報道発表

シエラレオネ共和国に対する国際連合児童基金(ユニセフ)を通じた無償資金協力「シエラレオネ共和国における小児感染症予防計画」に関する書簡の交換

平成21年12月2日
  1. 我が国政府は、シエラレオネ共和国政府に対し、ユニセフを通じ、「シエラレオネ共和国における小児感染症予防計画(the Project for Infectious Diseases Prevention for Children in the Republic of Sierra Leone)」の実施に資することを目的として、1億2,200万円の一般プロジェクト無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が、12月2日(水曜日)(現地時間同日)、同国の首都フリータウンにおいて、我が方片上慶一駐シエラレオネ国大使(ガーナにて兼轄)と先方マヒンボ・ムドゥー・ユニセフ在シエラレオネ事務所代表(Mr. Mahimbo Mdoe, UNICEF Representative in the Republic of Sierra Leone)との間で行われました。
  2. シエラレオネは、幼児と子どもの死亡率が世界で最も高い国の一つであり、我が国はユニセフと協力して、2004年から継続的に予防接種率の向上や長期に殺虫剤の効果が持続する蚊帳を配布する支援を行っています。本計画は、シエラレオネ全国を対象にワクチン接種やマラリア対策に必要な資金を供与するものです。
  3. 本件協力の実施により、シエラレオネ全国の1歳未満児がポリオ等のワクチン接種を受けることができ、また、5歳未満児と妊婦が抗マラリア薬の投与を受けることができるようになり、同国の乳幼児及び妊婦の死亡率低下に貢献することとなります。
  4. 我が国は、昨年5月の第4回アフリカ開発会議(TICADIV)において、アフリカ諸国の保健分野における取組への協力の強化について表明しており、本件協力はその支援策の一つです。

(参考)

 シエラレオネ国は、面積約7.17万平方キロメートル、人口580万人(2007年)、人口1人当たりのGNI(国内総所得)約260米ドル(2007年)。

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