
アフリカPKO訓練センターへの追加支援
平成22年8月16日
- 今般,我が国政府は,アフリカにおけるPKO訓練センターに対し,総額約252万米ドル(約2億3,700万円)の追加支援を行うことを決定しました。具体的には,マリの平和維持学校(EMP),ガーナのコフィ・アナン国際平和維持訓練センター(KAIPTC),及びエジプトの紛争解決・平和維持のためのカイロ地域センター(CCCPA)の3センターにそれぞれ60万ドルの追加支援,カメルーンの治安・平和部隊国際学校(EIFORCES)に約72万ドルの新規支援を行います。
- 我が国は,平和維持活動の効果的な実施のためには,訓練を受けた要員の増加・展開が重要であるとの認識の下,アフリカ諸国の平和維持能力向上のため,アフリカ各地のPKO訓練センターへの支援を実施しています。我が国としては,講師派遣を含め,今後とも効果的な支援を行っていく考えです。
【参考】 アフリカのPKO訓練センターに対する我が国の協力
我が国政府は,2008年に,アフリカの5つのPKO訓練センター(エジプト,ガーナ,ケニア,マリ,ルワンダ)に対し,施設建設・修復,コンピューター等機材供与,研修の実施等,総額約1450万米ドルの支援を行った。2009年度には,更に3つのセンター(ベナン,ナイジェリア,南アフリカ)に対し,総額約400万米ドルの支援を実施した。これまでに,4つのセンターに対し,15名の邦人講師(自衛官6名,文民9名)を派遣した。我が国のこれまでの支援により,1,200名以上の軍人,警察,文民が訓練を受けている。