報道発表

我が国の太平洋同盟へのオブザーバー参加

平成25年1月29日
  1. 1月27日(現地時間),太平洋同盟4か国(チリ,ペルー,コロンビア,メキシコ)は,チリで首脳会合を開催し,同会合にて我が国のオブザーバー参加申請が承認されました。
  2. オブザーバー参加が承認されたことにより,我が国は今後太平洋同盟の首脳会合及び外相会合への参加が認められることとなります。我が国は,中南米の中でも開放的経済政策をとる太平洋同盟との関係強化を目的に,2012年12月,同同盟へのオブザーバー参加を申請しました。

 (参考1)太平洋同盟
(1) コロンビア,チリ,メキシコ,ペルーにより構成される。加盟国間の経済統合(物 品,サービス,資本及び人の自由な往来)及びアジア太平洋との関係強化を目的とし,2012年6月に正式に設立された。太平洋同盟へ加盟する条件は,原加盟国全てと自由貿易協定(FTA)を締結していること。
(2) これまで,パナマ,コスタリカ,カナダ,豪州,ニュージーランド,ウルグアイ, スペインがオブザーバー承認されている。
(3) オブザーバーには太平洋同盟の首脳会合と外相会合に参加する権利が与えられる。

(参考2)我が国と太平洋同盟の関係
(1)太平洋同盟のGDPは中南米全体の約35%,貿易額は約55%であり,我が国と太平洋同盟との貿易額は我が国の対中南米全体の貿易額の約7割。我が国は,太平洋同盟4か国のうち,メキシコ,チリ,ペルーと経済連携協定(EPA)を締結済であり,コロンビアとも現在交渉中。
(2)2012年9月,国連総会の際に日・太平洋同盟外相会談を実施。我が国と太平洋同盟の具体的協力分野を協議するための定期事務レベル会合創設に合意。
(3)2012年12月,我が国は太平洋同盟へのオブザーバー参加を申請。

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