報道発表

エジプトPKO訓練センターへの講師派遣

平成23年4月15日
  1. 我が国政府は,4月17日(日曜日)から21日(木曜日)にアフリカ紛争解決平和維持訓練カイロ地域センター(CCCPA)において行われる,平和維持活動に従事するエジプト人要員を対象とした統合訓練コースのうち,国際人道法に関する講師として,内閣府国際平和協力本部事務局より国際平和協力研究員1名(帯刀豊国際平和協力研究員)を派遣することとしました。
  2. 我が国は,平和維持活動の効果的な実施のためには,要員の訓練が重要であるとの認識の下,アフリカ諸国の平和維持能力向上のため,これら諸国のPKO訓練センターへの支援を実施しています。今回の講師派遣のように,今後とも財政面だけでなく,我が国の有為な人材も動員し,効果的な支援を行っていく考えです。

【参考1】アフリカのPKO訓練センターに対する我が国の協力
我が国政府は,2008年から,アフリカの5つのPKO訓練センター(エジプト,ガーナ,ケニア,マリ,ルワンダ)に対し,施設建設・修復,機材供与,研修の実施等,総額約1450万米ドルの支援を開始。2009年度には,さらに3つのPKOセンター(ベナン,ナイジェリア,南アフリカ)に対し,総額約400万米ドルの支援を実施し,さらに,2010年度には,カメルーンでも支援を開始すると共に,3つのセンター(エジプト,ガーナ,マリ)に対する追加支援とあわせ,総額約250万米ドルの支援を実施。

【参考2】アフリカ紛争解決平和維持訓練カイロ地域センター(CCCPA)
CCCPAは,アフリカ大陸の平和維持活動を支援し,アフリカ諸国が危機管理・紛争対処においてより積極的な役割を果たすために,1995年,エジプト外務省が同国国防省の協力のもと設立したPKO訓練センター。1995年以来,PKOの軍事的側面,予防外交,危機管理・民族紛争におけるPKOの役割,PKOの法的側面等の訓練プログラムを実施。我が国は,国際連合開発計画(UNDP)を通じてCCCPAに対し,施設・機材整備,各種訓練プロジェクトの実施等,約350万ドルの支援プロジェクトを実施している。

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