8月15日には、麻生外務大臣(当時)の中東訪問の機会に、ジェリコにおいて第2回4者協議閣僚級会合を開催し、リヴニ・イスラエル外相、エラカートPLO交渉局長、ハティーブ・ヨルダン外相が出席した。右会合で、麻生大臣より、(イ)農産業団地をジェリコ県南部に建設、(ロ)本年10月後半に第2回事務レベル会合を域内で開催し、F/S調査の結果を踏まえ具体的な計画について協議を行うこと、(ハ)パレスチナ国家が中長期的に自立可能な経済をもつために、本件構想の推進に引き続きコミットすることを提案し、4者で合意。これを受けて、10月24日及び25日に第2回4者協議事務レベル会合がヨルダンで開催された。