報道発表

オニール・パプアニューギニア(PNG)首相の来日の取り止め

平成24年5月22日

 5月22日(火曜日)午後、別所浩郎外務審議官は、ガブリエル・ジョン・クレロ・ドゥサバ駐日パプアニューギニア(PNG)大使(H. E. Mr. Gabriel John Klero DUSAVA, Ambassador of Papua New Guinea)の訪問を受け、ピーター・オニールPNG首相(The Hon. Peter O'Neill, Prime Minister of the Independent State of Papua New Guinea)の来日中止について説明を受けたところ、概要以下のとおりです。

  1. ドゥサバ大使より、オニール首相は第6回太平洋・島サミットへの参加を大いに楽しみにしていたが、昨日、最高裁判所がオニール首相の選出手続につき突然違憲判決を出し、議会において対応を余儀なくされたため、来日することができなくなった、オニール首相は野田総理に大変申し訳なく思っており、その旨をしたためた親書を託されているので、島サミットの高級事務レベル代表(SOM)である別所外務審議官にお渡ししたい旨述べました。
  2. これに対し別所外務審議官より、オニール首相の親書は直ちに野田総理にお届けする旨述べた上で、オニール首相に島サミットに参加頂けないのは残念であるが、首相が置かれている状況はよく理解できる、これによって重要な日PNG関係が影響を受けることのないようドゥサバ大使と緊密に協力したい旨応答しました。
  3. ドゥサバ大使より、オニール政権の全閣僚が対応に忙殺されているため、第6回太平洋・島サミットには自分(大使)がPNG代表として参加するよう本国から指示を受けている旨述べました。これに対し別所外務審議官より、ドゥサバ大使の参加を歓迎するとともに、第6回太平洋・島サミットへの貢献を期待する旨応答しました。
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